大河ドラマ「いだてん」
第6話「お江戸日本橋」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年大河ドラマ「いだてん」第6話「お江戸日本橋」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第6話「お江戸日本橋」
NHK公式 あらすじ
予選会での四三(中村勘九郎)と弥彦(生田斗真)の快走に喜ぶ治五郎(役所広司)だったがオリンピックへの派遣費用が莫大で頭を抱える。さらに四三は負ければ腹切りかと恐縮し、弥彦は帝大後の進路を考えたいと出場を断る。そんな二人に治五郎は「黎明の鐘」になれと熱弁。その頃、若き日の志ん生である孝蔵(森山未來)も師匠・橘家円喬(松尾スズキ)に落語は足で覚えるものだと教わり東京の中心・日本橋界隈(わい)をひた走る。
大河ドラマ「いだてん」
第6話「お江戸日本橋」
あらすじ【ネタバレ注意】
オリンピックには行きたくない!
金栗四三はオリンピック予選会のあと、播磨屋で足袋の不満を言って黒坂辛作を怒らせたしまったことを反省し、謝りに行くことにした。
いざ店の前に立つとなかなか踏み切れないでいると、常連客の清さんが現れ、金栗四三は連れられて店の中に入った。
金栗四三は開口一番、謝罪の言葉を述べると、黒坂辛作は足袋を投げつけてくる。
その足袋は三枚重ねての布が底に縫い付けられており、前回のものより破れにくく補強されていた。
「播磨屋の足袋のせいで負けたなんて言われたらかなわねぇからなぁ」
金栗四三は驚きつつも礼を言って店をあとにした。
予選会後、校長室に大森兵蔵・安仁子夫妻らを集めた嘉納治五郎は、オリンピック出場者を選抜する会議を開いた。
金栗四三と2位と3位の選手、さらに短距離の三島弥彦と、明石という選手の5人が妥当という話になったが、5人を派遣するとなれば5,0000円もの大金が必要だ。
このため、出場者を金栗四三と三島弥彦の2人だけに絞り、三島家の御曹司という事で三島弥彦は自費参加、金栗四三の費用はなんとか用立てることを決めた。
ところが、いざ2人を呼び出してオリンピック代表選手に決まったことを伝えると、金栗四三は断ってきた。
そもそも金栗四三は世界記録が何秒なのかも知らず、羽田の競技会の意味も解っていなかった。
ただ単に日頃の鍛錬の成果を試したくて走っただけだった。
オリンピックの重要さを嘉納治五郎は熱く語ったが、思い込みの激しい金栗四三は「負けたら切腹?」と話しにならなかった。
更に弥彦も、自分は帝国大学の学生で学校をかけっこごときで休んでいたら落第してしまうと断ってきた。
それに文部省は国費で学んでいる国立大学の学生派遣など許せないとの見解だった。
やっぱりオリンピック行きます!
そんな折、嘉納治五郎に追い打ちをかけるような事件が起きる。
清国で皇帝・溥儀が退位する『辛亥革命』が勃発し、明治45年(1912年)の元旦には、孫文が率いる革命派が中華民国を建国した。
この影響で清国からの100人を超える留学生たちへの援助がなくなってしまった。
すると、帰国も仕方ないと肩を落とす留学生たちを、嘉納治五郎は講堂に集めて熱弁を振るう。
「今、戻れば君たちの身に危険が及ぶ。諸君は祖国の未来の為に私のもとに留学してきた。学費の事は心配するな!」
留学生たちは予選会の競技場設営にも協力してくれていた。
泥まみれになって働いた留学生の為にも嘉納治五郎はさらに巨額の借金をすることとなった。
その後、優勝カップを返却しようと訪ねてきた金栗四三を、嘉納治五郎は冷静かつ丁寧に説き伏せ始めた。
「日本人でも世界に通用することを学生が先頭に立って示して欲しい。勝てなくてもいい。最善を尽くせば。」
嘉納治五郎の言葉に金栗四三は心を揺さぶられ、ついにオリンピックに出場する事を決心した。
そして費用については、体協が全て支払えば逆に追い込んでしまわないかと心配し、嘉納治五郎は自費で出場する事を提案した。
これには金栗四三は逆らう事は出来なかった。
宿舎に帰った金栗四三は渡航費、滞在費を計算をしてみると、どんなにケチっても1,800円が必要だった。
金栗四三は驚愕しつつ、兄に激怒されるのを覚悟して1年ぶりに手紙を出した。
手紙にはマラソンで世界記録を出してしまったこと、嘉納治五郎に乗せられて1,800円が必要になったことを書いた。
四三と孝蔵の熱い思い
その頃、橘家円喬に弟子入りした美濃部孝蔵は人力車に師匠を乗せて引き続けていた。
「美濃部君は、好きな噺とかある?」
そう円喬は尋ねてきたが、車の上ですぐに「富久」を語り始めた。
これは稽古なのかと孝蔵は喜んだが、円喬は噺をすぐにやめてしまった。
「耳で覚えてもダメ。噺は脚で覚えるんだ。お前さん、一体何のために毎日、毎日、日本橋と浅草を行き来してるんだい?」
孝蔵はその意味がよく分からなかったが、あとになって理解することができた。
日本橋から浅草まで実際に歩いてみなければ、落語の中の人の気持ちは分からない。
それを分からせるため、円喬は孝蔵に車を引かせていた。
それから孝蔵は車の上で稽古をする円喬の噺を長く聞こうと、わざと迷ったり、ゆっくり走ったりして芸を学んでいった。
一方、金栗四三は播磨屋に足袋の修理を頼みに来ていた。
すると黒坂辛作からオリンピック本番の道と似た場所を走って練習するようにアドバイスされた。
すぐに金栗四三は永井から聞いていたストックホルムの特徴が水の都で石畳が敷いてあることを思い出した。
『水』と言えば『芝』、『石畳』と言えば『日本橋』だと清さんが言う。
そして金栗四三の練習コースは、お茶の水→上野→浅草→日本橋→芝に決まった。
以来、金栗四三はそのコースを毎日走り続けた。
孝蔵もまた円喬を乗せて浅草、上野、日本橋と寄席を回っている。
お互い知らない2人ではあったが、互いに熱い思いを胸に走り続けていた。
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