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大河ドラマ直虎【井伊直政】成長した虎松(万千代)は性格最悪?逸話から見る直政の性格とは

投稿日:2017年9月7日 更新日:

大河ドラマ「おんな城主 直虎」
井伊直政(虎松・万千代)の性格とは?

大河ドラマ「おんな城主 直虎」で登場する菅田将暉さん演じる井伊直政(虎松・万千代)。

幼少の頃の虎松時代は、寺田心くんが演じていて泣き虫だった印象があります。

そんな泣き虫虎松が、のちに「井伊の赤鬼」と恐れられるようになるとは想像もつきません。

今回はいくつかの逸話から、井伊直政(虎松・万千代)の性格について紹介したいと思います。

 

簡単な井伊直政(虎松・万千代)の生涯についてはこちら↓

井伊直政(虎松、万千代)について

 

 

出典:https://www.instagram.com/

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「俺、醤油かけないと食えないっす」

徳川家に仕えた井伊万千代(のちの直政)がまだ家康の小姓だった頃、戦場で大久保忠世の陣中に招かれ、芋汁を振舞われた。

戦時の際の芋汁の中身は、とても質素なもの。

食が全く進まない万千代を見て、忠世が「どうしたのか?」と尋ねます。

すると、万千代は「醤油はありませんか?」と答えました。

このやりとりを見ていた万千代の同僚達は「戦場に、そんな物があるわけがない」と万千代を非難。

忠世は万千代に、「お前の同僚は皆、同じものを食べている。しかし、下の兵達はこんなものすら満足に食べられない。農民の中には、もっともっと苦しい生活をしている者もいる。人の上に立つ将になりたいのであれば、このことを忘れるな。そのためにここへ呼んだのだ。」と諭しました。

新参でありながらも若くして抜擢され、部下にも厳しかった万千代に対する周囲の目はとても厳しかったようです。

これ以降、万千代は自分に厳しくなり、さらに部下にも一層厳しくなったといわれています。

 

身を寄せていた鳳来寺で、万千代は何を食べて生活していたのだろうか?

寺なら質素なものだったと思うが、家康の小姓に取り立てられて調子乗っちゃったのかな?(笑)

忠世の言ってることは、とても当然のことで、それをこの歳(14~15才ぐらい)まで分かっていない万千代の方がどうかしちゃってる感が強い。

実は、直虎や鳳来寺の和尚に甘やかされて育ってたりして(笑)

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美男子は夜も赤鬼?

万千代は美男子として有名で家康の寵童だったともいわれています。

家康は自邸の庭近くに万千代の住まいを作らせて通っていたらしい。

また、家康以外の評価としても人質として送られてきた秀吉の母・大政所やその侍女達が、万千代に惚れ込んだという話があり、大政所を豊臣に返すことになった際、大政所の懇願で万千代が警護を任されています。

 

寵童は、この時代において普通のことだし、そこから出世していった武将も直政以外にもたくさんいます。

でも、あの太ったイメージのある家康に抱かれてたのかと思うとちょっとキモイ・・・

出典:https://www.instagram.com/

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「コイツと相席マジ勘弁」

大政所に対する井伊直政の手厚い対応を伝え聞いた秀吉は大変喜び、万千代を茶室に呼んでもてなそうとした。

そこには、かつての元徳川家臣・石川数正が同席していた。

数正を見た直政は耐えられず、「先祖より仕えた主君に背き、殿下に従う臆病者との同席は固くお断り申す!」と怒鳴ったという。

 

自分が裏切った徳川家の家臣の接待の場に、普通に同席できた石川数正の神経もどうかしてるけど、それを思いっきり言ってしまうところが直政。

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体育会系男子?

小田原征伐の時、秀吉陣営が手薄なのを知った井伊直政は、家康に「秀吉を討ち取りましょう」と進言。

さすがに家康には戒められたらしい。

また、この戦で唯一、小田原城内に攻め入って、400人の敵を討ち取って賞賛されています。

 

勇猛果敢というのか、若気のいたりというのか、城内に攻め入った時の直政のハイテンションっぷりが目に浮かびます。

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/

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超ブラック企業?

