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大河ドラマ直虎【サボン】万千代が渡したサボンを瀬名が喜んだ理由は便秘に悩んでいたから?南蛮渡来の汚れ落としの貴重品サボンとは?

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大河ドラマ「おんな城主 直虎」
サボン

大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第43話「恩賞の彼方に」で、万千代は瀬戸方久からの献上品「サボン」を家康に差し出します。

この南蛮渡来の汚れ落としの献上品「サボン」は、その後万千代が岡崎へ行った際、瀬名の手に渡ることになります。

この「サボン」という言葉、「シャボン」と言ってしまうと簡単に物が想像できると思います。

「サボン」は、現代で言う石鹸のことです。

一般的に石鹸の用途は洗浄剤ですが、直虎たちの生きた戦国時代では、実は違う用途でも使われていたようです。

今回は、この「サボン=石鹸」について、少し紹介していきたいと思います。

 

 

出典:https://pure-la.net/

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歴史

石鹸は、古代から水だけで落ちにくい汚れに対し、粘土や灰汁、植物の油や種子などが利用されていました。

やがて動物の肉を焼いた際、滴り落ちた脂肪と薪の灰の混合物に雨が降り、アルカリによる油脂の鹸化が自然発生して石鹸が発見されたと言われています。

石鹸の「鹸」は「灰汁」や「アルカリ」を意味する言葉。

これを神への供物として羊を焼いた古代ローマの「サポーの丘」での出来事とし、soap の語源とされている。

 

石鹸は、ヨーロッパではゲルマン人とガリア人が用いていたが、その後廃れてしまいます。

しかし、製造方法がアラビア人に伝わっていて、生石灰を使う製造方法が広まっていきました。

そして8世紀になり、スペイン経由で再度、ヨーロッパに普及し定着していくことになりました。

 

 

出典:https://mag.sendenkaigi.com/

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日本伝来

昔の日本では、ムクロジの実や、アルカリ性の灰汁などを使って洗濯をしていました。

日本に初めて「サボン=石鹸」が入ってきたのは、16世紀の戦国時代。

種子島への鉄砲伝来と同じころポルトガル船によって持ち込まれました。

確認できる最古の文献は、1596年に石田三成が博多の豪商・神屋宗湛に送った礼状です。

このころの「サボン=石鹸」は相当な貴重品であったようで、庶民が気軽に買えるようなものではなく、手にすることのできたのは大名など上流階級の人間だけでした。

本来の目的の洗浄剤というよりは、便秘を治す下剤のような薬として使われたり、上流階級の香水の代わりとして使われたことのほうが多かったようです。

ポルトガルでは石鹸のことをシャボン(sabao)と言いますが、日本でも第二次世界大戦前くらいまでこの呼び名が使われていました。

 

大河ドラマ直虎では、薬の調合役である万千代が献上していることからも、「洗浄剤」としての用途ではなく「下剤」として使用したのかもしれません。

あくまでドラマだし、想像ですが・・・

で、瀬名は「サボン」をもらって大喜びしていますが、これは「汚れ落としの貴重品」だからではなく、実は便秘に悩んでいたからなのかもしれません(笑)。

そういえば夫(家康)の方は、ブリっと漏らしてましたね(笑)。

 

 

こっちは便秘なのに、

オメーは漏らしてんじゃねーよ‼

出典:https://www.instagram.com/

 

家康脱糞図

出典:https://www.instagram.com/

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