大河ドラマ直虎【北条氏康】今川氏真の妻・春（早川殿）の父にして対武田の最後の切り札・名将北条氏康

大河ドラマ「おんな城主　直虎」で今川氏真の妻・春（早川殿）の父である北条氏康は、戦国大名の中でも武田信玄、上杉謙信らと同様に『超』がつくほど有名な武将であり、知っている人からすれば今さら説明する必要もないかとは思いますが、大河ドラマ直虎から歴史に興味を持った方、北条氏康に興味を持った方むけに、大河ドラマ直虎の内容も加えながら、今回超簡単に説明したいと思います。

ここでは、長々とよく分からない歴史用語を並べている記事を見たくないという方に向けて簡単に作成していますので、この北条氏康について詳しく知りたい方は、他にも色々語っているサイトでお願いします。

 

 

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大河ドラマ直虎での今川の切り札・北条氏康

大河ドラマ「おんな城主　直虎」での北条氏康は、今川家にとって対武田外交の最後の切り札です。

 

桶狭間の戦い以後、今川家の当主となった今川氏真の悩みの種は、内部的には家臣の裏切り、外部的には武田義信幽閉事件による武田氏との関係悪化でした。

そして幽閉から2年経った1567年、ついに武田義信が自害してしまいます。

すると今川の大ババ様・寿桂尼は、義信に嫁いでいた孫で氏真の妹でもある鈴（嶺松院）を武田から取り戻すため武田信玄と対面します。

寿桂尼は、信玄相手に一歩も引かない口上で渡り合いましたが、武田にとっても今川の人質・鈴は手放したくない存在でした。

結果、鈴の奪還は叶わず、寿桂尼は信玄が追放した父・武田信虎が織田信長と通じ合っていることをほのめかし、今川館に戻ります。

もともと寿桂尼は、信玄が鈴を手放すわけがないと考えていましたが、同盟者である北条氏康に登場してもらうには、直に信玄と話し合う必要があると感じていました。

北条氏康は、今川氏真の妻・春（早川殿）の父で、武田信玄と互角に渡り合える今川家にとって最大で最後の協力者（同盟者）です。

その後、北条氏康は仲裁のため、一族の長老・北条幻庵を武田信玄のもとに送り、鈴とその娘（のちの園光院）は無事に今川館に戻されました。

 

 

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北条氏康（1515～1571）

相模国の戦国大名。北条氏綱の子で、北条早雲（伊勢宗瑞）より始まる後北条氏３代目当主。

 

北条家と今川家は、もともと親戚で主従関係（主は今川）にあったが、父・氏綱が完全に今川家から独立し、氏康の時代には領国を巡って激しく争っていた。

1546年、来襲した関東公方の足利氏、扇谷上杉氏、山内上杉氏の連合軍を、奇襲を仕掛けて10分の1の兵で破り（河越夜戦）、その後関東において圧倒的優位な立場を築いた。

1554年、今川氏、武田氏との間に同盟を結び（甲相駿三国同盟）、娘の春（早川殿）が今川氏真に嫁ぐ。

1560年、関東管領を譲られた上杉謙信が小田原城に攻め込んできた際、約1か月半の籠城戦で撤退に追い込んだ。

1568年、今川氏の衰退を受けて、従来の外交方針を転換させた武田信玄が駿河侵攻を行ったため、三国同盟を破棄する。

武田信玄の駿府侵攻によって今川家が滅亡した際、娘の春（早川殿）は輿を用意する暇もなく、徒歩で逃げるはめになっていたことを聞いた北条氏康は「この恥辱、そそぎがたし」と激怒し、対武田を決意したといわれる。

1569年、上杉謙信と同盟を結び（越相同盟）、武田信玄と戦う。

1570年頃から病を患い、1571年に死去した。

 

氏康は今川家が滅亡した後、今川氏真と娘の春（早川殿）を迎え入れ、武田を駿河から追い出した後は氏真に与えるよう徳川家康とも約束したといわれています。

しかし、氏康の死後に北条氏が武田と和睦するという外交路線に転換したため、氏真の駿河復帰は叶うことはありませんでした。

 

 

娘想いの、いいお父さん！

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 大河ドラマ直虎の春（早川殿）

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直虎関係リスト

あらすじリスト

 

「直虎外伝　しの」

大河ドラマ「おんな城主　直虎」における【しの】だけの物語を勝手に作ってみました。

しの伝　第１話【しのと亀之丞】
しの伝　第２話【再会と嫉妬】
しの伝　第３話【喜びと悲しみ】
しの伝　第４話【焦りと怒り】
しの伝　第５話【憎悪と覚悟】
しの伝　第６話【落胆と兆候】
しの伝　第７話【芽生えと誕生】

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