大河ドラマ「いだてん」
第26話「明日なき暴走」おさらい
この記事では大河ドラマ「いだてん」の第26話「明日なき暴走」おさらいをしています。
人見絹枝についての記事は以下から↓
人見絹枝が切り開いた女子スポーツの未来
大河ドラマ「いだてん」の第26話「明日なき暴走」どうでした?
前回からスタートした田畑政治編でしたが、今回の主役は完全に人見絹枝(菅原小春)さんでしたね。
シマ(杉咲花)から繋がれた女子スポーツの蕾、シマが才能を見出した人見絹枝によって見事に花咲かせてくれました。
もう、ボロッボロに泣かされましたわ。
すごいよ!人見絹枝さん!
ありがとう!シマ先生!
日本女性のスポーツへ発展にここまでの物語があるなんて思いもしませんでした。
大河ドラマ「いだてん」最高です!
では、第26話を振り返っていきましょう。
序盤は、田畑政治がオリンピック渡航費を政府からぶんどって来た話から。
「オリンピックは若者の力を呼び覚ます。それを生かすも殺すも先生方次第でしょうな」
あの威厳と迫力ある大蔵大臣・高橋是清(萩原健一)に、見事な啖呵を切る田畑政治。
見た目はドーベルマンに吠える柴犬って雰囲気なのにね(笑)
ただの新聞記者のくせに、全然物おじしない田畑政治がただただ恐ろしい。
いつものサムライ大河なら、ここで田畑政治は無礼打ちでしょう(笑)。
しかし、田畑政治に痛いとこを突かれたような顔をした高橋是清は結局、6万円という補助金をは出しちゃう。
嘉納治五郎たちが今まで苦労してきた金の問題を、簡単に解決しちゃう田畑政治って男は一体なんなんすか?
「口が『いだてん』」ってだけで、ここまで出来るなんてスゴすぎます。
そして嘉納先生の唖然とした顔(笑)
「私は今まで何してきたんだ?コイツなんなの?」って感じでしょうね。
しかし短い時間の出演でも、萩原健一さんの高橋是清はしゃべらなくてもハンパない存在感が出てました。
本当に惜しい人を亡くしたんだなと、いまさらながら思います。
さて、金をせっかく自分の手柄で手に入れても、休暇がとれず現地に行くことができない田畑政治。
「サラリーマンのさが」ってやつでしょうな。
今なら、働き方改革で行けるんだろうか?
少なくとも私の会社では無理!(笑)
諦めなさい!政治!
一方、シマが女子スポーツの未来を託した人見絹枝は二階堂トクヨと面談中。
「あなたご幸福?」と問いかけるトクヨに首を振る人見絹枝。
人見絹枝は走るたびに「バケモノ」とヤジをかけられ苦しんでいました。
本当にイヤな時代ですね。
そんな人見絹枝でしたがトクヨの「女子スポーツの未来を変えるべき」の言葉に諭され、やがて国際大会で大活躍していくことに。
しかし、人見絹枝のオリンピック派遣については、国民の期待を背負ってプレッシャーに押しつぶされることを心配し、体協のお偉いさん方が異を唱える。
派遣か見送りか、一向に結論の出ない会議。
そんな中、あの男がまた吠える。
そう田畑政治です。
「選手の気持ちを面倒見るのが監督であり我々でしょうよ!何してたの今まで!選手に全部背負わせるからプレッシャーに押しつぶされて実力を発揮できんのだよ!」
おぉぉぉぉ!正に正論!お見事!
カッケーっす!田畑政治!
とにかく口うるさい人だな~と思っていたけど、この人は金の時も今回も相手の心に突き刺さる一言を常に言いますよね。
これはグウの音も出んわ。
でも、人見絹枝が派遣される際に田畑政治はしっかりプレッシャー与えてましたけどね(笑)
監督は野口源三郎(永山絢斗)だからいいのか(笑)
さて、オリンピック本番。
やはりプレッシャーのせいか、100mで惨敗を喫してしまう人見絹枝。
すると暗く沈む日本のロッカールームで人見絹枝が野口監督に訴える。
「800mに出させてください」
無理だと言う野口監督に対し、この大会に懸ける人見絹枝の決意が語られる。
「男は負けても帰れるでしょう。でも女は帰れません!負けたら女はダメだ。男のマネをしても役に立たないと笑われる。日本の、女子選手全員の希望が、夢が、私のせいで絶たれてしままう!」
号泣っす。
なんだこれ(涙)
関東大震災で行方不明になったシマのプレイバックやら、女子たちの思い出のシーンが頭をよぎり、心が震えました。
こんな人がいたんだ・・・。
「バケモノ」って言い方が適切ではないとは思いますが、いい意味で人見絹枝さんは女子スポーツを切り開こうとする本物の「バケモノ」ですよ。
そして出場した800mで銀メダルを獲得するだから。
この人がいたからこそ、今日の女子アスリートたちの活躍があるかと思うと、本当に泣けてきます。
オリンピック3連覇、4連覇も素晴らしいけどさ。
今からでも、この人にも国民栄誉賞あげてくれよ。
この人見絹枝の活躍もあって、日本選手団はオリンピックで5個のメダルを獲得し成果を上げて帰国。
「大騒ぎすんなよ!調子のるといけないから」と、釘をさしていた田畑政治。
これ・・・・絶対フリだな(笑)
案の定、選手団が姿を現すと一番に大騒ぎしてはしゃいでる田畑政治(笑)。
ベタやけど面白い(笑)
その後、人見絹枝は二階堂トクヨに銀メダルを報告し、「ご幸福?」の問いかけに「はい」と答えるました。
最後は、この3年後に人見絹枝が亡くなったことが語られましたが、史実では二階堂トクヨはその死に際にこんな言葉を残しています。
「スポーツが絹枝を殺したのではなく、絹枝がスポーツに死んだのです」
女子スポーツの発展に命を懸けた壮絶な人見絹枝の人生、オリンピックの後と有森裕子さんとの不思議な繋がりについては、下にまとめてあります。是非読んでみて下さい。
オリンピック本番に現地にいけなかった田畑政治は、朝日新聞社で同僚の河野一郎(桐谷健太)とオリンピックの結果を伝える電報を受け取り、その都度みんなで一喜一憂してました。
あんな一体感のある会社っていいよね~。楽しそう。
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次回 第27話「替り目」
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