大河ドラマ「いだてん」
第9話「さらばシベリア鉄道」おさらい
この記事では大河ドラマ「いだてん」の第9話「さらばシベリア鉄道」のおさらいと感想を書いています。
大森夫妻のイチャイチャに四三がイライラ
大河ドラマ「いだてん」の第9話「さらばシベリア鉄道」どうでしたか?
ほとんど列車の中の話で、これといって見どころらしいものはありませんでしたねぇ~。
ちょっと意外だったのは、これまで「すいまっせん」ばっかり言っていた弱気な金栗四三がやけにイライラして、言いたいこと言ってたとこでしょうか(笑)。
では、第9話のおさらいと感想です。
ストックホルムに向かう旅路は嘉納治五郎先生不在の中、常に不穏な空気に。
大森兵蔵、大森安仁子夫妻は四三と弥彦の前でもイチャイチャし、作ってくれる食事は「だし抜き」の味噌汁。
文句を言おうとしても大森兵蔵から「おいしいよね。おいしいって言えよ」との圧力をかけられ、四三くんはすっかり不満顔。
目の前でケツ出して嫌がらせするしかないわな(笑)。
しかし、大森兵蔵は普段もこんなもの食わされているんだろうか?
そりゃ、治る病気も治んないかもね。
大変だな~国際結婚って(笑)。
そんな毎日にどんどんイライラが募ったのか、やがて四三は三島弥彦にも八つ当たり。
でも、そこは心が広い弥彦天狗。
四三を食事に誘って、すぐに仲直りして二人の絆が深まっていくことに。
田舎育ちの貧乏人とは違って、ボンボンの三島弥彦には余裕がありますな。
飯食って、酒飲んだらご機嫌になる四三のほうがワガママで子供っぽくみえた。
そして日本選手団は無事にストックホルムに到着し、決戦の地オリンピックスタジアムを見学。
日本初のオリンピックがついに幕を明けるわけです。
と、こんな風に金栗四三のストックホルムへの旅が描かれたわけですが、この旅はこれといって特筆すべきところはなかった・・・。
一方、日本ではすっかり人力車夫姿が板についてきた美濃部孝蔵が、橘家円喬から「三遊亭朝太」の名前をもらって正式な弟子となる。
この時、円喬からもらった給付金、1厘×5枚=5厘がオリンピックの5輪の形になっていたことが印象的でしたが、この孝蔵の話はそれ以上進展することはなく、落語家としての話は持ち越しとなってしまいました。
こっちの話はなかなか進まないなぁ~。
主人公ではないから仕方ないとは思いますが、これ以上チンタラされると「そもそもこの話いる?」ってなっちゃいそう。
もう、なってるか(笑)。
さて今回、無駄にラブラブっぷりを見せつけてきた大森夫妻。
この人達にはこの人達なりの想いってのがあったようで、病気に蝕まれる大森兵蔵の「大和魂」を知ることができました。
病弱だった大森兵蔵の夢は、外国人の体格に負けない日本人を作るための体育の普及。
そのためにも、自らの命を懸けて日本代表監督を志願してたなんて。
この人もやっぱり「日本のスポーツ」の基礎を作った人なんだなぁ。
「いだてん」で登場する人物はみんな、今の世に繋がる「日本のスポーツ」に貢献したスゴイ人達だってことを再認識しましたよ。
第9話「さらばシベリア鉄道」
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第9話「さらばシベリア鉄道」
勝手にMVP
今回のMVPは金栗四三くん。
これまでの弱気な四三くんのイメージを払拭し、大森夫妻のイチャついてるのを冷めた目で見てたり、弥彦につっかかったり、かなりダークな四三くんの姿が新鮮でした。
これまでの四三は「ただ走るだけのマラソンバカサイボーグ」って感じでしたが、ちゃんと人間らしい黒い部分も持ってって良かったです。
若干、あの人格には飽きてたところでしたから(笑)。
次回 第10話「真夏の夜の夢」
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