大河ドラマ直虎　於大の方（おだいのかた）とは？家康の母にして瀬名（築山殿）との確執が悲劇のひきがねを引く？

大河ドラマ「おんな城主　直虎」で、栗原千巻さんが演じることになった徳川家康の生母・於大の方（おだいのかた）。

於大の方（おだいのかた）は、家康が幼い頃に離縁され離れ離れになってしまうという悲しい事件がありますが、のちに家康と再会して天下への道を共に歩んでいきます。

大河ドラマ直虎で、この於大の方（おだいのかた）はどのように描かれるのか分かりませんが、NHK公式には、

徳川家康の生母。家康がまだ幼い頃離縁され、離別。桶狭間の戦いの後、人質を脱した家康と再会する。家康の正室・瀬名との緊張関係が、瀬名と嫡男・信康を巻き込んだ事件に影を落とすことに。

NHK公式サイト　大河ドラマ「おんな城主　直虎」武田信玄役は松平健さん、徳川家康の母・於大の方役は栗原小巻さんに決定！より抜粋

 

と、瀬名との確執を匂わせる気になることが書かれています。

今回は、この家康の生母・於大の方（おだいのかた）について、簡単に紹介したいと思います。

 

 

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若き日の栗原千巻さんの姫？娘姿

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於大の方（1528～1602）

父は尾張国知多郡の豪族・水野忠政。母は於富の方（華陽院）

1528年、緒川城で生まれた。

三河国で力を持っていた隣の岡崎城城主・松平清康が母・於富の方の美貌に目をつけ、松平氏が水野氏を破ったときの講和条件として、父・忠政が於富の方を離縁して清康に嫁がせたといわれる。

 

ちなみに、この於大の方の母・於富の方は、清康の死後に三河の諸豪族に次々に嫁ぎ、全て夫に先立たれ続けて最終的に駿河の今川義元を頼って駿府に入っている。その後、於大の方の子で於富の方にとっては孫にあたる松平竹千代（のちの徳川家康）が今川氏の人質として駿府に送られてくると、義元に願い出て元服するまでの竹千代の育成にあたった。

大河ドラマ直虎で人質時代の家康が、駿府で碁を打っていましたが、実は独りぼっちではなくて、近くには祖母の於富の方がいたということになります。

 

1541年、父・忠次は松平氏と友好関係をさらに深めるため、於大の方を清康の跡を継いだ松平広忠に嫁がせた。（広忠は清康と於富の方の子ではなく、清康の先妻の子であるため、於大の方とは血縁関係はない）

1543年、於大の方は広忠の長男・竹千代（のちの徳川家康）を岡崎城で出産。

1544年、父・忠政の死後に家督を継いだ兄・信元が松平氏の主君・今川氏と絶縁して織田信秀（信長の父）に従ったために、於大の方は今川氏との関係を維持したい夫・広忠に離縁されて、実家である水野氏に返された。

1547年、於大の方は兄・信元の意向で阿古居城主・久松俊勝に再嫁した。

その後、於大の方は俊勝との間に三男三女をもうけた。

 

 

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政略結婚の道具として母と同様に於大の方は振り回されていますが、久松家に嫁いでからも子の家康とは連絡を取り続けていて、1560年の桶狭間の戦いを機に大きく運命が変わります。

 

桶狭間の戦い後に今川氏から独立した家康は、俊勝と於大の3人の息子（松平康元、松平康俊、松平定勝）に松平姓を与えて家臣とし、於大の方を母として迎えた。

史実ではどうなのかわかりませんが、NHK公式が発表しているように大河ドラマ直虎では、この後に瀬名との確執があるものと思われます。

 

1584年、小牧・長久手の戦い後、子の松平定勝が羽柴秀吉の養子になるという話があったが、於大の方は猛反対して家康に断念させる。

1602年、高台院（おね・ねね）や後陽成天皇に拝謁した。その後、豊国神社を詣でて徳川家が豊臣家に敵意がないことを示したのち、家康の滞在する伏見城で死去した。

 

前半生は母や夫、さらに子と引き離される悲しい運命を背負った於大の方ですが、後半生は家康の傍で天下人の母として幸せな人生を過ごせたのではないでしょうか。

 

 

眉毛ない・・・

出典：http://4travel.jp/

 

 

於大の方の生まれた愛知県知多郡東浦町では彼女を記念して緒川の地に「於大公園」を整備して毎年「於大まつり」を開催しています。

 

 

おだいちゃん

出典：http://www.higashiura.or.jp/

出典：http://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/

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直虎関係リスト

あらすじリスト

 

「直虎外伝　しの」

大河ドラマ「おんな城主　直虎」における【しの】だけの物語を勝手に作ってみました。

しの伝　第１話【しのと亀之丞】
しの伝　第２話【再会と嫉妬】
しの伝　第３話【喜びと悲しみ】
しの伝　第４話【焦りと怒り】
しの伝　第５話【憎悪と覚悟】
しの伝　第６話【落胆と兆候】
しの伝　第７話【芽生えと誕生】

感想リスト