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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【奥山公重】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2017年1月12日 更新日:

はじめに

この記事ではシリーズで伝説の剣豪・剣士・剣の達人を流派などを含めて紹介していきます。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は隠れた一流剣豪【奥山公重】です。【奥山公重】は剣聖として名高い上泉伊勢守信綱に師事し、信頼されていた剣豪です。それでは【奥山公重】について流派や出身地も含め簡単に説明します。

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奥山公重

名前:奥山公重 奥山休賀斎

流派:神影流、奥山流

出身:三河国

年代:戦国時代(1526~1602)

家康の初代剣術指南役

奥山公重は三河国の奥平美作守貞能の家臣・奥平出羽守貞久の七男として大永6年(1526)に生まれました。

はじめの名前は定国といいましたが、のちに徳川家康に仕え「公」の字を与えられて公重と名乗ることになります。

幼い頃から剣術を学んでいた公重は、やがて『三河随一の剣技』と称されるほどになっていました。

しかし、己の腕に満足できない公重は兵法修行に出ることを決意します。

そして公重は既に兵法者として知られていた上泉伊勢守信綱が武田信玄に招かれていることを知ると、甲府に赴いて入門を願い出ました。

もともと城主まで務めていた上泉伊勢守が兵法者として大成していく重要なターニングポイントに公重は入門したのです。

入門を許された公重は上泉伊勢守が甲府を離れて高山に1年ほど滞在した時も随行するなど、「新陰流」に対して真摯に取り組んでいました。

やがて「新陰流」の的伝道統を許された公重は上泉伊勢守と別れて三河国に帰国。

その後、公重は上泉伊勢守より伝えられた「新陰流」の剣をさらに究めるべく、三河国奥平明神に籠って剣術に鍛錬に没頭していきました。

やがて夢中の内に神託を得た公重は「神影流」「奥山流」を称するようになり『海内無双の兵法者』として知られて入門者が多く集めます。

さらに徳川家康に仕えた7年の間、剣術指南としても活躍しました。

天正2年(1574)、公重は御朱印を賜って御台所御守役となりましたが、ほどなく病を患って辞職。

慶長7年(1602)に77歳で死去しました。

公重は多くの門弟を残しましたが「奥山流」の道統は、小笠原源信斎長治が継承することになっていきます。

 

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出典:http://plaza.rakuten.co.jp/

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おわりに

上泉信綱にひっついていくのはいいのですが、わりと早めに三河に帰ってます。それだけ奥山公重の剣術が優れていたのかもしれないけど、ちょっと早すぎw。

結局は神社に籠って自分の流派を興すという剣豪の王道パターンなんですが、「神影流」の読みが上泉信綱の「新陰流」と同じなのは敬意を払っていたってことにしときましょう。

しかし、のちに奥山公重の「神影流」の系統から多くの流派が派生しており、この人のおかげで幕末の剣術ブームがあったともいえるマイナーだけど重要な人物です。

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剣豪名をクリックすると個別の剣豪紹介記事が見れます↓

時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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