大河ドラマ直虎　襞襟（ひだえり）とは？気賀で直虎が首につけていたビロビロの襟巻きみたいなやつ

大河ドラマ「おんな城主　直虎」の第21話「ぬしの名は」で、直虎たち一行は商人の町・気賀を訪れます。

気賀の町は、様々な商品が並び活気に満ちていますが、その中で直虎は襞襟（ひだえり）というものに目を奪われ、試着までしています。

奥山六左衛門も、よくわからないくせに「お似合いですね！」みたいなこと言ってます（笑）。

この襞襟（ひだえり）は、南蛮（欧米）で流行した首の周りのビロビロしたものですが、今回は襞襟（ひだえり）の起源などについて画像を含めて簡単に説明したいと思います。

 

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襞襟（ひだえり）とは

16世紀（1500年代）半ば～17世紀（1600年代）前半のヨーロッパ諸国において、王侯貴族やお金持ちの市民の間で流行した洋服のシャツ、ブラウス等の襟の仕立て方の1つで、当時は男女両方ともがこの襞襟（ひだえり）をつけ、子供までもが着用していた。

 

 

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起源としては、シャツから取り外すことができるラッフル（フリル）が元になっており、頻繁に取り替えて上着の襟元と、肌やひげなどが直接触れる部分の清潔を保つなど元来は実用的な機能を持つものであった。

襞襟（ひだえり）は、洗濯糊の発見とともに長く大きい形を保たせることができるようになり、次第にその大きさや仕上げの精巧さが競われるようになった。

このヨーロッパってこういう競争意識多いよね。ファッションが行き過ぎる傾向が強い。しかも柔らかそうに見えるけど、洗濯糊ってことはパリッパリなんだ・・・

 

 

これはまだオシャレ襞襟！

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最終的には、半径数十センチになろうかというバカでかいビロビロの円盤が首の周りを覆うというとんでもない状態になってしまう。糊付けの際に黄色、ピンク色、薄紫に着色したり、形の保持のため針金の枠を必要とするものまであった。

 

 

もはやオシャレではない！ご飯どうすんだ？

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西ヨーロッパでは、16世紀末にはウィングカラーや垂れ下がるバンズに流行が移って襞襟（ひだえり）の着用は徐々に廃れていったが、オランダ以東では襞襟（ひだえり）の着用がもっと長く続いたという。

 

 

ウイングカラー

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バンズ

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日本では、戦国時代～江戸時代初期、南蛮貿易にともなってもちこまれた「南蛮装束」のひとつとして大名や、富裕な商人の間で大いに流行し、和服と組み合わせることもあった。

欧米のものに対する憧れって日本人はこのころから強い。

 

 

大河ドラマ直虎の織田信長も

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大河ドラマ真田丸の信長も

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西ヨーロッパでは、16世紀末にはウィングカラーや垂れ下がるバンズに流行が移って襞襟（ひだえり）の着用は徐々に廃れていったが、オランダ以東では襞襟（ひだえり）の着用がもっと長く続き、現在でも、北ドイツの一部市議会議員や、デンマークの一部の教会聖職者、バチカンのスイス衛兵の礼装に襞襟が残っています。

 

 

圧巻の襞襟隊！

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最初は邪魔だったけど、俺は3日で慣れたぜっ！(笑)

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直虎関係リスト

「直虎外伝　しの」

大河ドラマ「おんな城主　直虎」における【しの】だけの物語を勝手に作ってみました。

しの伝　第１話【しのと亀之丞】
しの伝　第２話【再会と嫉妬】
しの伝　第３話【喜びと悲しみ】
しの伝　第４話【焦りと怒り】
しの伝　第５話【憎悪と覚悟】
しの伝　第６話【落胆と兆候】
しの伝　第７話【芽生えと誕生】

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