大河ドラマ直虎【朝比奈泰勝】いつも激オコ！めんどくさい奴！今川氏真の忠臣・朝比奈泰勝を紹介！

大河ドラマ「おんな城主　直虎」で、度々登場する今川氏真に仕えている朝比奈泰勝。

この朝比奈泰朝を演じているのは、「真田丸」で伊達政宗の軍師・片倉景綱も演じていたヨシダ朝さん。

このヨシダ朝比奈泰勝(笑)は、前回の大河とは違って、いつも怒っててなり、かなりめんどくさい人(笑)。

この記事では、そんな激オコ朝比奈泰勝について、大河ドラマ直虎の姿と史実の姿を簡単に紹介していきます。

 

 

ムガーっ！

出典：http://blog.goo.ne.jp/

 

 

朝比奈泰勝、初登場！

大河ドラマ直虎での一番初めの登場は、第29話「女たちの挽歌」で今川氏と武田氏の同盟決裂が決定的となった時。

というか、この朝比奈泰勝の行動が同盟をぶっ壊しました。

「遠江を武田に渡せ」という武田の使者・山県昌景の後ろで大暴れ！

武田に寝返ろうとした今川家臣の干し首をブン投げて、朝比奈泰勝は「帰れ！」的な発言。

戦争の口実が欲しい武田にまんまとハメられた朝比奈泰勝はそんなことすら気づかない(笑)。

今川の重臣・関口氏経が「バカやろ！なんつぅことしやがんだよ！」って叱り飛ばし、朝比奈泰勝は「我慢できませんでした・・・」と言い訳。

そんなやりとりを見ていた蹴鞠小僧・今川氏真は「もうよい。余も同じ思いじゃ。もはや戦しかあるまい。」と腹をくくりました。

主君として、なかなか勇ましい姿を見せた氏真でしたが、その後、武田と徳川に攻められアッという間に今川家滅亡。

所詮は蹴鞠小僧。

その後、朝比奈泰勝は氏真と共に徳川家康にお世話になります。

 

 

やっぱやめときゃよかった・・・

お前のせいだかんな！泰勝！

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朝比奈泰勝、再登場！

大河ドラマ直虎の第40話「天正の草履番」で、万千代たちが草履を投げまくってる頃、朝比奈泰勝は今川氏真と一緒に「そうだ！京都に行こう」と京にやってきます。

この蹴鞠小僧は、京都の公家さんと知り合いが多く、徳川に仕送りをもらいながら三河を離れて、京で遊びまくってました。

マジクソ野郎です(笑)。

そんな氏真のもとに魔王・信長から「俺の前で蹴鞠見してくんね？」と突然のお誘い。

京の相国寺で蹴鞠を披露することになって、朝比奈泰勝は嘆きます。

「ちょ、ちょっと氏真さま。父親を殺した信長の前で、ご機嫌取りなんて・・・こんな屈辱ありませんやん！」

でも、氏真は不敵な笑みを浮かべて朝比奈泰勝の耳元で言います。

「これを期に、織田殿の懐に入ればしめたもの。戦ばかりが仇の取り方ではない。」

あの蹴鞠小僧からまさかの『俺に任しとけ』発言。

朝比奈泰勝はこの時、思ったでしょう。

『あんたに任せるとロクなことないわ』と。

 

 

まぁ見とけ！泰勝。

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朝比奈泰勝、3度目の登場

大河ドラマ直虎の第43話「恩賞の彼方に」で、万千代がやっと小姓になった頃、徳川家康は長篠の戦いで武田軍を撃破。

実は、この長篠の戦いで朝比奈泰勝は大活躍してました。

京都でブラブラしてた二人は、徳川と武田との戦が始まると聞くと急いで駆けつけ（本人が主張）、朝比奈泰勝は武田四天王の一人・内藤昌秀（昌豊）をたまたま討ち取っていたのです(笑)。

 

この功を今川家の再興に結びつけるべく、朝比奈泰勝はひたすら主張。

家康もさすがにウンザリです。

でも、この時、家康は『裏で頑張った岡崎徳川勢』と『戦で頑張った浜松徳川勢』の恩賞に差をつけることに悩んでいました。

家康は、岡崎と浜松の双方を丸く収めるのため、「あぁ。ちょうどいいか」と第三者的な立場の今川に恩賞を与えます。

結果的に、朝比奈泰勝のめんどくささが身を結んだわけです。

良かった！

 

 

こいつマジこいつめんどくせ！

でも利用できるか・・・

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その後の朝比奈泰勝

ここからは史実で紹介しますが、朝比奈泰勝の長篠の戦いでの活躍は、実はメチャクチャすごいことで、家康は「泰勝すげー」って喜んだみたいです。

で、家康は「蹴鞠小僧のところにいないで、うち来ない？」と誘い、朝比奈泰勝はサラッと今川から徳川に転職しました。

 

長篠の戦い以前の朝比奈泰勝は、滅びた今川に尽くした忠臣中の忠臣。

でも、長篠以後は「俺、できるじゃん！」と覚醒して活躍できる場を求めて氏真を捨てました。

まぁ、氏真も家康に「泰勝欲しい」と言われて断れる立場にないし、今までよくやってくれた朝比奈泰勝を気持ちよく送り出したのかもしれません。

 

ところで、前述の今川氏真の「俺に任せとけ！」ですが、大河ドラマ直虎の中では最終盤に驚きの展開と見せることになります。

ネタバレしてもいい方はこちら↓

大河ドラマ直虎　第48話「信長、浜松来たいってよ」あらすじ

 

 

 

 

史実での朝比奈泰勝の一生

1547年、駿河国の今川氏に仕えていた朝比奈泰知の子として誕生。

1560年、今川義元が桶狭間の戦いで織田信長に討たれ、多くの家臣が徳川家康のもとに走ったが、朝比奈氏は義元の子・氏真に仕えて側近として活躍した。

今川滅亡後も氏真のもとを離れず、1575年に長篠の戦いが起きると氏真の使者として徳川陣中を見舞った際に、武田の重臣・内藤昌秀（昌豊）を討ち取る。

この活躍に感心した家康は氏真から泰勝をもらい受けた。

以後、泰勝は徳川氏の家臣として、1584年の長久手の戦いでも戦功を挙げ、1588年の北条氏直と豊臣秀吉の和議を取り持つため、使者として小田原城を訪問し上洛を促した。

1590年の小田原征伐でも使者として北条を訪問している。

後に旗本として大番頭となり、1602年に近江国で1千石、さらに家康の十男・徳川頼宣に付いて、1608年には常陸国に2千石を加増された。

1633年、紀伊国で死去。享年87歳。

 

 

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