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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【根岸信五郎】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2019年12月26日 更新日:

はじめに

この記事では伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【根岸信五郎】です。【根岸信五郎】は「神道無念流」の正統を継ぎ、明治剣道界の重鎮として君臨した伝説の剣豪です。それでは【根岸信五郎】について流派や出身地も含め簡単に説明していきます。

 

出典:https://ja.wikipedia.org/

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根岸信五郎

名前:根岸信五郎

流派:神道無念流

出身:越後国

年代:江戸時代末期~大正時代(1844~1913)

北越戦争

根岸信五郎は弘化元年(1844)に越後長岡藩の家老・牧野頼母の庶子として生まれました。

信五郎は同藩の町奉行・根岸四郎右衛門の養子となると8歳から剣術を始め、やがて藩主・牧野忠恭から江戸での剣術修行を命じられるほど上達していきました。

文久3年(1863)、江戸に出た信五郎は斎藤弥九郎が主催する「神道無念流」の道場『練兵館』に入門。

のちに二代目弥九郎となる斎藤新太郎の指導を直接受け、信五郎は2年後には免許皆伝となり、同時に師範代にも任ぜられたともいいます。

その後、維新の混乱の中で長岡藩は新政府軍との戦いを選択したため、信五郎は長岡藩の剣術隊長として剣客百余名を率い、新政府に奪われた長岡城の奪還を成功させました。

この際、流れ弾が信五郎の右腹に命中し、傷口が膿んで動けなくなりながらも戸板に乗って各地を転戦。

傷口には荒縄に馬糞を塗りこんだものを通してこすり、治してしまったと伝わっています。

また、信五郎はこの時の経験について「道場稽古の剣術とは違い、実戦の異状さは想像以上のものだった。例えば初めて敵と相対した時は、相手の武器や間合いなどの判断は不可能であり、ただ夢中で刀を振り上げ、体をぶつけて初めて自分が無事だったと感じるだけだった」と語っています。

この信五郎の体験談は、のちに実戦を知らないまま剣術修行を続ける若者たちへの貴重な参考例となりました。

 

長岡藩の戦闘服

出典:https://ja.wikipedia.org/

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維新後

明治になり、侍の居場所がなくなっていく中、信五郎は明治6年(1873)に2代目・斎藤弥九郎(斎藤新太郎)主催の浅草撃剣興行に参加。

また、憲兵軍曹として出仕してからは警視庁、宮内庁が主催する撃剣大会にも出場し、剣名を上げていきました。

さらに信五郎は明治18年(1885)に『練兵館』の後を受けた『有信館』を設立し、剣道界に大きな勢力を持つ道場となりました。

その後、憲兵から警察に転職した信五郎は警視庁、皇宮警察の剣術指導役を歴任し、明治27年(1894)には慶應義塾剣術部の師範となります。

やがて信五郎は真貝忠篤、得能関四郎と共に『東都剣道界の三元老』と称され、明治剣道界の大御所的存在となり、明治44年(1911)の剣道形調査委員の主査にも選ばれて、大日本帝国剣道形制定に尽力しました。

信五郎には実子が無かったため、高弟の中山博道を養子にして『有信館』を継がせましたが、信五郎は老齢となっても弟子に抱えられて道場に入り、稽古では若者の打ち込みに体に当てさせなかったといいます。

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剣豪名をクリックすると個別の剣豪紹介記事が見れます↓

時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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