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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【高田又兵衛】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2018年4月1日 更新日:

はじめに

この記事ではシリーズ化して伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【高田又兵衛】です。【高田又兵衛】はあの宮本武蔵も認めた宝蔵院槍術の達人、伝説の剣豪です。それでは【高田又兵衛】について流派や出身地も含め簡単に説明してきます。

 

出典:https://ameblo.jp/tetu522/

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高田又兵衛 

名前:高田又兵衛吉次

流派:宝蔵院流

出身:伊賀国

年代:戦国時代~江戸時代初期(1588~1670)

槍の又兵衛

高田又兵衛は高田喜右衛門の長男として伊賀国樫村に生まれました。

又兵衛は14歳で「宝蔵院流」の中村直政の門弟となって槍術を学んだのち、直政の推挙で宝蔵院胤栄直々に槍術の指導を受けます。

胤栄から学んでいたのは十文字槍の槍術でしたが、これだけに飽き足なかった又兵衛は相弟子・五坪兵庫に直槍を、柳生松右衛門に「新陰流」を、穴沢如見に薙刀を学んで「宝蔵院流高田派槍術」を完成させたといわれています。

その後、又右衛門は江戸に出て町道場を開き、久世大和守広之、小笠原右近大夫忠真、水野淡路守などに教授を行いました。

元和9年(1623)、又兵衛は久世家の斡旋によって、播磨国明石藩の小笠原忠真に召抱えられ武術指南にあたりました。

また、寛永15年(1638)に起こった島原の乱では、原城攻めに槍手一隊を率いて本丸を陥れる手柄をあげました。

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武蔵との試合

又兵衛が仕えた小笠原氏は宮本武蔵を客分として迎えており、二人は藩主の求めで試合した逸話が残っています。

木刀を構えた武蔵に対し、得意の十文字槍で対峙した又兵衛。

又兵衛の鋭い突きを武蔵は防いでいましたが、3度目に槍先が武蔵の股間に入りました。

すると武蔵は自分の負けを宣言し、又兵衛に「以後は直槍を用いられよ」と言ったといいます。

また、それを聞いた又兵衛も「勝ちを譲ってもらった」と謙遜していたといいます。

 

慶安4年(1651)に病床の徳川家光の病気平癒祈願のため、江戸城に招かれた又兵衛は十文字槍の奥儀を披露しました。

その後も多くの門弟を輩出し、寛文11年(1671)に82歳で死去した又兵衛。

又兵衛には4人の男子があり、長男・斎宮吉深は故郷の伊賀に戻ったのちに藤堂藩に仕え、次男・新左衛門吉和は福岡藩に仕えました。

流儀を相続した三男・八兵衛吉通は『又兵衛』を称して、四男・弥太郎吉全と共に小倉に残り、「宝蔵院流」槍術を広めていくことになります。

 

出典:http://blog.livedoor.jp/

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おわりに

高田又兵衛と宮本武蔵の試合は、ほとんど無気力試合であったのかもしれません。

というのも、武蔵の養子・伊織は小笠原家に仕えていたらしく、主君の目の前で剣術指南の高田又兵衛を叩きのめせば伊織の立場も悪くなるからだそうで。

おそらく、藩主のわがままに付き合わされた二人は、大人の忖度を行って結果を譲り合ったのかと。

あの武蔵も大人になったんだな~と感じさせる逸話です。

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剣豪名をクリックすると個別の剣豪紹介記事が見れます↓

時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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