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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【松山主水】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2018年4月5日 更新日:

はじめに

この記事ではシリーズで伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【松山主水】です。【松山主水】は一種の超能力のようなものを使う伝説のサイキック剣豪ですが、少し性格に難のある人物でもあります。それでは【松山主水】について流派や出身地も含め簡単に説明していきます。

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

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松山主水 

名前:松山主水大吉

流派:二階堂平法

出身:美濃国

年代:戦国時代~江戸時代初期(?~?)

心の一方

松山氏は西美濃十八将の一人・松山刑部正定の一族として美濃に伝わる「二階堂平法」を継いでいました。

竹中半兵衛重治の従弟ともいわれる松山主水は祖父より「二階堂平法」を学び、祖父の名を継いで『主水』を名乗ったといいます。

江戸で浪人をしていた主水は、友人と二人で千住小塚原あたりを歩いている時に若侍たち数十人に因縁をつけられ、友人を斬り捨てられました。

激怒した主水は友人を斬った相手を斬り倒しますが、残った若侍たちに簡単に取り囲まれてしまいます。

そして若侍たちが斬りかかろうとした瞬間、主水は輪の中から消え、若侍たちの背後に立っていました。

主水は胸先に刀を持ち、左手を刀の棟に乗せた不思議な構えをしていて、若侍が斬りかかろうとしてもなぜか体が動きません。

その後、主水は掛け声とともにその場から立ち去っていったといいます。

主水が使った術は「心の一方」または「すくみの術」といわれる催眠術のようなもの。

この術は相手を金縛りにあったように身動きできなくする術であり、主水は12歳のときから祖父に師事して秘伝を伝授されていました。

 

出典:http://blog.livedoor.jp/

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松山主水暗殺事件

その後、主水は熊本藩・細川家に近習として出仕し、藩主・細川忠利の武術師範を務めました。

忠利は主水の手ほどきを受けてから急速に上達し、柳生宗矩と試合して勝つこともありました。

宗矩は突然上達した忠利の剣の腕に首を傾げたといいます。

また、忠利が江戸城へ登るとき主水が行列の先頭に立つと、「心の一方」の術によって混雑していてもスイスイ進むことができました。

主水が左手のひらを下向きに前に突き出すと、行列を横切ろうとする者は動けなくなってしまったといわれています。

また、このころ細川家は改易された加藤家の浪人を受け入れて豪傑と知られた荘林十兵衛は忠利の父・細川忠興の家臣となっています。

隠居していた忠興と忠利は仲が悪く、家臣たちもケンカすることが日常茶飯事でした。

主水もその内の一人である時、忠興の船に飛び乗って狼藉を働いた上で荘林十兵衛を小バカにしました。

この行動に忠興は大激怒。

忠興は家臣の威厳を保つためにも主水暗殺を命令しました。

これにはさすがに主水も焦り、詫びを入れますが許されることはなく、忠利の勧めでしばらく身を隠すこととなりました。

こうして主水は松江村の光円寺に匿われましたが、ここで主水は身体を壊して病の床についてしまいます。

すると、そこに見舞いを装った荘林十兵衛が現れ、いきなり無言で布団の上から主水を刺しました。

主水は「卑怯っ」と叫んで刀を取ろうとしましたが、すでに致命傷を受けており立ち上がることすらできません。

一方、目的を達して安堵した荘林十兵衛は縁側に下りて水を飲んでいました。

すると「卑怯者!」という声とともに、荘林十兵衛の後ろから小姓に斬りつけます。

完全に油断していた荘林十兵衛はまともに太刀をくらって絶命。

薄れゆく意識の中、この状況を見届けていた主水は「でかした・・・」と一言褒めて息絶えたといいます。

主水の死後、この小姓は探し出されて殺され、さらに今度は荘林の子・半十郎が槍で突き殺されるという恨みの連鎖が続きます。

この事態を重く見た忠利と忠興は直接対面して収拾を図ることになりましたが、剣術が盛んな細川藩はこれ以前にも宮本武蔵によって兵法師範の佐々木小次郎が殺される事件が発生するなど、常に血生臭い事件が起こる場所でもありました。

ちなみに主水には村上吉之丞という群を抜いて優れた門弟がおり、細川家に仕官を求めた宮本武蔵に試合を挑んだところ、武蔵は恐れて逃げたという逸話が伝えられています。

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おわりに

「心の一方」という相手を動けなくしてしまう術。

これが本当なら松山主水は「最強」の剣豪ですよ。性格は「最悪」ですけど。

そんなサイキッカー主水も病気には勝てないのか最後は秘技「心の一方」が不発し、何ともあっけない最期。

強いからって何でもやっていいわけじゃありません。

フォースの力をダークサイドに使っちゃうシスのように。

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剣豪名をクリックすると個別の剣豪紹介記事が見れます↓

時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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