大河ドラマ直虎　太原雪斎（雪斎禅師）の生家・庵原（イハラ）氏とは？庵原朝昌を輩出した駿河の有力豪族

大河ドラマ「おんな城主　直虎」の第24話「さよならだけが人生か？」で、新野三姉妹の三女・桜が嫁いだ庵原朝昌（イハラトモマサ）。

直虎は桜の縁談話を聞いた際、庵原氏は雪斎禅師の生家で今川の重臣中の重臣のため、井伊家の身動きが取れなくなるのではないかと悩みます。

このころ今川氏は国衆の離反を防ぐための策として、縁談という形で国衆たちの人質を集めていました。

実際、話を持ってきた小野政次も縁談という名の人質であると語っています。

直虎は庵原朝昌と会い、その器量に感服して縁談はまとまりますが、今回はこの庵原朝昌の庵原氏について、雪斎禅師こと太原雪斎の簡単な説明も加えながら紹介したいと思います。

 

 

みなさん私のこと覚えてます？

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庵原氏

駿河国の有力な豪族のひとつ。

一説によると、藤原秀郷の子孫・蒲生惟俊の子・庵原俊忠が駿河国庵原（静岡市清水区）に住んだことから庵原氏を称したといわれる。

戦国時代には庵原城を本拠として、重臣として今川義元に仕えた軍師の太原雪斎（雪斎禅師）を輩出した。

武田信玄の駿河侵攻に際して一族で抵抗するも敗北し、今川氏滅亡時に一族は離散して、庵原朝昌（新野三姉妹の三女・桜の夫）は武田氏に仕えた。

庵原朝昌は、のちに井伊直政に仕えて彦根藩の家老となり大坂の陣で活躍し、幕末まで家名を残した。

 

 

藤原秀郷

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太原雪斎（1496～1555）

臨済宗妙心寺派の僧侶で、今川義元の軍師。太原崇孚とも。

今川氏の重臣・庵原政盛の子に生まれ、９歳の頃に出家。

仏門に出された芳菊丸（のちの今川義元）の教育係を務めた。

今川当主・氏輝が死ぬと、太原雪斎、寿桂尼、重臣たちは栴岳承芳と名乗っていた芳菊丸を還俗させて、義元と名乗らせる。

壮絶な兄弟間の家督争い（花倉の乱）後、義元が今川家を継ぐとブレーンとして三河侵攻や甲相駿三国同盟の締結など、軍事、外交の多方面にわたって活躍した。

また、氏輝の菩提寺として駿府に臨済寺を創建して、その住職となった。

のちに、京都・妙心寺の35世住職にも就任。

今川義元のもとで人質となっていた松平竹千代（のちの徳川家康）の学問・軍学の師であるともいわれている。

 

 

庵原氏が生んだ最高傑作！

とにかく、この人はすごい人！

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