大河ドラマ「いだてん」
応援歌「走れ大地を」
大河ドラマ「いだてん」の第28話、田畑政治(阿部サダヲ)はロサンゼルス・オリンピックの前哨戦として世界王者のアメリカ水泳チームを日本に招きます。
日米水泳対抗戦には策士と呼ばれた田畑政治の二つの狙いがあり、それはアメリカをアウェーである日本に招き、地の利を生かしてロサンゼルス・オリンピック前に自信喪失にさせつつ、興行として生のレースを国民に見せてスポーツへの関心を煽るというものでした。
この田畑政治の策は見事に当たり、アメリカをコテンパンにした日本水泳の盛り上がりは次第に日本国民へのスポーツ熱を高めていき、やがてロサンゼルス・オリンピック開幕を前に最高潮に達します。
そして公募されたオリンピック応援歌にはなんと4万8千通の応募が殺到し、その中から東京の中学生・斎藤龍くんの作品「走れ大地を」が選ばれました。
この斎藤龍くんの「走れ大地を」は、ロサンゼルス・オリンピック本番で田畑政治率いる日本水泳チームの大躍進を後押したことで日本国民の脳裏に深く刻まれ、名曲として語り継がれていくようになっていくのです。
下に映像を貼っておきますので、大河ドラマ「いだてん」を見ている皆さんは是非この「走れ大地を」を聞いてみて下さい。
歌詞はコチラ→「走れ大地を」の歌詞
ちなみに大河ドラマ「いだてん」で斎藤工さんが演じる水泳選手・高石勝男はロサンゼルス・オリンピックの時、キャプテンながら出場機会に恵まれませんでしたが、その後も日本水泳界に貢献し、葬儀では「走れ大地を」が演奏されてド派手に見送られています。出場できなかったオリンピックでの応援歌を贈ったのは、高石勝男の悔しさをくんだ関係者の気配りだったんでしょうね。
国際オリンピック派遣選手応援歌「走れ大地を」
作詞:斎藤龍 / 作・編曲:山田耕筰
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