井伊直政は遠江出身で徳川家中では外様の身分であったが、徳川家臣団の中で一番の石高を与えられていました。

このため、三河以来の譜代家臣から妬まれますが、直政は常に家康に奉公することで周囲の目を退けたといわれます。

しかし、あまりに厳しい奉公っぷりは、周囲の者にも強要するほどでした。

もともと、寡黙な性格の直政は家臣に声を掛けることも少なかったが、怒ると気性が激しくなり、家臣の小さな失敗も許せずに手討ちにすることも多く、「人斬り兵部」ともあだ名されてました。

井伊家の家臣の中には厳しい軍律に耐えられず、本多忠勝のところに去る者も多かったといわれ、近藤秀用のように出奔してしまった場合もあります。

また、筆頭家老である木俣守勝も直政の下にいるのがイヤになって、家康に旗本に戻してくれるように頼んでいます。

 

主君としては頼もしい存在だった直政ですが、家臣としてたまったもんじゃない。徳川家臣の中では井伊は「一番大きな会社」ですが、かなりのブラック感が漂います。

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「ざまあみろ!バーカ」

若い日の万千代は家康の愛馬が欲しくなります。

家康にねだり、特に栗毛の名馬を頂きました。

これを聞いた本多重次は面白くなく、わざわざ万千代の前で、「殿の目も曇ったな。あの名馬を万千代みたいな小僧にあげるとは。」と言い放ちました。

のちに万千代は井伊直政となり、徳川家中一の石高を誇るようになりました。

その時、重次はわずかな石高しか与えられていませんでした。

そして、直政は重次と会った時、「昔、殿から名馬頂いたとき、私のことを馬鹿にしていましたが、こんな出世できたのは、名馬に相応しい働きをしようと思ったからです。目が曇ってたのは本多殿の方でしたね。」と嫌味を付け加えて言い放ちました。

 

同じような逸話は聞いたことありますが、たいていの場合は「バカにされないよう名馬に相応しい働きをしようと思ったから出世できました。あなたのおかげです。ありがとう。」的なことを言って、お金か何か(この場合、名馬がいいかな)を贈ったりしますが、直政はよほど根に持っていたのか、言ってることは「ざまあみろ」と一緒です。出奔してしまった近藤秀用も殺そうとしたこともありますし、アッサリした性格ではないですね。

出典:http://ochamehack.com/

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外の人には評価される人

五大老・小早川隆景は井伊直政がその気になれば、天下を取ることもできると評価し、他の武将からも直政の作法や、話し方について評価され、見本とするようにと賞賛されています。

 

部下に厳しくて嫌われてるけど、外の人には評価される人っていつの時代にもいますよね。そういう人が時代を切り開いていくのかも。私は嫌いですが(笑)。

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フル装備でも削られてくる男

ライバルとされる本多忠勝は、生涯57回の戦を軽装備で挑み、一度も傷を負わなかったといわれています。

一方、井伊直政は常に重装備で、戦ごとに傷を負っていたといわれます。

この2人、何かと比べられたために仲が悪かったらしい。

 

直政って、戦になるとアドレナリンが出すぎて突っ込んでしまうタイプなのかな。逆に暑苦しいイメージの忠勝のほうが冷静に戦っていたのかも。でも、きっと直政は忠勝がキズを負っていないことに対して、「ちゃんと戦ってんのか?実は臆病者なんじゃね?」的なこと思っていたでしょう。

 

出典:http://musou.ldblog.jp/

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鬼も嫁には頭上がらず

井伊直政の正室である唐梅院は、かなりの鬼嫁だったようで、直政も彼女だけには頭があがらなかったといわれます。

唐梅院は侍女が直政の子(のちの直孝)を妊娠したことを知ると、すぐさまその侍女をその実家に帰しました。

その後、その子(直孝)はその母の元で育ちます。

6歳になると、直政が城から外出したところを狙って母が子(直孝)を引き渡しましたが、直政は城には連れて帰らず、とある庄屋に預け置いて養育を託しました。その後、子(直孝)は12歳の時に直政に召しだされますが、唐梅院には内緒のことでした。

 

会社で恐れられてる人は、実は家で奥さんに頭上がらないという現代でもありがちなパターン。直政の部下達は「赤鬼を超える鬼嫁」って噂してたんじゃないかな(笑)

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まとめ

これまでの逸話から見ると浮かんでくるのは、

礼儀はキチンとしていて、役員や会社の外でのウケはいいが、自社では自分のストイックさを他人にも要求する管理職。

熱くなると周りが見えなくなることが多く、部下が結果を出せないと、とにかく怒り狂う。

この人に一度、嫌われてしまうと、一生嫌われたままで終わる。

自分は途中入社で管理職までなったのは、そのストイックさがあったからに間違いないが、部下にとっては結構イタイ人。

こんな感じかな~。

 

 

出典:https://matome.naver.jp/

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おふざけ画像【井伊の谷のナオトラ

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大河ドラマ直虎【おふざけ画像】井伊の谷のナオトラ はじめに 2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」、みなさんどうですか? 私的には、前回の「真田丸」より面白い

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