大河ドラマ「いだてん」
第27話「替り目」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年~令和元年大河ドラマ「いだてん」第27話「替り目」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第27話「替り目」
NHK公式 あらすじ
田畑政治(阿部サダヲ)は次回ロサンゼルス大会での必勝プランを練る。現役を引退した金栗四三(中村勘九郎)のもとに兄・実次(中村獅童)が上京し熊本に戻るよう告げる。
アムステルダム五輪での水泳選手団の活躍を受け、田畑政治(阿部サダヲ)は次回ロサンゼルス大会での必勝プランを練る。現役を引退した金栗四三(中村勘九郎)のもとには兄・実次(中村獅童)が上京し熊本に戻るよう告げるが、後進の育成の夢を抱える四三は葛藤する。水泳大国を目指す田畑の悲願だった神宮プールが完成し、そのこけら落としとなった大会で田畑は天才少女・前畑秀子(上白石萌歌)と運命の出会いを果たす。
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第27話「替り目」
あらすじ【ネタバレ注意】
金栗実次の死亡フラグ
美濃部孝蔵は柳家三語楼の弟子になり、名を「柳家東三楼」と変えていた。
しかし、名は変わってもぶ孝蔵は金欲しさに師匠の着物を質入れして破門にされるなど相変わらずの破天荒ぶりは健在。
長男・清が生まれた時も産婆に払う金がなく、祝の鯛だと言ってたい焼きを渡すという体たらくだった。
ある日、四三のもとには兄の実次が訪れてきていた。
実次の上京はストックホルム・オリンピックの渡航費を届けた時以来、16年ぶりのことだった。
震災から復興している東京を見て、実次は「ようここまで持ち直したばい」と感心し、四三に「そろそろ熊本に帰ってこんね」と言って去っていった。
策士・田畑政治の必勝プラン
田畑政治はアムステルダム・オリンピックのあと、次回ロサンゼルスに向けて改革を始めた。
最重要視したのは、これまでは直前まで決まらなかった監督をコーチをアメリカのように早期に決定し、信頼関係を築かせることだった。
そして水連での会議の結果、政治が総監督、松澤が監督、オリンピックに出場経験のある野田一雄が助監督に就任することとなった。
次に政治が取り組んだのが、世界標準の競技用プールの建設だった。
早速、神宮外苑にプール建設を計画し、体協を訪れる政治と松澤。
すると会長・岸清一が言った。
「君は口は悪いが頭は悪くない。一万人収容のプールと作っておしまいってわけじゃないんだろ?」
待ってましたとばかりに政治が矢継ぎ早に話し出す。
「当然!」
「これからは興行!見世物です。生のレースを国民に見せるんですよ!日米対抗戦をやりますよ!」
「『打倒!アメリカ』のため、オリンピック直前に世界の覇者・アメリカを招き、前哨戦で叩きのめして自信喪失にさせてやるんです。」
頼もしい政治の言葉に岸も協力を約束し、神宮プールは建設工事が始まっていった。
実次の死去
この頃、四三は金栗家から実次危篤の報せを受けていた。
急ぎ熊本に帰った四三だったが、残念ながら死に目に会えることはできなかった。
母・シエによると、実次は東京で嘉納治五郎先生に会って「四三がお世話になりました」と言ってきたから、いつでも熊本に連れ戻せると話していたという。
四三はかつて父が「嘉納治五郎先生にあって四三を抱っこしてもらった」と皆にウソをついたことを思い出した。
そして、そこまでして自分を熊本に帰らせたがっていた兄のことを思い、心が締め付けられた。
その後、スヤと一緒にやってきた幾江が四三に言った。
「四三、今晩は兄の側におれ。死ぬまでお前のために頭を下げて回った兄上の側におれ。」
四三はその夜、実次の側でつぶやいた。
「兄上、そろそろ潮時ばい」
おりんの涙
破門となり、高座に上がれない孝蔵は何を思ったか、納豆売りを始めていた。
しかし、一向に売れる気配はない。
このため、家では納豆が毎日のおかずになり、妻のおりんは我慢の限界が来ていた。
「朝も、昼も、夜も納豆って。あたしゃ、納豆まぜるためにあんたの女房になったのかい?」
これには孝蔵が「じゃあ、お前が売ってみろ」と逆ギレ。
おりんも引き下がれず、納豆を担いで家を飛び出していった。
やがて、孝蔵は納豆を肴に酒を飲んで酔ってブツブツ言い始めた。
「みんな言ってら。あんな美人の女房泣かすなってよ。・・・・できた女房ですよ・・・・・・ほんと。」
これを玄関でおりんが聞いていた。
そしておりんは涙ながらに訴えた。
「私は寄席に出て欲しいんです。それだけなんです。」
前畑秀子の登場
昭和5年(1930年)、関東大震災から7年が経過し、帝都復興祭が盛大に行われた。
10年後には初代・神武天皇が即位して2,600年にあたり、東京市長の永田は記念事業として何をすべきが悩んでいた。
すると、秘書の清水照男がオリンピックを勧めてきた。
ちょうどその頃、政治が計画した神宮プールの完成し、記念に極東大会が開かれていた。
そして、この大会では前畑秀子が200m平泳ぎで日本新記録をたたき出し、一躍16歳の少女が注目を浴びることになった。
さらに神宮プールでは日米対抗戦の開催も決定する。
これに備えるように政治は、故郷・浜松で14歳の宮崎康二という逸材を発掘し、対抗戦のメンバーに加えることにした。
対抗戦が近づき、ラジオ番組に出演した政治は意気込みを語る内に重要なことを思い出す。
自分はもう32歳で、バー「ローズ」のママに言われた「30歳で死ぬ」の年齢をとっくに超えているということだった。
実次のウソ
兄・実次の葬儀を終え、東京に戻った四三は嘉納治五郎に会って帰郷することを伝えた。
治五郎は東京オリンピック誘致のため、何とか引き止めたかったが、四三の決意は変わらない。
そして四三は兄が亡くなったことを理由に挙げた。
すると治五郎は意外なこと言ってくる。
「聞いたよ。あんなに元気だったのに。」
その言葉に四三は驚いた。
実次と治五郎は会ったこともないと思っていた。
しかし、治五郎によると実次は上京した際に講道館を訪ねてきていたという。
実次は道場破りだと言って、治五郎に勝負を挑んで投げ飛ばされたらしい。
そして勝負後、実次は四三の兄であることを名乗って弟がお世話になったことに礼を述べていったのだという。
これを知って、四三は兄がウソを言っていたわけではないと喜ぶのであった。
ボケ金栗四三、ツッコミ田畑政治
その後、四三が体協を去ろうとすると、そこに政治が現れた。
政治は治五郎に呼び出されていたのだが、しばらく待たされて四三と二人きりになる。
そして気まずい空気が流れる中、政治が口を開いた。
「参考までに。あなたは3回オリンピックに出ましたな。そのなかで一番の思い出はなんですか?」
しばらく四三は考え、こう答えた。
「紅茶とお菓子が美味しかったね。」
アホすぎる答えに政治は呆れるしかなかった。
しかしその後、四三が帰って一人になった政治は自然とつぶやいていた。
「水連は陸上のことを目の敵にしてきたけど、金栗さんだけは認めないわけにはいかないな。」
そう言って政治が振り返ると、四三が恥ずかしそうに立っていた。
「おい!まだ、帰ってないんかい!」
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