大河ドラマ直虎　牛久保城主・牧野成定とは誰？何者？東三河で松平元康（徳川家康）と戦った今川家の忠臣

3月11日放送、大河ドラマ「おんな城主　直虎」第10話「走れ竜宮小僧」で名前が出てくる牛久保城主・牧野成定について簡単に説明します。

大河ドラマ直虎の第９話「桶狭間に死す」で、かの有名な桶狭間の戦いがあり、井伊家当主の井伊直盛や小野玄蕃が死んでしまうなど井伊家にとっては大打撃を受けていますが、今川家も当主・今川義元の討ち死にによって敗走しています。

この桶狭間の戦い以降、松平元康（のちの徳川家康）は松平家の旧領・岡崎城に入り、三河の平定のため今川に反旗を翻すことになります。

松平元康（徳川家康）の三河平定に抵抗していたのが、今回紹介する牛久保城主・牧野成定です。

牧野成定の詳細なことを知りたい方はWikipediaなんかで調べてもらったらいいのですが、長文をいちいち読むのがめんどくさい方や、ちょっと興味があっただけって方は、この簡単な説明でいいと思います。

そこまで大した人物でもないので(笑)。

 

桶狭間での今川義元討ち死にを聞き岡崎城に戻る松平元康（阿部サダヲ）

出典：http://www.nhk.or.jp/

 

牧野成定（1525～1566）

東三河の国衆で、牛久保城の城主。通称は、新次郎。

牧野氏は祖父の代より今川氏に服従していた。

1560年の桶狭間の戦いのあと、今川氏から独立を図った松平元康（徳川家康）が東三河に侵攻してくると、周囲の国衆が次から次へと今川氏を見限り、松平氏に転属していく中で、牧野成定は今川氏への忠節を貫き、4年間に亘って今川氏の先鋒として果敢に交戦している。

つまり、大河ドラマ直虎の第10話では、独立を決意した松平元康が牛久保城の牧野成定を攻めているが、その後4年間もこの城を落とせなかったことになる。

このことから牧野成定は残された今川家臣の中でも、忠義に厚く戦上手な武将であったことが分かります。

そんな牧野成定も、今川氏真の無能さのためか、家康の熱心な勧誘のためか、4年後に今川氏を見限り松平氏に服属してしまいますが、その後の歴史のことを考えれば、時代の潮流を見極めることができた有能な武将であったと言えます。

その後の牧野氏は、成定の子・康成のとき、家康の関東移封にともない上野国大胡へ移封。

孫にあたる牧野忠成は初代の越後長岡藩主となるなど、江戸幕府の中でも牧野氏はなかなかの地位を確保できています。

 

牛久保の牧野成定公廟

出典：http://blog.goo.ne.jp/

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出典：http://maron-no-kakurega.com/

 

牛久保城（牛窪城）

愛知県豊川市にあった平城。

東三河の国衆である牧野氏の居城で、桶狭間の戦いのあと東三河制圧に乗り出した松平元康（徳川家康）に対する今川氏真の反撃拠点となった。

まもなく城主・牧野成定が降伏して牛久保城は開城。

家康の関東入封に伴って、牧野氏は上野国へ移封すると吉田城（愛知県豊橋市）に入った池田輝政の支城となる。

関ケ原の戦いのあとは、幕府の直轄地・天領となり、城郭の一部が代官所として使われていたが、1700年（元禄13年）に廃城となった。

 

牛久保城跡

出典：http://castle.slowstandard.com/

出典：http://www.zephyr.dti.ne.jp/

「直虎外伝　しの」

大河ドラマ「おんな城主　直虎」における【しの】だけの物語を勝手に作ってみました。

しの伝　第１話【しのと亀之丞】
しの伝　第２話【再会と嫉妬】
しの伝　第３話【喜びと悲しみ】
しの伝　第４話【焦りと怒り】
しの伝　第５話【憎悪と覚悟】
しの伝　第６話【落胆と兆候】
しの伝　第７話【芽生えと誕生】

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