大河ドラマ「いだてん」
第9話「さらばシベリア鉄道」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年大河ドラマ「いだてん」第9話「さらばシベリア鉄道」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第9話「さらばシベリア鉄道」
NHK公式 あらすじ
四三(中村勘九郎)と弥彦(生田斗真)は、ついにストックホルムに向け旅立つ。ハルピン等を経由してのシベリア鉄道17日間の旅。治五郎(役所広司)の渡航が遅れる中、監督の大森兵蔵(竹野内豊)と安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)のハネムーンのような態度、外国人の横柄さに四三は不安を募らす。一方、孝蔵(森山未來)は、師匠・円喬(松尾スズキ)から「朝太」という名を授かり、噺家デビューへ歩みだす!
大河ドラマ「いだてん」
第9話「さらばシベリア鉄道」
あらすじ【ネタバレ注意】
嘉納治五郎が来ない!
金栗四三と三島弥彦はストックホルムに向けて出発したが、その旅程は17日間にわたるものだった。
嘉納治五郎が列車に乗っていないと知り、金栗四三は動揺を隠せない。
すると監督の大森兵蔵が嘉納治五郎は文部省との間に行き違いがあって、手続きが完了していないために新橋駅で足止めされてしまったと聞かされた。
嘉納治五郎は手続き完了次第追いかけてくるとのことで、金栗四三たちは船の出発地である福井県の敦賀まで先に進むこととなっていた。
とりあえずホッとした金栗四三は敦賀に向かったが、すでに有名になっていた選手団は駅に停車するたびに応援の人々から歓迎を受け、興奮のあまり夜もなかなか寝付くことができなかった。
そして金栗四三は誰も経験したことのないこの旅を記録にしたいと思い、『盲目旅行~国際オリンピック競技参加之記』という日記を記すのであった。
翌朝、日本選手団一行は敦賀に到着したが、嘉納治五郎は現れなかった。
そのため、金栗四三、三島弥彦、大森兵蔵・安仁子夫妻だけが船に乗り込み、ウラジオストクに向かう。
しかし、ウラジオストクに着いても、シベリア鉄道に乗る直前になってもいても、嘉納治五郎は姿を見せなかった。
シベリア鉄道にて
シベリア鉄道の旅では、大森兵蔵が食費を抑えるため食堂車を使わずに自炊すると言い出した。
料理の担当は、大森兵蔵の妻・大森安仁子だ。
道中で、応援の人たちがくれた野菜や味噌もあるし、パンとミルクは駅で買えるので問題ないだろうとので皆が思っていた。
ところが、この日の夕食時、大森兵蔵は食堂車で飲もうというドイツ人乗客の誘いに乗り、食堂車で食事をすることになる。
あまりの金額の高さには4人は驚いたが、こともあろうか大森兵蔵はドイツ人の飲食代までおごってしまった。
その後、列車は満州・ハルピンを経てロシアに入る。
すると突然、三島弥彦が「恋人はおるかね?日記を読んでも分からないし・・・」と金栗四三に聞いてきた。
勝手に日記まで読まれていたことに金栗四三は怒ったが、三島弥彦は悪びれるそぶりもない。
そんなくだらない会話を繰り返す内に、シベリア鉄道はヨーロッパ圏に入っていった。
一方、嘉納治五郎はまだ日本にいて、毎日のように文部省の窓口に掛け合っていた。
「まだか?金も出さない。私も出さない。クソ役人どもめ!」
この頃、美濃部孝蔵はいつものように車を引いて円喬を乗せ、寄席まで送っていた。
弟子だか車屋だか解らない関係になって、もう半年になる。
するとある日、円喬は初めて孝蔵にわずかな給金を渡し、楽屋口まで連れていって高座名を与えた。
「ちょうた・・・・今日からお前は三遊亭朝太だよ。明日からは家に来な、車はいらない。手ぶらでね」
これでやっと孝蔵は清さんに車を返すことができた。
大森兵蔵という男
出発から10日が過ぎ、金栗四三は旅の疲れもあって大森兵蔵への不満を募らせ、日記に不満を書きなぐっていた。
大森兵蔵の英語交じりの話し方、西洋風の振る舞いが、金栗四三にとってはカンに触るものだったからだ。
しかし、嘉納治五郎が大森兵蔵を監督にしたのは何か理由があるのだと思い、金栗四三はなぜ監督を引き受けたのか尋ねてみた。
大森兵蔵はもともと経営を学ぶためにアメリカに留学したが、西洋人の肉体に驚き、日本国民の体格向上に努めようとYMCAのトレーニングスクールに移ったという。
そこで生活費を稼ぐために安仁子のところで働くこととなり、二人は恋に落ちた。
大恋愛の話をしている間、何度も咳こむ大森兵蔵を三島弥彦は心配し、モスクワに着いたら医師に診せた方がいいと言った。
三島弥彦の見立てはあたっていて、実は大森兵蔵は監督を打診されたあと嘉納治五郎を訪ねて肺を患っていることを打ち明けていた。
そして安仁子は夫の病状から「この機を逃せばオリンピックを見ることは叶わないだろう」と嘉納治五郎に伝え、「選手には迷惑をかけないから」と約束してストックホルム行きを志願したという。
そして嘉納治五郎は大森兵蔵が書いた『オリンピック式陸上運動競技法』という論文を見て、その熱意に驚き、監督を任せることを決めたのだった。
ついに決戦の地へ!
その後、大森兵蔵の体調は回復せず、安仁子は自炊を中止。
金栗四三は「監督もこんな状態、嘉納先生もいない、これで日本スポーツの黎明の鐘になれるのか!」と不満をブチ撒けた。
しかし、冷静な三島弥彦はそんな金栗四三を食堂車に誘って「考えても始まらん。走るのは俺たちだよ。練習の成果を見せてやろうではないか!」と励ました。
そして東京を発って17日目、日本選手団一行はストックホルムに到着し、日本大使館の内田公使に出迎えられた。
時刻は夜の8時を過ぎていたが、ストックホルムは白夜で昼間のように明るかった。
金栗四三は居ても立ってもおられず、すぐに足袋を履いて三島弥彦とともにオリンピックスタジアムへ向かう。
レンガ造りの巨大なスタジアムを前に2人は圧倒されたが、広大なトラックを見ると金栗四三の目は闘志にみなぎっていた。
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