大河ドラマ「いだてん」
第7話「おかしな二人」おさらい
この記事では大河ドラマ「いだてん」の第7話「おかしな二人」をおさらいしています。
金栗四三と三島弥彦の苦悩
大河ドラマ「いだてん」の第7話「おかしな二人」どうでしたか?
今回は感動したり、笑わせてもらったりと、なかなか見どころのある回だったと思います。
個人的には、ミスタークラブ(可児さん)のおとぼけ感が大好きでしたが、三島家でのドタバタも面白いし、弥彦の悲しげな感じもグッとくるものがありました。
では、第7話のおさらいと感想です。
自費でオリンピックに行くことになった金栗四三。
一方、三島弥彦は家族の反対からオリンピックへの出場を辞退していました。
しかし、嘉納治五郎に煽られ、その負けん気からか密かに出場への情熱をたぎらせ、出場を決意。
うまかったですよね。嘉納先生の煽り方。
「あの記録ってまぐれなんじゃね?どうせ行っても負けるかな~」みたいな。
そもそも負けず嫌いの集団ともいえる「天狗倶楽部」に所属している三島弥彦を煽るには一番の文句だった。
前回の口車に乗せて四三の自費参加を決めたことといい、今回の弥彦への煽りといい、嘉納先生はホント食えない人だわ。
でも、そんなずる賢さを持っていても、手を差し伸べてくれる優しさも持ってる。
ここにきて嘉納治五郎の魅力がドンドン引き出されてきた気がします。
その後、四三は金の工面は実家の兄・実次にまかせて、三島家で安仁子から英会話と食事のマナーレッスンを受ける。
「フォーティースリー」というあだ名まで付けられ、マナーがなっていないと頭をこつかれ、散々な目にあう四三くん。
三島和歌子には強烈な目で睨まれ、便所では日露戦争の英雄・乃木希典に会い、金に不自由してない三島家と金の工面に困る金栗家の格差社会を嫌というほど感じたでしょうね。
ところで、三島家は弥彦をオリンピックに行かせたくないなら、金栗四三ともう一人の代表を選考してもらって金を全額出してあげればよかったのに。
そしたら金に困ってる嘉納先生たちは食いついてきたと思うんだけどな(笑)。
さて、貧富の差を感じ、三島和歌子と安仁子の圧力から食事が喉を通らなかった四三。
帰りがけに三島家の女中・シマから弁当を渡され、「なんで走るの?」と問われる。
お金もかかるのに、走って疲れた先に何があるのか。
明確な答えは四三自身にもわかっていない。
ただ、四三を見て何かを感じとろうとするシマの表情が際立っていた。
杉咲花ってホントにイイ女優さんになりましたね。
カワイイとか、声がいいとか色々あるけど、今回のシマの役柄はすごく好感持てる。
これからもっと大ブレイクしていきそうな気がする。
一方、熊本で四三の渡航費を工面することになった兄・実次さん。
あんなに走ることを嫌っていたのに、新聞に載ったことが嬉しかったのか、四三を「家の誇り」とまで言って協力を惜しまない。
こんな貧乏家庭から全国に名が知られる存在になった弟を誇りに思うのは無理ないな。
借金の申し出に春野家を訪れた時、父の形見の刀を「魔除けの刀」といって渡そうとしたけど、春野先生に「それ効き目ないよね。お父さん死んだじゃん」って発言がバカ面白かった。
春野先生もそんなこと言わなくていいでしょうよ。かわいそうに。
今の時代、そんなこと言ったら間違いなくマスコミに叩かれますよ。
実家から金の確保ができたとの連絡がなかなかこない金栗四三は、美川秀信に「先生に騙されてるから抗議した方がいい」と言われて校長室へ。
しかし、抗議の言葉を言い出せない内に四三は嘉納先生に連れられて質屋へGO。
すると、ここで嘉納先生は自分が大事にしていた「勝海舟」からもらった背広を金に換えて、四三の洋服を作る費用にしてあげる。
「勝海舟」ですよ!そんな貴重な物いいんすか?嘉納先生?
マジ感動。男前すぎる・・・。
あんなことされたら、誰でも「嘉納先生についていきます!」ってなるよ。
きっとこういう嘉納先生だからこそ、可児や永井も一緒にいるんだろうなぁ。
ずっと借金だらけだけど、全て他人のため、国のため、スポーツ発展のためにお金使った嘉納治五郎。
生きた金の使い方ってこういうことを言うのかもしれない。
一方、金には不自由していなかった三島弥彦は、家族から応援されていた四三をどこか羨ましそうにしていた。
反対されて、すっかり家族を恨んでいたのかと思いきや、母の写真を見て少し寂しそうな表情を浮かべる弥彦。
「分かって欲しい・・・」
いつも強気な発言が多い弥彦の弱さが垣間見えた気がした。
さて、金栗四三と三島弥彦のヨーロッパ行きには、体協から日本代表監督として随行者が選ばれることになっていた今回。
校長室ではミスタークラブ(可児徳)と永井道明が、自分たちが行けるものだと完全に浮足立ち、お互いを牽制する姿がとても面白かった。
優しい顔して可児もなかなかの野心家なんだよね~(笑)
んで、可児の「1名じゃなくて、1~2名って言ってたよね?嘉納先生は。だから俺たち二人なんじゃね?」的な発言で、二人はすっかり行く気マンマンで調子に乗っちゃっいます。
しかし、嘉納先生が選んだ監督は大森兵蔵と大森安仁子でした。
思いがけない人選に二人は不満タラタラで、大森夫妻の文句をいいまくり。
その場に、その2人がいることも知らずに(笑)。
そして可児たちが大森夫妻に気づくと、安仁子が「何も聞こえませんでした(怒)」と一言。
やべ・・・・絶対、聞こえてたよね・・・・
超気まずいんですけどー
つーか、その安仁子さんの顔、怖すぎるんですけどー(笑)
今回のラストは熊本から金栗実次が上京し、四三に1,800円を渡すところで終了。
どうやって工面したのかは来週のお楽しみ。
そして、予告の大竹しのぶが演じる池部幾江の迫力がかなりヤバそうです。
これは見逃せねぇ!
第7話「おかしな二人」
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