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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【大山格之助】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2019年12月27日 更新日:

はじめに

ここではシリーズ化して伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【大山格之助】です。【大山格之助】は西郷隆盛と硬い友情で結ばれた薩摩藩を代表する伝説の剣豪です。それでは【大山格之助】について流派や出身地も含め簡単に説明していきます。

 

出典:https://www.junk-word.com/

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大山格之助

名前:大山格之助、大山綱良

流派:薬丸自顕流

出身:薩摩国

年代:江戸時代後期~明治(1825~1877)

薬丸自顕流の達人

大山格之助は文政8年(1825)に薩摩藩士・樺山善助の次男として鹿児島に生まれました。

格之助は薬丸兼武、兼義親子から「薬丸自顕流」を学び、奥伝である小太刀を極め、藩中随一の使い手といわれました。

「薬丸自顕流」の奥義中の奥義である槍止めを極めた格之助は、相手に飛鳥のように飛びかかって槍を打ち落としたといいます。

格之介はこの奥義を駆使し、「鏡智院槍術」の有村俊斎が他流試合を申し込んできた時も難なく勝利し、三年後に猛稽古をした有村俊斎が再び挑んできても結果は同じだったといいます。

 

やがて、同じ薩摩藩士の大山四郎助の婿養子となった格之助。

時代は尊王攘夷運動が盛んになっており、格之助も西郷隆盛、大久保利通らとともに『精忠組』に参加して活動しました。

また、剣の腕を見込まれていた格之助は藩から命じられて江戸に行き、ここでも多くの逸話を残しています。

ある日、格之助が刀を用いた大道芸人を見物していたところ、近くにいた「直心影流」の長沼笑兵衛が格之助が相当の剣士であることに気づき、道場に招きました。

格之助は道場で師範代と試合することになりましたが、防具をつけた師範代に対して格之助は木刀一本で臨み、立ち上がった瞬間に一撃で打ち倒して周りを驚かせます。

さらに「薬丸自顕流」の技である打廻りを見せると、格之助を招いた長沼笑兵衛は大変感激していたといいます。

また、格之助が西郷隆盛とともに藤田東湖に会った時は、剣の達人であると紹介されたため、「神道無念流」門下であった藤田東湖の紹介で『練兵館』の塾頭と試合をすることになりました。

ここでも格之助は小太刀を一本だけを持ち、防具をつけた塾頭に挑んで立ち上がった瞬間に打ち込みました。

塾頭はあまりに早いので再試合を頼みましたが、格之助は「この道場では亡者が試合をするのか。(実戦なら一撃で終わりだ)」と笑ったといいます。

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寺田屋騒動と西南戦争

その後、国父・島津久光の上洛に随行した格之助は、その腕を見込まれて文久2年(1862)の寺田屋騒動で奈良原喜八郎ら7名とともに鎮撫使となり、事件の中心的役割を果たしました。

この時、島津久光は過激派藩士たちが説得に応じなかった場合は上意討ちもあるとして、格之助たち剣術に優れた藩士を選んでおり、実際に戦闘になったこの事件での死者は過激派藩士は6名に対し、鎮撫使側は1名のみとなっています。

格之助の活躍としては、梯子下で待機して降りてきた弟子丸龍助を刺殺し、続いて降りてきた橋口伝蔵の足を払って転倒させたと記録に残されています。

 

出典:https://tvfan.kyodo.co.jp/

 

個人の腕では達人の域に達していた格之助ですが、兵を率いた戦闘には苦手だったようで、明治元年(1868)の戊辰戦争では奥羽鎮撫総督府の下参謀になりながらも、庄内藩の反撃で連戦連敗を喫しています。

また、その後の新政府には反感を感じていたようで、長州藩で大楽源太郎が反乱を起こした際は、討伐軍の司令官として鹿児島から派遣されながらも現地到着後に独断で解散を命じて木戸孝允らの怒りを買い、西郷隆盛が詫びる騒ぎとなっています。

それでも格之助は廃藩置県後に鹿児島県の大参事、県令に任命されるなど新政府では重用されていましたが、明治6年(1873)に征韓論争で負けた西郷隆盛らが新政府を辞職して帰ってくると、格之助は私学校設立などを援助して西郷隆盛を助けました。

格之助は新政府に対して租税を納めることを止める一方で、私学校党を県官吏に取り立てて鹿児島県を独立国家のように仕立て上げています。

その後の西南戦争でも格之助は官金を西郷軍に提供していましたが、やがて新政府にその罪を問われて逮捕され、東京に送られて西郷軍の敗北後に長崎で斬首されました。享年53。

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時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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