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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【小栗仁右衛門】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2018年4月1日 更新日:

はじめに

この記事ではシリーズ化して伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【小栗仁右衛門】です。【小栗仁右衛門】は坂本龍馬も学んだとされる柔術を裏技に持った剣術を考案した伝説の剣豪です。それでは【小栗仁右衛門】について流派や出身地も含め簡単に説明していきます。

 

出典:https://twitter.com/

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小栗仁右衛門 

名前:小栗仁右衛門正信

流派:小栗流

出身:三河国

年代:戦国時代~江戸時代初期(1582~?)

柔術の祖

小栗仁右衛門は徳川家康の小姓・小栗又市忠政の次男として誕生しました。

父・忠政は合戦ごとに一番槍をあげ、それまでの通称であった『又市』に『又もや一番槍』の意をこめて『又一』の名を賜ったと伝わっています。

仁右衛門もまた家康に小姓として仕え、御膳番を務めて若い頃から「柳生新陰流」を学んでいました。

 

小栗家の家督は長男が継いだため、仁右衛門は分知550石を武蔵国足立郡にもらって旗本になると、関ケ原の戦い、大坂の役に従軍します。

この合戦の中で、仁右衛門は『組討ち』の必要性を強く感じていきました。

その後、仁右衛門は長崎奉行赴任中に同門の駿河鷲之助と協力して「組討術」を考案。

長崎には医師・秋山四郎兵衛が中国から持ち帰って創始した「楊心流」という中国武術があり、仁右衛門たちも何らかの影響を受けたかもしれません。

また、「柳生新陰流」が伝える『無刀取り』の術が、そもそも柔術と関連が深く、仁右衛門が「新陰流」の中にある技をもとに「組討術」を考案したとも考えられます。

 

仁右衛門は組合、組討45箇条を設定しましたが『柔術』の名を嫌って『甲冑伝』『武者取り』などと名を付け、総称を「小栗流和術」としました。

この「小栗流和術」は刀術を表、和術を裏とする総合武術として伝わり、仁右衛門は土佐藩主・山内忠豊をはじめとして各藩の藩士たちにも教授を行っていきました。

抱えた門弟は3,600人にのぼり、土佐藩で流儀として栄えた「小栗流」は、幕末の英雄・坂本龍馬も伝授されてたといいます。

 

出典:https://colbase.nich.go.jp/

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おわりに

非情に地味な印象の小栗仁右衛門ですが、坂本龍馬も学んでいたとすれば少しは人気が出るのかな?

江戸幕府によって平和な時代に変わっていこうとしているのに、甲冑を着た相手に『組討ち』で立ち向かう「小栗流」は少し時代遅れな気もします。

それでも3,600人の門弟を持っていたのは「小栗流」が伝える心身一体の精神性が高く評価されていたからかもしれません。

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時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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