いだてん|孫基禎(そんきてい)|日韓関係に揺れるアジア初のマラソン金メダリスト!ハリマヤの足袋を履いた韓国のいだてんの生涯

   

大河ドラマ「いだてん」
孫基禎(そんきてい・ソンギジョン)

ホワイト国除外、GSOMIA破棄など戦後最悪の日韓関係の中、大河ドラマ「いだてん」の第35話ではベルリン・オリンピックのマラソンで孫基禎(そんきてい・ソンギジョン)という人物が金メダルを獲得します。

この時、孫基禎選手が履いていたのがハリマヤの足袋(金栗シューズ)だったことから、ドラマ中では金栗四三やハリマヤの黒坂辛作が歓喜の声を上げていますが、当の本人はそれどころじゃありません。

当時は韓国併合により、孫基禎選手は日本選手として出場していたものの、掲げられた「日の丸」、流れてくる「君が代」に複雑な心境だったことでしょう。

当時もそうだったでしょうが、もし今「日本初のマラソン金メダル」なんて言ってしまえば、間違いなく韓国から大クレームがつきますよね。当然です。

韓国は2020東京オリンピックをボイコットするとかしないとか言ってますが、この孫基禎選手は日韓の狭間に揺れながらも出場して結果を出したことを考えて欲しい。

国籍問題はあるけれど「政治とスポーツは関係ない」という当初のオリンピック精神に立ち返って欲しいと願うばかりです。

この記事では、歴史に翻弄されたアジア初のマラソン金メダリスト、韓国の「いだてん」とも言うべき孫基禎について簡単に紹介していきます。

 

 

足元には金栗シューズ

 

出典:https://ja.wikipedia.org/

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孫基禎(そんきてい・ソンギジョン)

孫基禎は1910年(明治43年)の韓国併合以来、日本の支配下にあった朝鮮で1912年に生まれました。

貧しさからスケート靴を買えなかった孫基禎の楽しみはただただ「走る」こと。

洪水で自宅が流されても、学校を辞めて働きに出るようになっても、ひたすら「走る」ことだけを続けていました。

そして努力の結果、その俊足は注目されるようになり、孫基禎は1932年に京城の養正高等普通学校からスカウトされ、19歳で新入生として入学することになります。

のちにベルリン・オリンピックで銅メダルを獲得する南昇竜も同時に陸上部に入っていますが、南は他校から3年生に編入したため先輩という立場です。

入学後の孫基禎は水を得た魚のようにメキメキと力をつけ、1935年に東京で開かれた第8回明治神宮体育大会のマラソンに出場すると世界最高記録を樹立。

翌年に控えたベルリン・オリンピックの日本代表有力候補として南昇竜と共に注目されるようになりました。

出場をかけた最終選考レースでは南昇竜が1位となりますが、記録が平凡だったために孫基禎は鈴木房重、塩飽玉男らと共に現地予選で出場枠3名を争うことになっていきます。

 

 

いだてん|南昇竜(なんしょうりゅう)|ハリマヤの足袋(金栗シューズ)を履いた韓国のいだてんの生涯
大河ドラマ「いだてん」 南昇竜(なんしょうりゅう・ナムスンニョン) 大河ドラマ「いだてん」の第35話で描かれるベルリン・オリンピックのマラソンで、孫基禎(そんきてい・ソ

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1936年8月、日本代表としてベルリンの地に立った孫基禎。

「選手団の役員は朝鮮半島出身の2人のうち、どちらかを落とすつもりだ」という情報を聞いた孫基禎と南昇竜は、勝ち残るために現地でハードな練習を提案します。

そして、この練習についてこれなくなった鈴木房重が体調を崩し、孫基禎と南昇竜は二人そろって日本代表となることができました。

 

本番のマラソンでは号砲とともに28か国、56人の選手が一斉にスタート。

ロサンゼルス大会優勝のアルゼンチン代表・ザバラ選手が先頭でスタジアムを駆け抜けていきました。

その後、折り返し地点では1位ザバラ、2位にイギリスのハーバー、3位に孫基禎がつけます。

やがて厳しい暑さの中、途中棄権者が続出すると33キロ地点で優勝候補ザバラまでもが脱落。

そして孫基禎はハーバーを追い抜き、オリンピック記録で金メダルを獲得しました。

 

出典:https://twitter.com/

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外国人へのサインに「KOREA」と書くなど、朝鮮人としての民族意識の強かった孫基禎は、複雑な心境で会場に掲げられた日の丸を見上げることとなりました。

この後、朝鮮の新聞「東亜日報」が胸の日の丸が塗りつぶした写真を掲載し、同紙の記者が逮捕される事件が発生。

「KOREA」のサインのこともあり、帰国後の孫基禎は要注意人物として監視を受けるようになっていきます。

このため競技に対する意欲を失なってしまった孫基禎は明治大学に入学しましたが、陸上部には所属することはなく、そのまま卒業することとなりました。

 

第二次世界大戦後、大韓民国が建国されると韓国籍となった孫基禎。

共に汗を流した南昇龍らと「マラソン普及会」と結成して選手の指導に当たり、自身の持つ世界最高記録を更新する教え子を輩出するなど韓国のマラソン黄金期を作っていきます。

朝鮮戦争が勃発すると、孫基禎はソウルを占拠した朝鮮軍に一時監禁されてしまいますが、やがて脱出に成功して再び指導者として活動していきました。

その後、孫基禎は1948年のロンドン・オリンピック、1952年のヘルシンキの・オリンピックで韓国選手団の総監督を務め、大韓陸上競技連盟会長にも就任するなど要職を歴任。

1988年のソウル・オリンピック開会式では聖火をスタジアムに持って登場し、孫基禎はこの時の思いを「金メダルの時より嬉しい」と語っています。

2002年、ソウルの病院で死去した孫基禎は90歳。

天国で孫基禎は2020東京オリンピックをどのような気持ちで見るのでしょうか。

 

出典:https://blog.goo.ne.jp/

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【いだてん】あらすじ

 

【いだてん】人物・キャスト

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か:嘉納治五郎(役所広司)

か:可児徳(古舘寛治)

く:黒坂辛作

げ:ゲネンゲル

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こ:古今亭志ん生(ビートたけし)

し:シマ(杉咲花)

す:杉村陽太郎(加藤雅也)

せ:清さん(峯田和伸)

そ:副島道正(塚本晋也)

そ:孫基禎

た:高石勝男(斎藤工)

た:高橋是清(萩原健一)

た:橘家円喬(松尾スズキ)

た:田畑政治(阿部サダヲ)

て:天狗倶楽部メンバー

な:永井道明(杉本哲太)

な:永田秀次郎(イッセー尾形)

な:中川臨川(近藤公園)

な:南昇竜

に:二階堂トクヨ(寺島しのぶ)

の:野口源三郎(永山絢斗)

は:春野スヤ(綾瀬はるか)

ひ:人見絹枝(菅原小春)

ひ:ヒトラー

ひ:平沢和重(星野源)

ほ:本庄(山本美月)

ま:前畑秀子(上白石萌歌)

み:美川秀信(勝地涼)

み:三島家の人物

み:三島弥太郎(小澤征悦)

み:三島弥彦(生田斗真)

み:三島和歌子(白石加代子)

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む:ムッソリーニ

む:村山龍平

よ:吉岡信敬(満島真之介)

ら:ラザロ

 

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