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大河ドラマ直虎【八介(はちすけ)】とは?万千代が小五郎に言った武門の誉れ「八介」を何となくまとめてみた。

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大河ドラマ「おんな城主 直虎」
八介(はちすけ)とは

大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第42話「長篠に立てる柵」で、家康から留守番を命じられた万千代は、小姓の小五郎(酒井家次)から槍などの武具の手入れを頼まれます。

万千代のことを良く思っていない小五郎は、この仕事を頼むにあたって万千代に対し「戦はからきしの家なのに大丈夫か?」と井伊家をバカにする発言をします。

これに万千代は「井伊は古くは『八介(はちすけ)』!武門の井伊と言われた家」と言い返しました。

小五郎もその言葉を聞いて「悪かった。悪かった。では頼む。」と、どこかに行ってしまいます。

小バカにしている小五郎を、一応納得させたこの『八介(はちすけ)』とは一体なんなのでしょうか。

深く調べてみると、とにかく難しい歴史用語がズラズラと並び、一体どういうことなのかよく分かりません(笑)。

なので今回は、万千代が「井伊家の誇り」としていたっぽい『八介(はちすけ)』について、自分なりに整理して簡単に紹介したいと思います。

適当にまとめてますので、あまり信用しないでください。

 

 

出典:https://www.instagram.com/

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八介(はちすけ)とは

八介(はちすけ)とは、武士階級の中で、同じ家が代々その地方の在庁官人の介職に任官され、尊称として自他共に認知されている「苗字(本貫地の地名)+介」という特別な名乗りを行った八つの家の当主のことを指す。

 

八介の家

大内介=代々に亘って周防権介に任官されている大内氏当主の尊称。

富樫介=代々に亘って加賀介に任官されている富樫氏当主の尊称。

井伊介=代々に亘って遠江介に任官されている井伊氏当主の尊称。

狩野介=代々に亘って伊豆介に任官されている狩野氏当主の尊称。

三浦介=代々に亘って相模介に任官されている三浦氏当主の尊称。

千葉介=代々に亘って下総権介に任官されている千葉氏当主の尊称。

上総介=当主が上総権介に任官されたのでそれを苗字とした。

秋田城介=秋田城主兼出羽介の事。鎌倉時代は安達氏の事、織田政権の時は織田信忠、豊臣政権や江戸時代は秋田氏(秋田郡を領する安東氏が秋田城介と領地名に因んで改名)を指す。

 

引用元:Wikipedia「八介」

 

いきなり分かりにくい説明なので、ちょっとだけ調べてみました。

役職というのは時代によって色々変化していくので、下記で自分なりに納得できる話にして説明します。

 

 

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『八介(はちすけ)』って、こういうことなんじゃね?

そもそも古代~中世の日本において、各地を治める「国司」というのが中央政府(朝廷)から派遣されていました。

国司の一番偉い人を「守(かみ)」といい、遠江国に派遣されたのが「遠江守」という感じです。

この「守」は、中央政府とその土地を行き来していたので、その土地でずっと政務を行うことはできませんでした。

なので、この「守」の政務を助ける役目として「介(すけ)」が、その土地の有力豪族から選ばれます。

所詮、「守」は都会育ちのエリート官僚。

「介」がうまくやってくれてるなら、いちいちクソ田舎に行くのがめんどくさくなります。

「守」はおそらく言ったでしょう。

 

「あとはよきにはからってよ」

 

というわけで「介」は実質その土地の政務を取り仕切っていきます。

 

 

 

【井伊家の場合(想像)】

 

井伊家は「遠江介」に任命され、代々それを受け継いでいきました。

そこで突然、井伊家の当主が言い出します。

 

「俺ん家、ずっと『介』やってるのすごくね? みんなもスゲーって言ってくれるし。」

 

「もうさぁ~普通の『介』の奴らと違うんだから、なんか特別感出したいよね。」

 

ってことで『井伊介』というセンスのない名前を名乗っちゃいます。

『井伊介』と同じような人は他にもいたようで、各地で調子こいた8つの家が『八介』と呼ばれるようになりましたとさ。

 

 

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『八介(はちすけ)』のまとめ

調子こいたかどうかは分かりませんが、『八介』は特別な名を名乗っても他から文句が言われないぐらい、ちゃんと政務を行っていた家なんでしょうね。

でも、万千代も「古くは、八介」って言ってるぐらいだから、戦国時代の頃には自他共に認める有名無実の自慢話。

この頃には「守」や「介」なんて、みんな名乗りたい放題。

だいたい小野政次も「但馬守」を名乗ってますし。

その時点で「井伊介」より上(笑)。

 

 

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