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伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介【神谷伝心斎】日本最強は誰?流派は?

投稿日:2018年4月2日 更新日:

はじめに

この記事ではシリーズで伝説の剣豪・剣士・剣の達人を紹介しています。日本の歴史上の中で侍、武士が数多く名を残してきましたが、今回紹介する伝説の剣豪・剣士・剣の達人は【神谷伝心斎】です。【神谷伝心斎】は江戸時代において一大流派となった「直心陰流」の基礎を作った伝説の剣豪です。それでは【神谷伝心斎】について流派や出身地も含め簡単に説明します。

 

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 神谷伝心斎

名前:神谷伝心斎直光

流派:直心流

出身:?

年代:江戸時代初期(?~?)

神谷伝心斎と小笠原源信斎長治

神谷伝心斎の出身地、生没年はわかっていませんが、幼い頃の名を丈右衛門といいました。

伝心斎は若い頃から武芸15流にわたって修行を行い、のちに「真新陰流」の小笠原源信斎長治の門弟となっていました。

当時は、宮本武蔵の名が知れ渡っていて、特に「二刀流」の噂で持ちきりだった時代。

伝心斎も武蔵に興味を示し、独学で「二刀流」を研究して相対した場合の対処法を頭の中で繰り返していました。

その中で一つの結論を見つけた伝心斎は「武蔵とて打ち込めないことはない」と豪語します。

すると、これを聞いた師匠の源信斎は「けしからん」とばかりに伝心斎の慢心を諫めました。

しかし、伝心斎はいっこうに自論を曲げなかったため、源信斎は弟子をこらしるべく二刀をもって立合に臨みました。

伝心斎は二刀の隙を狙って打ち込みますが、自分の技でもないのに源信斎は二刀を巧みに操って受け止め、挟み込んで押さえにかかります。

しかし、伝心斎にとってこれは全て織り込み済のことでした。

動きが取れなくなる前に伝心斎は二刀をはねのけ、体制を崩した源信斎の顔面をしたたかに打つのです。

弟子にまんまと返り討ちにされてしまい、二人の間には微妙な空気が流れましたが、そこはさすがに師匠の源信斎

素直に技を褒めて賞賛の言葉を送り、これに安心した伝心斎はそのあと慢心することなく精進し、源信斎の「真新陰流」を極めました。

その後、伝心斎が67歳となったとき、剣術の本義に気づくことがあって流派名を「直心流」に変えました。

本意とは「従来の勝負とは全て外道乱心の業であり、兵法の根元は仁義礼智の四徳に基づかない限り本物ではない。己を捨て、直心を以って進み、非心邪心を断たなければ自然にゆがむ」というもの。

こののち「直心流」は高橋弾正左衛門重治が継いで「直心正統流」を名乗り、さらに山田光徳が「直心陰流」と名を変え、幕末に大いに栄えて江戸四大道場の一つとなっていくことになります。

 

出典:https://www.oricon.co.jp/

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おわりに

師匠・源信斎もまさか負けるとは思っていなかったのでは?

勝った伝心斎も「あっ・・・やべ・・・・どうしよ・・・」って素直に大喜びできないし。

そもそも、源信斎武蔵のように二刀流をうまく使えたのでしょうか?

