大河ドラマ「いだてん」
第7話「おかしな二人」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年大河ドラマ「いだてん」第7話「おかしな二人」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第7話「おかしな二人」
NHK公式 あらすじ
治五郎(役所広司)の口車にのせられて自費で渡航費を用意しなければならない金栗四三(中村勘九郎)は、兄・実次(中村獅童)に藁(わら)にもすがる気持ちで資金援助の手紙を出す。いよいよ出場選手としてオリンピックのエントリーフォームに名を連ねる四三と弥彦(生田斗真)。弥彦の豪邸で海外の食事マナーを学びながら、四三は、三島家の冷めた親子関係を感じ取る。それは貧しくとも自分を応援してくれる家族とは全く異なる姿だった。しかし、いっこうに兄からの便りがなく困り果てる四三。そんなとき、目の前に救いの神が現る!?
大河ドラマ「いだてん」
第7話「おかしな二人」
あらすじ【ネタバレ注意】
それぞれの準備
金栗四三の説得に成功した嘉納治五郎は、何とか三島弥彦もオリンピック出場を了承させようと東京高等師範学校に招いて話をしていた。
日本の未来を背負う若者に先進諸国のスポーツ文化を見て欲しい。
文部省には文句を言わせない。
これは遊びじゃない。視察だ。
さらに弥彦の闘争心を煽るため、予選会での優勝を疑う声もあることを告げた。
話していく内に弥彦の表情は変わり始め、嘉納治五郎は「これはいける」と感じていた。
その後、弥彦は酒とタバコをやめ、日本に伝わったばかりのクラウチングスタートの練習に励むのであった。
金栗四三は兄に送った手紙の返事が来ない事を心配していた。
出発まで残り3ヶ月を切っているが、まだ費用の目途は立っていない。
そこで金栗四三は学校を休学し、借金をしてオリンピックに行くと言い出した。
しばらくすると、ようやく金栗四三のもとに兄・実次からの手紙が届いた。
『四三よ。お前は金栗家の誇りだ。心配するな。田畑を売ってでも金を工面する』
金栗四三の予想を裏切り、実次の弟に対する温かい言葉が添えられていた。
明治45年2月、金栗四三と三島弥彦は東京高等師範学校の校長室でオリンピックのエントリーシートに署名し、日本代表選手となった。
この日、2人は嘉納治五郎、大森兵蔵・安仁子夫妻らから今後の予定について説明を受けた。
シベリア鉄道で2週間かけてストックホルムに向かい、同行者は嘉納治五郎の他に1~2人がつくという。
そして出発前に、大森安仁子から英会話と西洋式の礼儀作法、食事のマナーのレッスンを受けるように指示された。
すると弥彦は自分の家でレッスンを行ってはどうかと提案する。
三島家ならばコックもいてちょうどいい。
嘉納治五郎は弥彦の申し出を喜んで受け入れた。
三島家と金栗家の格差社会
いざ三島邸に来てみると、金栗四三にとっては驚きの世界が広がっていた。
人気小説の「不如帰」のモデルとなった名家は、広大な敷地に豪邸を構えている。
客間に招かれると金栗四三と弥彦、可児、講師役の安仁子の他に、弥彦の母・和歌子と兄・弥太郎もいた。
緊張した金栗四三は一旦トイレに逃げようとすると、サロンには日露戦争の悲劇の将軍・乃木希典大将もいた。
西洋式の食事マナーのレッスンは金栗四三にとって大変苦痛なもので、なかなか食事が喉に通らない。
意気消沈して三島邸を出ると、金栗四三のあとを女中のシマが追ってきた。
「これ、私たちが食べるものですけど、よかったらどうぞ」
弥彦は金栗四三に気をつかい、シマに命じて弁当を用意させたのだった。
弁当を受け取った金栗四三は、シマに「なぜ長距離を走るのか?」と聞かれたが、この時はうまく答えることができなかった。
実次はオリンピック行きの金を用意すると言ったものの、そんな大金をどう工面したらいいか悩んでいた。
そこで実次は家族を連れ、春野医師を訪ねて頼み込んだ。
「春野さん、この魔除けの刀を買ってください」
この刀は亡き父・信彦が大切にしていたものだ。
「でも、これ効き目なかったよね?死んだでしょお父さん?」
そんなやりとりを聞いていたスヤは、自分がもうすぐ嫁ぐ池部家に相談してはどうかと提案する。
池部家は玉名の庄屋で、ここらでは名の知れた資産家だ。
そしてスヤは、気後れしている実次を連れ池部家を訪ねた。
金銭問題
その後も安仁子の厳しいレッスン受け、実次からの金も届かず、金栗四三は塞ぎ込んでいた。
美川秀信は実次に催促した方がいいと言うが、金栗四三は負担をかけたくないと自分の家財を売ろうとしていた。
「でも、なんで自腹を切る事になったの?」
美川の問いかけに、金栗四三はわけを話した。
「それって、まんまと口車に乗せられてるよ。校長に出さないと走らないぞと直談判すべきだ」
美川に言われ、金栗四三も決死の覚悟で校長室を訪ねることにした。
ドアの前に立った金栗四三は、嘉納治五郎と可児が借金の話をしているのが聞こえた。
その額は10万円にもなると知り、金栗四三は驚愕する。
「おう、いだてん!どうした?」
「・・・あ、いやその・・」
何も言えない金栗四三を、嘉納治五郎は浅草に連れ出し、歩きながら自分の背広に刺繍した「勝」の文字を見せる。
29歳の時、嘉納治五郎が初めて欧米視察に出向く際に、あの勝海舟がこの背広を譲ってくれたのだという。
そこから嘉納治五郎はゲンをかついでここ一番の時は着ることにしているのだ。
そんな話をしつつ、嘉納治五郎は質屋に入った。
そして、その背広を金に換える。
嘉納治五郎はその金をその金栗四三に渡し、洋行用の服を仕立てるようにと告げた。
金栗四三は感激して礼を言い、そのまま三越呉服店に入ってフロックコート、背広、外套を仕立ててもらった。
しかし結局、金栗四三は渡航費の事は切り出せないままだった。
2週間後、服が仕上がると、弥彦が自宅で背広姿の金栗四三の写真を撮ってくれた。
そして現像しながら弥彦は、家族にオリンピック出場を祝福されている金栗四三が羨ましいとつぶやいた。
「うちはダメだね。母は兄にしか関心がないし、兄は金にしか関心がない」
これを聞いて金栗四三は慰めようとした。
「我が子に関心のない親がおるでしょうかね」
これを聞いて弥彦は笑って言う。
「まぁ、期待に応えんでいいから気楽だけどね」
その後、嘉納治五郎は可児に、金栗四三と三島弥彦の同行は大森夫妻に任せると告げた。
大森兵蔵が監督、大森安仁子が通訳というわけだ。
可児と永井は自分たちも同行者に選ばれると期待していたためガッカリした。
そんな中、金栗四三は渡航費の問題が解決しないことで追い詰められ、オリンピック予選会の優勝カップを換金しようとしていた。
そしてカップを持ち寄宿舎を出た金栗四三だったが、そこで実次と出くわした。
「金1,800円、持ってきたぞ!」
次回 大河ドラマ「いだてん」第8話「敵は幾万」あらすじ
大河ドラマ「いだてん」
放送後の感想について
【いだてん】あらすじ
【いだてん】人物・キャスト