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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【奥村左近太】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2019年12月10日 更新日:

はじめに

ここではシリーズ化して伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【奥村左近太】です。【奥村左近太】は幕末から明治にかけて独自に開発した「二刀流」で有名となった伝説の剣豪です。それでは【奥村左近太】について流派や出身地も含め簡単に説明していきます。

 

出典:http://www.libnet.pref.okayama.jp/

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奥村左近太

名前:奥村左近太

流派:奥村二刀流、直心影流

出身:備前国

年代:江戸時代末期~明治時代(1842~1903)

幕末の二刀流

奥村左近太は天保13年(1842年) に岡山藩士・奥村安心の子として生まれました。

13歳で「直心影流」の阿部右源次の道場に入門した左近太は、右源次の息子である阿部守衛と共に腕を磨き、剣術のほかにも「起倒流柔術」や「日置流印西派弓術」「香取流槍術」などの武術、さらに砲術、馬術も学んでいきました。

安政6年(1859)から左近太は全国を巡る修行の旅を繰り返し、その中で伊予西条藩士・高橋筅次郎の二刀を目の当たりにしました。

二刀に興味を持った左近太はこののち2年間も研究を重ね、独自の二刀流を編み出します。

左近太が開発した二刀流は左足を前に出し、左の大刀を横一文字に構え、それとクロスさせるように右の小刀を構えるもので、宮本武蔵の「二天一流」が右足を出して正面に構えるのに対して「逆二刀」とも言われました。

この二刀流で、のちに岩国の剣豪・宇野金太郎などを破ったといいます。

その後、文久3年(1863)に修行を終え、左近太は「直心影流」の免許皆伝を受けて「奥村二刀流」を開きました。

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スター剣豪

明治4年(1871)には左近太は阿部守衛と共に岡山藩が設立した『武揚館』の教授となりましたが、廃藩置県後に廃止。

その後、左近太は士族の経済的な自立のために会社などを設立したものの、経営破綻してただの武道団体になってしまいました。

明治17年(1884)、警視庁主催の撃剣大会で左近太は「柳剛流」の朽原義次に敗れましたが、「加藤田神陰流」の松崎浪四郎や「鏡新明智流」の上田馬之助に勝利し、全国に名を轟かせました。

さらに楠公五百五十年祭奉納大会では優勝、大日本武徳会第1回武徳祭大演武会では「直心影流」の得能関三郎に敗れながらも、左近太は特に優秀と認められ精錬証を授与されました。

この頃、剣術家として人気があった左近太の写真は、芸者の間で大人気だったといいます。

また、明治27年(1894)の天覧試合では、奮闘する左近太を見た明治天皇が「あれが備前の奥村か」と側近に声をかけ、左近太は感激してこの天覧試合を一生の誉れとしました。

その後、左近太は大日本武徳会本部教授に任命されたものの、病のために岡山へ帰郷し、明治36年(1903)に死去。

左近太は廃藩置県後に岡山城取り壊しの話が持ち上がると岡山市長と共に大阪鎮台へ城郭保存を嘆願し、このために天守閣(その後焼失)や月見櫓が残されることになったと言われています。

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剣豪名をクリックすると個別の剣豪紹介記事が見れます↓

時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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