はじめに
この記事ではシリーズ化して伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【今枝佐仲】です。【今枝佐仲】は中国地方に伝わる名流の祖となった伝説の剣豪です。それでは【今枝佐仲】について流派や出身地も含め簡単に説明していきます。
今枝佐仲
名前:今枝佐仲良台
流派:今枝流、初實剣理方一流
出身:伯耆国
年代:江戸時代初期(1646~1702)
家伝の抜刀術
今枝佐仲良台は正保3年(1646)に今枝佐仲良堅の子として生まれました。
父の良堅から家伝の「今枝流」を学んだ佐仲は、江戸に出て伯父の今枝四郎左衛門良政に師事。
その後は、摂津国高槻の永井日向守に仕えました。
しかし、佐仲は仕官の身では武芸修行が十分にできないとして突然、職を辞して浪人となります。
こののちは諸国を巡って剣術修行に明け暮れ、諸流を研究するとともに家伝である「今枝流」を整理していきました。
それまで50本以上あった『抜方』の技を20本に統合して「初實剣理方一流」を名乗ったといいます。
今枝家の兵法が流儀武術として大成したのは、佐仲の曽祖父にあたる宮津京極氏家臣・今枝弥右衛門良重の頃であったといいます。
良重は家伝の剣術に加えて「一傳流」「伯耆流」「疋田陰流」を研究して「今枝流」の根本を整えました。
その後、京極家臣であった「一傳流」の伊藤良隆を養子として共に研鑽を重ね、「今枝流」の基礎を作っていきました。
養子となった良隆は「伯耆流」の片山久安と共に剣技を鍛錬していたといいます。
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