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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【高橋泥舟】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2019年10月23日 更新日:

はじめに

この記事ではシリーズで伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【高橋泥舟】です。【高橋泥舟】は「槍の伊勢守」、また「幕末の三舟」の一人として有名な誰からも愛された伝説の剣豪です。それでは【高橋泥舟】について流派や出身地も含め簡単に説明していきます。

 

出典:http://hachiro.navishonai.jp/

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高橋泥舟

名前:高橋泥舟、高橋精一郎、高橋伊勢守

流派:自得院流、忍心流

出身:江戸

年代:江戸時代後期~明治時代(1835~1903)

槍の伊勢守

高橋泥舟は天保6年(1835)に旗本・山岡正業の次男として生まれました。

母方を継いで高橋包承の養子となった泥舟は、生家の山岡家の長兄・山岡静山に就いて槍を修行し、天性の才と努力で『海内無双』『神業』とまで呼ばれるほどになりました。

やがて剛直で一本気な人格が周りから高く評価された泥舟は、幕府が武術奨励のために設立した講武所の槍術師範に抜擢されます。

そして泥舟は一橋慶喜(のちの徳川慶喜)に随行して上京するなどして「従五位下伊勢守」を与えられるほどの信任を得ました。

 

出典:https://plaza.rakuten.co.jp/

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泥舟の幕末

順風満帆に幕府での地位を固めていた泥舟でしたが、文久3年(1863)に清河八郎が献策した浪士組が結成され、その取締役となると状況は一変。

上洛した浪士組は京都に着くと清河八郎が尊王攘夷を掲げて混乱し、泥舟は共に取締役となっていた義弟の山岡鉄舟と共に責任を負わされて謹慎となってしまったのです。

その後、しばらく泥舟は幽閉状態にありましたが、慶応2年(1866)に幕府から呼び出されると新設の遊撃隊の頭取、槍術教授頭取を命じられ、幕臣として復帰を果たします。

しかし、泥舟は鳥羽・伏見の戦いで敗戦すると新政府には恭順するしかないと考え始めました。

そして泥舟は江戸に戻って来た徳川慶喜に恭順を説き、慶喜の謹慎先である上野寛永寺を護衛する役目に就きました。

やがて新政府軍が江戸に迫ると、勝海舟は泥舟の誠実剛毅な人格を見込んで新政府軍との折衝役に選ばれます。

しかし、泥舟は慶喜から親身に頼られる存在であったため、江戸の不安な情勢の中で主君の側を離れることができず、代わりに山岡鉄舟を推薦し、江戸城無血開城は成し遂げられました。

槍のように

その後、泥舟は徳川家が江戸から静岡に移住するのに従って地方奉行などを務め、廃藩置県後は職を辞して東京に隠棲して穏やかな後半生を送りました。

誰からも人柄を愛された泥舟は、山岡鉄舟が亡くなったときも山岡家に残っていた借金の返済のために「この顔が担保でござる」と言って金貸しに借用を頼み、「高橋様なら決して人を欺くことなどないでしょう」と引き受けてもらった逸話を残しています。

のちに勝海舟は「あれは大馬鹿だよ。物凄い修行を積んで槍一つで伊勢守になった男さ。あんな馬鹿は最近見かけないね」と言っていますが、これは槍のように真っすぐに生きた泥舟の生き方を賞賛した言葉だと言われています。

 

出典:http://yomogimochi1012.blog.fc2.com/

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おわりに

勝海舟山岡鉄舟と共に「幕末の三舟」の一人として愛されていた高橋泥舟。

あの気難しい徳川慶喜から信任も得ることができたのは、愚直なまでに人を裏切らない誠実な人物だったからでしょう。

どこまでの実力があったのかは分かりませんが、「槍の伊勢守」として真っすぐに人の心を刺すことができた泥舟は後世に語り継がれるべき隠れた剣豪と言っていいのではないのでしょうか。

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時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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