いだてん|金栗実次(かなくりさねつぐ)とは?大河ドラマで中村獅童が演じる金栗四三の兄の生涯

      2019/01/06

大河ドラマ【いだてん】
~東京オリムピック噺~

2019年NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の主人公・金栗四三(かなくりしそう)の兄として登場するのが中村獅童が演じる『金栗実次(かなくりさねつぐ)』。

金栗四三が「マラソンランナー」として活躍していたのも、ひとえに弟思いの『金栗実次』という人物がいたからです。

自らは質素な生活を続けて弟を大学まで進学させ、その後もオリンピック出場を支援し、挙句の果てに結婚相手まで決める。

『金栗実次』にとって弟の金栗四三は金栗家の誇りであり、放っておけない子供のような存在だったのかもしれません。

大河ドラマいだてんでは、この金栗兄弟を中村獅童と中村勘九郎というカブキカブキした二人が演じ、その掛け合いが楽しみなところになりそうです。

 

この記事では、簡単ではありますが『金栗実次』の生涯について紹介していきます。

 

出典:https://thetv.jp/

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四三の才能を伸ばそうとする金栗実次

金栗実次は金栗信彦とシエとの間に生まれた金栗8人兄弟(男4人・女4人)の長男。

金栗実次は体の弱かった父・信彦が代々営んできた酒造業を廃業すると、農業で家計を支え3人の弟、4人の妹の面倒を見ていました。

父・信彦は、幼少の頃に病弱だった四三を小学校卒業後に農業に従事させようと考えていましたが、金栗実次は四三に可能性を感じ、勉学に励ませました。

このため、金栗家では四三のために「学校部屋」と呼ばれる勉強部屋が作られていました。

四三が義務教育である4年間の小学校を卒業したあと、父・信彦を説得して四三を玉名北高等小学校、玉名中学へと進学させたのも金栗実次でした。

 

金栗実次

出典:https://www.instagram.com/

 

 

父・信彦の死後、一家の家長となった金栗実次は苦しいながらも四三の学費を捻出していましたが、四三は兄の期待に応えるため必死で勉強してくれたため、特待生となって学費を免除されるようになります。

やがて中学を卒業した四三は、さらに上の学校で学びたいと考えるようになり、金栗実次に相談しました。

すると、金栗実次は授業料のかからない国費で行ける学校を勧め、四三は進路を海軍兵学校に定めます。

しかし四三は直前に結膜炎を患ってしまい、身体検査で不合格。

このため、四三は中国上海にある東亜同文書院と、教育者を多く輩出する東京高等師範学校の受験を希望し、金栗実次もこれを許可しました。

四三の本命は東亜同文書院でしたが、先に受験した東京高等師範学校が合格。

あくまで東亜同文書院を目指すと言う四三に対し、金栗実次はこれを許さず、合格した東京高等師範学校への進学を勧めました。

四三もこれまで面倒を見てくれた金栗実次に反抗することはできませんでした。

 

 

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四三のオリンピック出場を支援する金栗実次

東京高等師範学校へ入学した四三はストックホルムオリンピックの予選に出場し、マラソンで優勝して日本代表に選ばれました。

しかし、当時は「学生の本分は学業」とされており、「スポーツは遊び、スポーツのために休学することあり得ない」という世の中でした。

このため、四三の派遣は文部省に反対されて補助金を出してもらえず、出場費用1,800円(現在の約500万円)は自己負担となってしまいます。

金栗実次も四三がマラソンに入れ込んでいることは快く思っていませんでしたが、日本代表になったことを知ると「お前は金栗家の誇りだ!心配するな。田畑を売ってでも準備するから気にするな。この機会を絶対に生かせ!」と応援することにします。

結局は、東京高等師範学校の仲間の募金で大半が集まり、300円ほどの援助で済んだために田畑を手放すことはありませんでしたが、金栗実次はそれほどまでに四三のことを想っていました。

 

出典:https://www.instagram.com/

 

 

1912年(明治45年)のストックホルムオリンピック。

四三はマラソンに出場しましたが、熱中症で倒れて途中棄権となり、そのまま帰国となります。

その後、帰国した四三を待ち受けていた金栗実次は地元の人々の前で怒鳴りつけました。

しかし「4年後を目指す」と言う四三の決意を聞くと、金栗実次は四三を許し、再び応援することを約束します。

 

 

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四三の結婚まで決めてしまう金栗実次

ストックホルムオリンピックから2年後、金栗実次は東京の四三のもとに手紙を送りました。

手紙は「叔母・池部幾江の養子にならないか?」との内容でした。

熊本県玉名郡の資産家・池部家に嫁いでいた叔母の池部幾江は、池部家の跡継ぎに四三を迎えたいと考えていました。

この時、マラソンに専念したかった四三は「東京に居られるのなら」と言うと、金栗実次に判断を任せます。

すると、ほどなくして四三は養子となり、義母となった池部幾江から結婚相手として医者の娘・春野スヤを持ちかけられました。

この春野スヤは四三のマラソンへの情熱を理解していたため、金栗実次も春野スヤを非常に気に入っていました。

そして東京高等師範学校の卒業式を終え、故郷に戻った四三に対し、金栗実次は結婚を前提にした見合いを命じ、四三は見合いをした翌日に結婚式を挙げることとなりました。

 

出典:https://www.city.tamana.lg.jp/

 

 

その後、金栗実次は四三のために「金栗四三がオリンピックで勝てば国威発揚に効果がある」と陸軍関係者に吹き込み、四三の徴兵を阻止するなど支援を続け、1930(昭和5年)に急性肺炎で死去しました。

 

 

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