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大河ドラマ直虎 近藤武助は実在の人物か?近藤康用との関係は?家康暗殺を謀った信康の小姓・近藤武助とは何者なのか

投稿日:2017年11月3日 更新日:

大河ドラマ「おんな城主 直虎」
近藤武助は実在する?

大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第44話「井伊谷のばら」で起きる家康暗殺未遂事件。

この家康の危機を救った手柄によって井伊万千代は知行1万石を賜り、出世街道をばく進していくことになります。

今回は、福山翔大さんが演じた暗殺事件を引き起こした犯人・近藤武助について簡単に紹介したいと思います。

 

 

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近藤武助は実在した人物?

近藤武助を紹介するにあたり、一番気になるところは「近藤武助は実在する人物なのか?」というところですが、結論から先に言ってしまうと、近藤武助は徳川の家臣として実在する人物であるが、家康暗殺を謀った人物ではありません。

『近藤』という名字から勘違いされそうなのが、小野政次を処刑し井伊谷の領主となっている近藤康用と関係ですが、こちらも全く関係ありません。

本当の近藤武助が大河ドラマによって暗殺を謀った人物として描かれてしまうことは可哀そうなところもあります。

きっと、あの世で「なんで?俺?」と思っていることでしょう。

まぁ、実際は井伊家乗っ取りを謀った小野政次も、今回の大河ドラマではカッコイイ忠臣として描かれていますので、そこは近藤武助さんには諦めてもらいましょう(笑)。

 

 

「俺だけすまんな。近藤武助殿」

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史実の近藤武助と大河ドラマの近藤武助

さて、近藤武助は実在したと述べましたが、一体どんな人物であったかというと、正直サッパリ分かりません。

唯一、近藤武助の名前が登場するのは、徳川と武田が争った1580年頃から始まる「第二次高天神城の戦い」です。

この戦いで近藤武助は、徳川家臣・大須賀康高と共に戦ったらしいのですが、それ以外は何も分かっていません。

 

一方、大河ドラマでの近藤武助は、徳川家康の嫡男である徳川信康の小姓として第43話「恩賞の彼方に」で初登場。

万千代が岡崎で徳川信康と碁を打っている際、少し離れて近藤武助が座っています。

 

 

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数年後、小姓であった近藤武助は、田中城攻めにあたり信康から元服を許されました。

相変わらず前髪を落とさない元服前の姿の万千代は、くやしい思いをしています。

その後、家康たちが刈田(敵領地の田を刈り畑を焼く)で忙しくする中、近藤武助は万千代が家康に差し出している薬に毒を盛って家康暗殺を計画。

しかし、この計画は万千代に気づかれて失敗し、近藤武助は武田に内通していた間者として裁かれ(市中引き回しのうえ八つ裂き)、一族もことごとく処罰されました。

 

 

このように史実の近藤武助と、大河ドラマの近藤武助は、名前と生きた年代以外に共通点はありません。

なぜ、近藤武助が大河ドラマで『武田の間者』に仕立て上げられたのかは分かりませんが、全く別人であると理解した方がいいかと思います。

 

 

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最後に物申す

すでにキャラの濃いモジャ男こと近藤康用がいるのに、もう一人『近藤』を出してくると、非常にややこしい。

近藤武助ではなく、違う人物を暗殺者に仕立て上げた方が良かったんじゃないかな~。

 

 

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