伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【島田虎之助】日本最強は誰?流派は?

      2019/12/24

はじめに

この記事ではシリーズで伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【島田虎之助】です。【島田虎之助】は「剣聖」と呼ばれた男谷精一郎の一番弟子で勝海舟にも剣を教えた伝説の剣豪です。それでは【島田虎之助】について流派や出身地も含め簡単に説明します。

 

出典:http://ijinnnakatsu.junglekouen.com/

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島田虎之助 

名前:島田虎之助

流派:直心影流島田派

出身:豊前国

年代:江戸時代後期(1813~1852)

勉強熱心な田舎の青年

島田虎之助は豊前中津藩士・島田市郎右衛門親房の子として生まれました。

虎之介は藩の剣術指南役・堀十郎左衛門に「小野派一刀流」を学び、15歳の時にはすでに『藩内に敵なし』といわれ、やがて九州一円を巡って名を上げていきました。

この九州武者修行の旅で虎之介は筑後柳川藩の大石道場で散々に打ち据えられたこともあり、世の中の大きさを知る絶好の機会となりました。

また、虎之助は剣術だけでなく、日田の広瀬淡窓や筑前の仙厓義梵のもとで学問を修めるなど、文武ともに自己鍛錬を欠かさない人物でもありました。

 

出典:http://sukoyaka-net.com/

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男谷精一郎との出会い

九州で己に磨きをかけた虎之介は、さらなる飛躍を目指して江戸に向かいます。

しかし、途中で下関で造り酒屋の娘と恋に落ちて娘・菊をもうけたり、同郷の中村栗園という儒者に漢字を学んだりと、出立してからはかなり遠回りもしています。

そして7年後、ようやく江戸に着いた虎之助は評判高い「直心影流」の男谷道場を訪ねて男谷精一郎に手合わせを願い出ました。

男谷精一郎はどんな相手でも試合を申し出れば断ることはなかったといわれ、当然ながら虎之助の手合わせにも快く応じてくれました。

ここで男谷精一郎はいつものように対戦相手を尊重し、3本中1本だけを虎之助に取らせます。

何も知らない虎之助は名人相手に1本取れたことに気をよくして、続いて車坂にあった井上伝兵衛の道場に挑みました。

すると『直心影流の三羽烏』と呼ばれた伝兵衛は、虎太郎相手に全く手加減せずに打ち込みます。

コテンパンにされた虎之助は「伝兵衛こそ日本一の剣豪」と思い、すぐさま入門を願い出ますが、伝兵衛はなぜか男谷道場への入門を薦めてきました。

先程、男谷精一郎と立合い、伝兵衛ほどの腕ではないと感じていた虎之助は、正直に「男谷は評判ほどのものではない」と言うと、伝兵衛はニヤリと笑います。

そして伝兵衛は「軽くあしらわれたようですね。あの方の技量は計り知れない。もう一度行ってみなさい」と言うと、虎之助に紹介状を持たせて男谷道場に向かわせました。

2度目の対決となった男谷精一郎との試合は、先程の試合とは違って全く手が出せず、虎之助は眼光だけで道場の隅に追い込まれて平伏するしかありませんでした。

感服した虎之介はそのまま男谷道場に入門し、厳しい修行を自らに課して1年後には免許皆伝になるほど剣術に打ち込んでいきました。

また、この頃に虎太郎は禅や儒学にも新たな境地を求めて励んだともいわれています。

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

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心の剣

その後、人間的にも成長した虎之介は男谷道場の師範代を任されるようになり、指導に忙しい毎日を送りました。

そんな多忙を極める中でも、鈴木清兵衛の道場に通って「起倒流柔術」を習って武術に磨きをかけ、ここで勝麟太郎(海舟)と相弟子にもなっています。

ちなみに勝麟太郎は、のちに男谷精一郎の紹介で虎之助に門弟にもなっています。

 

天保14年(1843年)、虎之介は東北に武者修行に出かけ、帰国後に浅草新堀で道場を開きました。

そして松平忠敬の元で剣を教えていましたが、嘉永5年(1852)に39歳の若さで病死してしまいます。

虎之助の死を聞いた師の男谷精一郎は「片腕を失った」と嘆き、虎之助の剣は「心の剣ともいえる剣であった」と語っています。

 

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出典:http://www.khc-freeport.com/

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おわりに

幼いことから剣の天才と呼ばれながらも無敵だったわけではなく、こっぴどい負けも経験していたり、江戸に修行に向かう途中で恋に落ちたり、男谷精一郎から1本取って調子に乗ってしまったり。

島田虎之助は人間臭い一面を見せてくれる剣豪。

そんな素直な虎之助を師匠となった男谷精一郎も「カワイイ奴め」と我が子のように可愛がっていたのかもしれません。

師匠より早く亡くなってしまったことは残念ですが、男谷道場での立合いの話や、死後に師匠から贈られた言葉は現在でも全く色あせていません。

東京に憧れる田舎の若者のようなカワイイ島田虎之助くんを皆さんも愛してやってください。

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時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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