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いだてん|三島和歌子とは?大河ドラマのバケモノ枠!『ほととぎす』で描かれた鬼姑は息子を想う薩摩おごじょ

投稿日:2018年12月24日 更新日:

大河ドラマ【いだてん】
~東京オリムピック噺~

2019年NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の主人公・金栗四三と共に日本初のオリンピック選手となった三島弥彦には一見すると恐そうな母親『三島和歌子』がいました。

前年の大河ドラマ「西郷どん」で登場した小柳ルミ子演じる「お由羅」のようなバケモノ感が漂っていますが、この『三島和歌子』はとても情に厚い、息子想いの女性です。

弥彦のオリンピック出場に反対しながらも、最後は「お前は三島家の誇り」と背中を押して涙を誘い、異国の地で自信を無くした弥彦を最後まで信じ続ける『三島和歌子』は明治になって生まれた人物とは踏んできた場数が違う所を見せつけています。

この記事では、小説「不如帰(ほととぎず)」のイメージに負けず、三島家を支え続けた薩摩おごじょ『三島和歌子』について簡単に紹介していきます。

 

出典:https://www.nhk.or.jp/

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薩摩おごじょ・三島和歌子

三島和歌子は弘化2年(1845年)に薩摩国の高麗町で、薩摩藩士・柴山権助の次女として生まれました。

父は下級武士でしたが兵学者として名高く、藩士からの人望を集めていました。

ちなみに高麗町は大久保利通が幼少期を過ごしたところで、当然柴山権助とは面識があったと思われます。

家督を継いだ兄・柴山龍五郎の命で、和歌子は14歳の時に薩摩藩士・森岡昌純に嫁ぎますが、その後、兄は京都で「寺小屋事件」を起こして自宅謹慎。

柴山龍五郎と行動を共にしていた三島通庸も謹慎処分となり、身寄りがないために柴山家に身を寄せました。

 

この事件で森岡家は災いが及ぶのを恐れ、和歌子を離婚させて柴山家に返し、実家に戻った和歌子は三島通庸と結婚します。

その後、夫・三島通庸は謹慎を解かれると倒幕運動に参加して戊辰戦争で活躍し、明治新政府でも要職を歴任。

やがて三島通庸は警視総監に就任しますが、政府に不満を持つ不平士族からの常に命を狙われていました。

このため、剣術に覚えのあった三島和歌子は仕込み杖を持って夫に同行し、護衛をしていたといいます。

 

ボディーガード和歌子

出典:http://blog.livedoor.jp/

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不如帰(ほととぎず)と三島和歌子

夫の死後、自分が産んだ子と妾が産んだ子を平等に愛し、三島家を取り仕切った三島和歌子は長男・弥太郎を大山巌の娘・大山信子と結婚させます。

しかし、この大山信子は結婚後まもなく結核に感染したため、協議離婚により大山家に引き取られました。

この時、三島和歌子は大山信子を三島家の人間として迎えれたからには面倒を看させて欲しいと訴えましたが、大山家は返還に応じなかったといいます。

このため、三島和歌子は弥太郎を陸軍中将・四条隆謌の娘・四条加根子と再婚させました。

 

明治31年(1898年)、徳冨蘆花が大山信子をモデルにした小説「不如帰(ほととぎす)」を発表し、ベストセラーとなって芝居にもなります。

この「不如帰(ほととぎす)」には三島和歌子をモデルにした「お慶夫人」が登場し、夫人は結核になった嫁を追い出す極悪非道な姑として描かれていました。

そして芝居を見た三島和歌子は「事実無根」として徳冨蘆花に激怒しますが、世間の人は「鬼」を見るような目で三島和歌子を見ることになりました。

その後、息子の三島弥彦が日本初のオリンピック選手としてストックホルム・オリンピックに出場し、三島和歌子は大正13年(1924年)に死去。享年79。

「不如帰(ほととぎす)」では徹底的に悪役として描かれた三島和歌子でしたが、実際は女中たちにも優しく振る舞い、「女西郷」とまで呼ばれた情け深い女性でした。

 

この本はウソじゃ!

出典:https://s.webry.info/

いだてん|不如帰(ほととぎす)あらすじ|三島弥彦の母・和歌子がモデルとなった鬼姑の物語
大河ドラマ「いだてん」 不如帰(ほととぎす) 2019年NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で三島弥彦の母・三島和歌子が映画『ほととぎす』を観て激怒してい

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【いだてん】あらすじ

 

【いだてん】人物・キャスト

あ:浅草の人物

あ:東龍太郎(松重豊)

い:池部幾江(大竹しのぶ)

い:犬養毅(塩見三省)

い:岩田幸彰(松坂桃李)

お:大隈重信(平泉成)

お:大森安仁子/アニー(シャーロットケイトフォックス)

お:大森兵蔵(竹野内豊)

お:緒方竹虎(リリー・フランキー)

お:押川春浪(武井壮)

か:河西三省(トータス松本)

か:金栗家の人物

か:金栗実次(中村獅童)

か:金栗四三(中村勘九郎)

か:嘉納治五郎(役所広司)

か:可児徳(古舘寛治)

く:黒坂辛作

げ:ゲネンゲル

こ:河野一郎(桐谷健太)

こ:小梅(橋本愛)

こ:古今亭志ん生(ビートたけし)

し:シマ(杉咲花)

す:杉村陽太郎(加藤雅也)

せ:清さん(峯田和伸)

そ:副島道正(塚本晋也)

そ:孫基禎

た:高石勝男(斎藤工)

た:高橋是清(萩原健一)

た:橘家円喬(松尾スズキ)

た:田畑政治(阿部サダヲ)

て:天狗倶楽部メンバー

な:永井道明(杉本哲太)

な:永田秀次郎(イッセー尾形)

な:中川臨川(近藤公園)

な:南昇竜

に:二階堂トクヨ(寺島しのぶ)

の:野口源三郎(永山絢斗)

は:春野スヤ(綾瀬はるか)

ひ:人見絹枝(菅原小春)

ひ:ヒトラー

ひ:平沢和重(星野源)

ほ:本庄(山本美月)

ま:前畑秀子(上白石萌歌)

み:美川秀信(勝地涼)

み:三島家の人物

み:三島弥太郎(小澤征悦)

み:三島弥彦(生田斗真)

み:三島和歌子(白石加代子)

み:美濃部孝蔵(森山未來)

む:ムッソリーニ

む:村山龍平

よ:吉岡信敬(満島真之介)

ら:ラザロ

 

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