大河ドラマ直虎　本多忠勝とは？若き日の本多忠勝が登場！数々の名優が演じた家康配下の最強武将

大河ドラマ「おんな城主　直虎」で、第32話「復活の火」から登場することになった高嶋政宏が演じる徳川家康の家臣・本多忠勝。

この本多忠勝は、大河ドラマ「真田丸」でも藤岡弘、が演じたことで有名ですが、あの時は30代後半～50代までの本多忠勝として威厳ある娘想いの父として描かれていました。

しかし、今回の大河ドラマ直虎で登場する本多忠勝は、20歳代前半が中心となっており、徳川家臣の中ではまだまだ若輩者です。そんな若い本多忠勝を高嶋政宏（51歳）が演じるのはどうかと思いますが・・・

では、気を取り直して徳川家臣・本多忠勝について簡単に紹介します。

 

 

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本多忠勝（1548～1610）

鍋之助、平八郎、中務少輔、従五位下

徳川氏の家臣で上総国・大多喜藩初代藩主及び、伊勢国・桑名藩初代藩主。

父は、松平家臣・本多忠高

母は、植村氏親の娘

 

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1548年、松平家臣・本多忠高の長男として誕生し、父が戦死したために叔父の本多忠真のもとで養育された。

幼い頃から松平元康（のちの徳川家康）に仕えており、1560年に初陣と同時に元服する。

桶狭間の戦いで今川義元が討死し、家康が今川家から独立すると、忠勝は上ノ郷城攻めや牛久保城攻めなど三河平定に参戦した。

 

 

 

1563年、三河一向一揆が発生すると、本多正信など本多一族の多くが一向一揆に参加。しかし、忠勝は一向宗から浄土宗に改宗して家康側に残り、一向一揆と戦った。

 

 

 

1566年、騎馬50騎を配属され、1569年には旗本部隊の先手として前線で戦闘を行うだけでなく、即応部隊としての側面も有する一手役（旗本先手役）の将となる。

1570年、同盟先の織田氏と共に、浅井、朝倉連合軍と戦った姉川の戦いにも参加し、徳川本陣に迫る朝倉軍に対し無謀な単騎駆けを敢行。

これが徳川軍の反撃となって朝倉軍を討ち負かし、忠勝自身も朝倉軍の豪傑・真柄十郎左衛門との一騎討ちで名を轟かせた。

 

1572年、一言坂の戦いで偵察隊として先行した時、武田本軍と遭遇。報告のために撤退するが武田軍に追撃された。

この時、忠勝は大久保忠佐と共に殿軍を努め、武田の勇将・馬場信春を相手に奮戦し、撤退を無事完了させた。

三方ヶ原の戦いでは、猛将・山県昌景隊と戦って撃退。

また、忠勝は武田軍に夜襲をかけて大混乱に陥らせ武功を挙げている。

 

1573年、長篠城を榊原康政らと共に攻め落とす。

1575年、長篠の戦いなどにも参加。

 

忠勝の度重なる戦における活躍は敵味方を問わず賞賛された。

 

 

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1582年、本能寺の変では、取り乱した家康を諌めて｢伊賀越え」を決意させた。

1584年、小牧・長久手の戦いで留守を任された忠勝は、徳川軍が苦戦していることを聞いて、500名の兵を率いて小牧から駆けつけ豊臣軍の前に立ちはだかる。

この時の豪胆な振舞いや活躍から、敵軍であった豊臣秀吉からも東国一の勇士と賞賛された。

 

1590年、小田原の役でも活躍。のちに家康が関東に移封されると上総国大多喜に家臣団中第2位の10万石を与えられた。（1位は井伊直政の12万石）

1600年の関ヶ原の戦いの際、本多本隊は嫡男の忠政が率いており、忠勝は徳川本陣にいて奮戦し、僅かな手勢で90の首をあげる。

また、本戦前には吉川広家など西軍諸大名に井伊直政と共に書状を送って、東軍方につける工作にも活躍していた。

 

1601年、関ケ原などの功績によって15万石に増領され、忠勝は伊勢国桑名10万石、旧領・大多喜は次男・本多忠朝に別家5万石で与えられた。

桑名に移った忠勝は藩政を確立するため、直ちに城郭を修築し桑名藩創設の名君と仰がれるようになる。

 

 

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戦国時代の終焉に向かい本多正純などの若い文治派が台頭すると、忠勝は幕府の中枢から遠ざかっていく。

1609年、嫡男・忠政に家督を譲って隠居。

1610年、桑名で死去した。享年63歳。

 

本多忠勝は、大河ドラマ直虎で活躍する井伊直政と共に徳川四天王に数えられ、戦歴50余りの中で一度も傷を負わなかったといわれる。

生涯を通じて槍働きが多かったが、桑名での治政から見ると決して筋肉バカという人物ではなかった。

 

 

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