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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【戸賀崎熊太郎】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2018年4月9日 更新日:

はじめに

この記事ではシリーズで伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【戸賀崎熊太郎】です。【戸賀崎熊太郎】は無名流派の「神道無念流」の名を一気にのし上げた「義」に厚い伝説の剣豪です。それでは【戸賀崎熊太郎】について流派や出身地も含め簡単に説明していきます。

 

出典:https://www.city.kuki.lg.jp/

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戸賀崎熊太郎 

名前:戸賀崎熊太郎暉芳

流派:神道無念流

出身:武蔵国

年代:江戸時代中期(1744~1809)

師を敬い、親を愛した剣豪

戸賀崎氏は新田義貞に連なる一族の末裔・新田義宗が戸賀崎蔵人三郎を名乗ったことがその始まりとされています。

熊太郎は武蔵国の出身で16歳の時、江戸に出て四谷にあった福井兵右衛門嘉平の道場に入門し「神道無念流」を学んで21歳で免許皆伝を授けられました。

「神道無念流」は嘉平が「新陰流」の流れを汲む「新神陰一円流」を学んで新たに興した流派です。

嘉平は戸隠山の飯綱明神に参籠して夢中のうちに極意を悟ったことから「神道無念流」を名付けたといいます。

熊太郎は免許皆伝後に郷里に帰って道場を開こうとしましたが、この当時の嘉平の道場は経営難だったために帰るに帰れない状態でした。

そこで熊太郎は師の嘉平を郷里に連れて帰り、剣術道場を開いて嘉平を後見役に据え、死ぬまで面倒を見ました。

 

師の死後、安永7年(1779)に熊太郎は再び江戸に出て麹町裏二番町に「神道無念流」の道場を開きました。このとき熊太郎は35歳。

そしてある時、農民出身の大橋富吉が牛込肴町の行元寺前において親の仇を討ち取る事件が起こります。

この事件では熊太郎の道場が富吉を援助し、仇討ちの際には岡田十松吉利ら門弟が助太刀していたことで江戸中の評判となりました。

そして入門する者は後を絶たず、道場内には門弟たちが溢れかえり、嘉平の時代に経営難に苦しんだ弱小道場は一転して江戸の大道場へと変貌を遂げていきました。

しかし、寛政7年(1795)に熊太郎は親に病気を理由に道場を閉じて帰郷し、「神道無念流」の流儀と門人たちは高弟である岡田十松吉利に委ねられました。

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おわりに

戸賀崎熊太郎は、最後の最後まで「義」に厚かった剣豪。

「神道無念流」が一大流派として発展していった経過には、熊太郎の「義」の心や、彼の人柄などが大きく関係しているのではないでしょうか。

平和な時代では、腕だけでなく、人間として尊敬できる人に誰でも学びたいもの。

人間性の部分では戦国時代「剣聖」と謳われた上泉伊勢守信綱に匹敵するか、それ以上の「剣聖」と呼んでいいような気がします。名前はダサいけど。

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時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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