大河ドラマ直虎【長谷川秀一】たびたび浜松に来る織田の使者・長谷川秀一は、魔王・信長のお気に入りの色小姓！

大河ドラマ「おんな城主　直虎」の第48話「信長、浜松来たいってよ」で、瀬名の悲願でもあった駿府を手に入れた徳川家康。

宴会を開いて、大盛り上がりの中、織田の使者・長谷川秀一がやってきます。

凍りつく宴会をよそに、長谷川秀一は別室で榊原康政と対面し、信長が遠江、三河見物をしたいと言っていることを告げました。

そこから徳川は、てんやわんやで支度をして、信長を接待。

満足させて信長を帰らせましたが、またすぐに長谷川秀一がやってきます。

安心するヒマもなく、またしても凍りつく徳川。

また、榊原康政が長谷川秀一を相手すると、今度は信長がお返しに家康たちを招いて接待したいとのことでした。

この長谷川秀一の浜松訪問から、大河ドラマ直虎は佳境を迎えていきますが、今回はこの現代人でもいそうな名前の長谷川秀一について、簡単に紹介していきます。

 

 

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長谷川秀一（はせがわひでかず）

長谷川秀一は、織田家臣・長谷川与次の子で、若年より信長に小姓として仕え、男色相手として深く寵愛された。

若い頃は、通称・長谷川竹という呼び名で呼ばれる色小姓であったが、のちに織田家の奉行として活躍した。

 

1575年、長谷川秀一は、伊勢国長島城の工事に係る宿舎の手配を行い、歴史の表舞台に登場。

1578年、有岡城の戦いで上席の万見重元が戦死すると、その跡を引継いで長谷川秀一は奉行衆として重要な役目を与えられていった。

 

1579年、信長が浄土宗と法華宗を戦わせた「安土宗論」で、長谷川秀一は警備を担当。

宗論に敗れた法華宗は、長谷川秀一宛てに詫証文をだしていることからも奉行としても重要な立場にあった。

 

1580年、長谷川秀一は、他の奉行3人と高天神城包囲中の徳川家康のもとに派遣されて現場視察。

その後、領地を大きく加増されて近江で代官職を務めている。

 

 

男前なのはやはり・・・

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1582年、長谷川秀一は、馬廻衆・小姓衆を引率して立場にあって、武田攻めに出陣。

しかし、ほぼ武田討伐は完了していたために戦闘に参加することはなく、武田勝頼の側近の処刑以外に目立ったことはしなかった。

その後、長谷川秀一は、甲州から安土に戻り徳川家康歓待の宴に参加。また、高雲寺で家康をもてなす。

家康が堺見物に行くことになったため、長谷川秀一は案内役として同行し、6月1日に堺で開かれた茶会にも参加。

6月2日に本能寺の変の一報が届き、長谷川秀一は家康一行の畿内からの脱出経路を段取りした。

この時、長谷川秀一は、尾張国熱田まで家康と一緒に逃げている。

 

 

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その後、長谷川秀一は、羽柴秀吉の天下取りを支持し、柴田勝家に味方する滝川一益の城を攻撃するなど活躍した。

1584年には、秀吉と家康が戦った小牧・長久手の戦いに羽柴軍として参加。

長谷川秀一は、徳川軍の奇襲を受けた味方を救援し、勇猛な戦いぶりを見せるも、徳川軍の前に敗れて撤退した。

こののち羽柴軍の殿軍を努めて、追撃してきた織田信雄軍とも交戦している。

 

1585年、紀州征伐でも武功を挙げて、越前東郷15万石の領主となる。

1587年には九州征伐に参陣、1590年の小田原征伐にも参加した。

1592年より始まった文禄の役では朝鮮へと渡り、各地でよく戦っていたが1594年に同地で病死した。

なお、長谷川秀一に嫡子はなく、長谷川家は断絶となっている。

 

 

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