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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【田中新兵衛】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2020年2月20日 更新日:

はじめに

ここではシリーズ化して伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【田中新兵衛】です。【田中新兵衛】は岡田以蔵河上彦斎と並ぶ幕末の三大人斬りとされた伝説の剣豪です。薩摩藩士で人斬りといえば中村半次郎が挙げられることが多いですが、実際に暗殺しまくっていたのは【田中新兵衛】の方。それでは【田中新兵衛】について流派や出身地も含め簡単に紹介していきます。

 

出典:https://seesaawiki.jp/

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田中新兵衛

名前:田中新兵衛、田中雄平

流派:示現流

出身:薩摩国

年代:江戸時代後期~幕末(1832~1863)

執拗な暗殺者

田中新兵衛は天保3年(1832)に薩摩前ノ浜の船頭の子、または薬種商の子として生まれたといわれています。諱は雄平。

島津家一門の島津織部の家臣であったとされていますが、これは鹿児島城下の豪商であり、尊皇攘夷の士でもあった森山新蔵が、持ち船の船頭であった新兵衛に士分の株を買い与えたからといわれています。

新兵衛は幼少期より武芸に励み、正確には不明ですが、示現流の分派を極めたとされています。

やがて大久保利通らが結成した精忠組の志士を交わるようになった新兵衛は尊王攘夷思想に目覚め、文久2年(1862)に京に上って海江田信義や藤井良節の元に身を寄せました。

するとある日、岡藩の志士・小河一敏が安政の大獄で長野主膳に協力した島田左近が伏見にいるとの情報を掴みます。

島田左近は関白九条家の家令でありながら、幕府に情報を漏らすスパイとして活動していた人物。

新兵衛らは島田左近を暗殺しようと飛び出しましたが、さすがに島田左近も注意し、隠れ家を点々としていたために失敗してしまいました。

しかし、新兵衛はその後も1ヵ月間、島田左近を探し回り、ついに京都木屋町で襲撃します。

最初の太刀を受けてからも島田左近は散々に逃げましたが、新兵衛は執拗に追いかけ回し、通りの真ん中で止めを刺して先斗町でさらし首にしました。

その後、小河一敏の仲介で土佐勤王党の引き合わされた新兵衛は、西郷隆盛と並ぶ薩摩の大人物である評価され、武市半平太と義兄弟の契りを結びました。

こののち新兵衛は武市半平太のはからいで、土佐浪士・岡田以蔵らと徒党を組んで「天誅」の名のもとに次々に暗殺を行っていくことになります。

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

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人斬りの最期

新兵衛らは本間精一郎、渡辺金三郎、大河原重蔵、森孫六、上田助之丞などを集団で襲って暗殺したといわれています。

文久3年(1863)、尊王攘夷派から開国派にまわったとの噂が流れた公家・姉小路公知が新兵衛たちの次の標的となりました。

御所からの帰り道に襲撃された姉小路公知は、従者が太刀を持ったまま逃走したため、やむなく手に持っていた扇子で応戦せざるを得ませんでした。

武術の心得のあった姉小路公治は、斬りつけられてもひるまずに刺客の刀を素手で掴み、奪い取ろうとしたといいます。

そして揉み合っている間に、もう一人の従者・吉村右京が刺客を背後から刀で突き刺してひるませ、刀を奪われた刺客は同志にかかえられて逃走しました。

その後、姉小路公知は自宅までたどり着いたところで息絶えましたが、刺客の刀をはしっかりと掴んでいました。

やがて刀を頼りに下手人探しが始まり、この刀は新兵衛のものであることが突き止められます。

現場には薩摩下駄も残されていたため、新兵衛は犯人として捕縛され、町奉行の尋問を受けることになりました。

しかし、新兵衛は一言も発さず、隙をついて脇差で腹を斬り、そのまま喉を突いて即死してしまいます。

事件の数日前に新兵衛の刀は盗まれたとの情報があったこと、襲撃の手際があまり悪かったこと、姉小路公知と武市半平太が良好な関係にあったことなどから、真犯人は他にいるのではないかとの憶測がなされましたが、新兵衛が負っていた傷が生き残りの証言と一致していたことから、やはり新兵衛が実行犯であったとされています。

 

出典:https://aucview.aucfan.com/

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時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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