出来もしないことやろうとして、実は慢心していたのは源信斎の方なのかもしれません。

二人の名前がややこしすぎて申し訳ない。

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剣豪名をクリックすると個別の剣豪紹介記事が見れます↓

時代 剣豪名 流派
平安 鬼一 法眼 京八流
源 判官 義経 太刀の術
室町 念阿弥 慈恩(相馬 義元) 念流
中条 兵庫頭 長秀 中条流
飯篠 長威斎 家直 天真正伝香取神道流
松本 備前守 政信 鹿島神流
愛洲 移香斎 久忠 陰流
戦国 塚原 卜伝 高幹 鹿島新當流
山本 勘助 晴幸 京流
竹内 中務大夫 久盛 竹内流
上泉 伊勢守 信綱 新陰流
宝蔵院 胤栄 宝蔵院流
富田 五郎左衛門 勢源 富田流
奥山 休賀斎 公重 神影流
柳生 石舟斎 宗厳 柳生新陰流
北畠 具教 鹿島新當流
師岡 一羽 常成 一羽流
足利 義輝 鹿島新當流・新陰流
疋田 豊五郎 景兼 疋田陰流
丸目 蔵人 長恵 タイ捨流
林崎 甚助 重信 神夢想林崎流
根岸 兎角(信太 朝勝) 微塵流
伊藤 一刀斎 景久 一刀流
斎藤 伝鬼坊 勝秀 天流
真壁 暗夜軒 氏幹 霞流
富田 越後守 重政 富田流
樋口 又七郎 定次 馬庭念流
吉岡 憲法 直綱 吉岡流
江戸 東郷 重位 示現流
小野 忠明(神子上 典膳) 小野派一刀流
小笠原 源信斎 長治 真新陰流
柳生 但馬守 宗矩 柳生新陰流
片山 伯耆守 久安 片山伯耆流
鐘捲 自斎 通家 鐘捲流
柳生 兵庫助 利厳 柳生新陰流
松山 主水 大吉 二階堂平法
夢想 権之助(山本 勝吉) 神道夢想流
小栗 仁右衛門 正信 小栗流
宮本 武蔵 玄信 二天一流
高田 又兵衛 吉次 宝蔵院流
神谷 伝心斎 直光 直心流
針ヶ谷 夕雲 正成 無住心剣流
上泉 義胤(上泉 秀信) 民弥流
松林 蝙也斎 永吉 夢想願流
田宮 平兵衛 重正 田宮流
荒木 又右衛門 保知 柳生新陰流
佐々木 巌流 小次郎 巌流
伊藤 典膳 忠也 忠也派一刀流
柳生 十兵衛 三厳 柳生新陰流
薬丸 兼陳 薬丸自顕流
柳生 連也斎 厳包 柳生新陰流
関口 八郎左衛門 氏業 関口流
高田 三之丞 為長 柳生新陰流
伊庭 是水軒 秀明 心形刀流
今枝 佐仲 良台 初實剣理方一流
辻 月丹 資茂 無外流
高木 馬之輔 重貞 高木流
真里谷 円四郎 義旭 無住心剣流
堀部 安兵衛 武庸 馬庭念流
樋口 十郎兵衛 定暠 馬庭念流
楳本 法神 政武 法神流
寺田 五右衛門 宗有 天真一刀流
戸賀崎 熊太郎 暉芳 神道無念流
近藤 内蔵之助 長裕 天然理心流
平山 行蔵 講武実用流
岡田 十松 吉利 神道無念流
岡田 惣右衛門 寄良 柳剛流
浅利 又七郎 義信 中西派一刀流
白井 亨 義兼 天真一刀流
中西 忠兵衛 子正 中西派一刀流
千葉 周作 成政 北辰一刀流
大石 進 種次 大石新陰流
男谷 精一郎 信友 直心影流
高柳 又四郎 義正 中西派一刀流
伊庭 軍兵衛 秀業 心形刀流
幕末 斎藤 弥九郎 善道 神道無念流
大川 平兵衛 英勝 神道無念流
加藤田 平八郎 重秀 加藤田新陰流
遠藤 五平太 正贇 中西派一刀流
島田 虎之助 直親 直心影流
逸見 小源太 長英 甲源一刀流
橘 内蔵介 正以 柳剛流
浅利 又七郎 義明 中西派一刀流
勝 海舟 安邦 直心影流
桃井 春蔵 直正 鏡新明智流
大山 格之助 綱良 薬丸自顕流
宇野 金太郎 重義 片山伯耆流
斎藤 新太郎 龍善 神道無念流
清河 八郎 正明 北辰一刀流
黒河内 伝五郎 兼規 神夢想一刀流
仏生寺 弥助 神道無念流
上田 馬之助 美忠 鏡新明智流
高杉 晋作 春風 神道無念流・柳生新陰流
桂 小五郎(木戸 孝允) 神道無念流
佐々木 只三郎 泰昌 神道精武流
斎藤 歓之助 歓道 神道無念流
千葉 栄次郎 成之 北辰一刀流
河上 彦斎 玄明 我流
近藤 勇 昌宜 天然理心流
坂本 龍馬 直柔 北辰一刀流
高橋 泥舟(高橋 伊勢守) 自得院流
土方 歳三 義豊 天然理心流
沖田 総司 房良 天然理心流
永倉 新八(長倉 載之) 神道無念流
伊庭 八郎 秀穎 心形刀流
斎藤 一(藤田 五郎) 無外流
岡田 以蔵 宜振 鏡新明智流
中村 半次郎(桐野 利秋) 薬丸自顕流
明治 山岡 鉄舟 高歩 一刀正伝無刀流
榊原 鍵吉 友善 直心影流
松崎 浪四郎 直之 加藤田新陰流
渡辺 昇 武常 神道無念流
奥村 左近太 奥村二刀流・直心影流
得能 関四郎 通久 直心影流
牟田 文之助 高惇 鉄人流
根岸 信五郎 資剛 神道無念流
門奈 正 水府流・北辰一刀流
高山 峰三郎 直心影流
逸見 宗助 立身流
高橋 赳太郎 高運 無外流
本間 三郎 本間念流
川崎 善三郎 重徳 無外流
高野 佐三郎 豊正 中西派一刀流
内藤 高治 北辰一刀流
山田 次朗吉 鹿島神傳直心影流
中山 博道 神道無念流

 

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