大河ドラマ直虎【小野万福】腕に巻いた布は小野家の証し！井之脇海が演じる小野万福の血縁関係をまとめました。

大河ドラマ「おんな城主　直虎」の第38話「井伊を共に去りぬ」で登場した井之脇海が演じる小野亥之助。

伯父の小野政次や、祖父の小野政直が巻いていた布を、亥之助もしっかり巻いていましたね。

このあと、亥之助は虎松（万千代）と共に徳川家に仕え、「万福」の名を賜って小野万福と名乗るようになります。

そして小野万福は、井伊家を再興しようとする万千代の出世を支える男として大河ドラマ直虎の中で活躍していくことになりますが、今回はこの小野万福について、意外とややこしい血縁関係をおさらいしてみたいと思います。

 

 

井之脇海さん演じる小野万福

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小野万福の両親

小野万福の父は、小野玄蕃（井上芳雄）。

母は、なつ（山口沙弥加）。

 

 

父・玄蕃と母・なつ

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父である玄蕃は、小野政直（吹越満）以来、井伊家で嫌われていた小野家にあって、全く嫌われていることを気にしないぐらいのおおらかさがあり、とても好感が持てる人物でした。

これは、小野家当主であった政次のように重圧を背負わずに成長したために、父・玄蕃は誰からも好かれる人物に成長したと思われます。

 

 

 

小野万福の祖父

井伊直親が奥山朝利（でんでん）の娘・しの（貫地谷しほり）と結婚すると、小野玄蕃は同じく奥山朝利の娘で、しのの妹・なつと結婚し、1559年に亥之助が生まれました。

奥山朝利は、反小野派の筆頭とともいえる人物ですが、その時の井伊家当主・直盛（杉本哲太）が井伊家と小野家の関係修復を図るべく朝利に頼んだもの。

小野万福にとっての祖父はこの二人になります。

 

 

祖父・小野政直

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祖父・奥山朝利

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小野万福と井伊万千代（虎松）との関係

父・玄蕃は、直盛の期待どおり井伊家、小野家の懸け橋となるべく仕えますが、1560年に桶狭間の戦いで討ち死にしました。

この時、亥之助は1歳。父の遺志（井伊家、小野家の懸け橋）を継ごうとする母・なつが奥山家に戻らなかったため（一悶着ありましたが）、伯父の政次の小野家で成長していきました。

こののちに、直親としのの間に虎松が1561年に生まれていますから、小野万福（亥之助）は井伊万千代（虎松）より2歳年上の従兄弟ということになります。

 

 

左から中野直久、小野亥之助、井伊虎松

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小野万福の伯父・小野政次

亥之助の伯父といえば、まずはこの人、小野政次。

政次は、五目並べで虎松と対戦することになった亥之助に戦法をアドバイスするなど父親のような愛情を注いでいました。

井伊家から嫌われる役を演じていた政次は、亥之助に常に優しい表情で接していたように思います。

政次の井伊家乗っ取りの際、一時的に政次に「裏切られた！」と憤っていましたが、虎松を助けてくれたことを知ってすぐに政次に対して謝罪しています。

この時、亥之助は政次に対し「友を助けていただき」と言っていましたので、亥之助にとって虎松は次期「主君」であり、「従弟」であり、「友」であったことが分かります。

 

 

父・玄蕃と伯父・政次

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亥之助に微笑む小野政次

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小野万福の母方の伯父、伯母

さて、万福にとって母方（奥山家）の伯父、伯母はいっぱいいるので簡単に紹介。

まずは祖父・奥山朝利と共に小野家を毛嫌いしていたなつの兄・奥山孫一郎（平山祐介）。

桶狭間で今川が惨敗した時、当時の井伊家当主・直盛の首を井伊谷に持ち帰り、のちに直親が掛川で殺された時に一緒に死んでいます。

 

 

伯父・奥山孫一郎

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もう一人の伯父は、いじられキャラの奥山六左衛門。

説明する必要はありませんね(笑)。

 

伯父・奥山六左衛門

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虎松の母となった伯母・しの。

この人も説明は省略。

 

伯母・しの

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そして実は井伊谷三人衆の一人・鈴木重時（菅原大吉）が、奥山朝利の娘を正室として迎えています。

孫一郎、六左衛門、しの、なつ、どの間に入るのか分かりませんが奥山家5人目の兄弟姉妹であり、小野万福と井伊万千代の伯母（叔母）にあたります。

第34話で登場した重時の子・重好が、その二人の子であれば小野万福、井伊万千代にとっても従兄弟にあたるわけです。

 

 

従兄弟？鈴木重時

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さらにさらに、之の字こと中野直之。

この中野直之の父・中野直由（筧利夫）は史実では奥山朝利の娘を正室に迎えています。

奥山家6人目の兄弟姉妹であり、小野万福と井伊万千代の伯母（叔母）にあたります。

もし、直之や直久がこの女性と直由の子であるならば、小野万福、井伊万千代にとっても従兄弟にあたります。

※この6人目の女性は直由ではなく、直之の妻という説もあり。

 

 

従兄弟？中野直之

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結局、全員　従兄弟なのか

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まとめ

小野万福は、父や伯父と同じように井伊家を支える人物になっていくわけですが、非業の最期を迎えた政次と決定的に違うのは、万福は井伊家とかなり血の濃い繋がりがあるということ。

あらすじを見ただけですが、万千代の突然ブチギレする性格を笑って流すなど、どうやらこの小野万福は父・玄蕃の明るく朗らかな性格を引き継いでいるようです。

万福は伯父・政次の「今川の犬」として振る舞う姿をずっと見てきたわけですが、自分の心を隠し続ける優しくも悲しい生き方を選んだ（選ぶしかなかった）政次とは違う道を歩むことになるのは、嬉しくもあり、少し寂しい気もします。

 

 

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