大河ドラマ「いだてん」
第28話「走れ大地を」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年~令和元年大河ドラマ「いだてん」第28話「走れ大地を」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第28話「走れ大地を」
NHK公式 あらすじ
ロス五輪が迫る中、関東大震災からの復興に手ごたえを持つ東京市長・永田秀次郎(イッセー尾形)は東京にオリンピックを招致する構想をぶち上げる。田畑政治(阿部サダヲ)がロスの前哨戦と位置づける日米対抗水上競技大会が開幕すると、日本水泳陣はアメリカチームに圧勝。本大会に向けて勢いに乗る田畑たちだったが、その矢先に満州事変が発生する。混迷する政局。田畑はスクープを狙って高橋是清(萩原健一)を訪ねるが―
大河ドラマ「いだてん」
第28話「走れ大地を」
あらすじ【ネタバレ注意】
金とたわ言
昭和6年(1931年)、田畑政治は嘉納治五郎から体協理事への就任を依頼された。
しかし、政治はこれを「体協なんて余計な看板まっぴらごめん」と暴言を吐いて断ってしまう。
その後、政治は治五郎に連れられて東京市長・永田秀次郎、陸上総監督・山本忠興と面談。
内容は「昭和15年(1940年)東京オリンピック誘致計画」だった。
すでに山本はIOC委員のエドストロームとも会っていて可能性はあるという。
永田も関東大震災から8年が経過した今こそ、復興した日本を世界に発信したいと語り、治五郎も大きく頷いた。
「世界中の人がこの東京にやって来て人種も思想も超えてスポーツで技を競う。まさに平和の祭典!」
しかし、治五郎はいつものように資金調達の計画が全く立っていない。
面談後、体協に戻った治五郎は会長・岸清一に東京オリンピック誘致計画を相談したが、「ロサンゼルス大会でもすでに借金地獄だよ!」と激怒されてしまった。
8月、政治の計画していた日米対抗水上競技大会が神宮プールで開かれた。
日本チームはアメリカを圧倒し、スタンドを埋めた13,000人は熱狂。
また、前畑秀子が平泳ぎで優勝し、女子水泳も注目を集めるようになった。
興行的にも大成功に終わったこの大会を受け、治五郎は国民のスポーツ熱は高まってきていると感じていた。
そして治五郎は「オリンピック誘致の機が熟した」と発言するが、岸からは「金も、通訳も、宿泊施設も、交通機関も、何もかもが足りない。まったく・・・こないだまで補助金を渋っていた役人のたわ言に踊らされて・・・・」と再び反対されてしまう。
しかし、治五郎は「たわ言から始まるんだよ!こういうもんは!」と叫び、ストックホルム・オリンピック参加も自分のたわ言から始まったことであることを語った。
金栗四三と三島弥彦、たった2人の参加から20年が経ち、東京オリンピックは日本国民に夢と希望を与えることができるという治五郎の熱い言葉に、岸も気持ちもようやく動き始めるのであった。
特ダネとお見合い
9月、日本が所有する南満州鉄道の線路が爆発する「満州事変」が発生した。
これは戦争に発展する恐れがあると、政治が所属する朝日新聞社でも大騒ぎになる。
しかし、政治だけはオリンピック応援歌を一般公募しようとする記事を仕上げるのに没頭していた。
夜になり、同僚の河野一郎といきつけのバー「ローズ」へ行った政治は、そこで「満州事変」は関東軍による自作自演であると聞かされる。
「日本は国際社会から孤立するぞ。オリンピックどころじゃなくなる。」
「新聞はもうダメだ。言論の自由はいずれ軍に奪われる。」
「俺は政治で日本を変える。お前はどうする?記者を続けるのか?」
河野はすでに記者を辞めようとしていた。
政治にとってはショックな話だったが、今後も記者を続ける以上は特ダネの一つでも持ってこないといけない。
このため政治は高橋是清のところを訪ねて単刀直入に切り出した。
「なんかないすか?特ダネ」
すると高橋是清は現在の若槻内閣は総辞職し、次期首相は犬飼毅になるという情報を教えてくれた。
さらにその場に当の犬飼毅まで現れ、さすがの政治もビックリ仰天。
翌日、『犬養内閣発足』の記事は、政治にとって初めてのスクープ記事となった。
そして上司の緒方から褒められた政治は、「祝儀だ」と言われて見合い写真を渡された。
相手は日本橋「酒井商店」の社長令嬢だった。
五・一五事件
昭和7年(1932年)、関東軍は満州を占領して「満州国」を建国した。
そんな頃に日本では男子水泳の強化合宿がはじまっていた。
アムステルダム・オリンピックで金メダルを取った鶴田義行は南満州鉄道に就職していたものの政治に呼び戻され、、成長著しい若手・小池礼三の練習相手をさせられた。
続いて始まった女子の合宿では、前畑秀子がスランプに陥っていた。
前畑秀子は両親を立て続けに亡くしていたため、精神的な支えが必要だった。
そんな時、鶴田が声をかけて励して、前畑秀子は憧れの選手に会えた嬉しさから笑顔を次第に取り戻していった。
一方、男子チームにはキャプテン・高石勝男がいたが、政治からは「君はメダルは取れないから試合に出さん」と言われてしまいガチギレしているところだった。
その後、政治は合宿の合間をぬって首相官邸を訪ねる。
高橋是清邸で面識のあった犬養毅は政治を気さくに迎えてくれた。
政治の訪問の目的は、犬飼毅にオリンピック派遣選手応援歌発表式典に出席してもらうことだった。
式典の開催日は「5月15日」。
この頼みを快く引き受けた犬飼毅は、近頃の満州問題についても政治と話した。
「満州国建国を認めるつもりはない。いかなる場合も武力に訴えてはいけない。」
「スポーツはいい。戦争は勝っても負けても苦しいが、スポーツは勝っても負けても清々しいもんだ。」
スポーツに理解のある首相の言葉に政治の顔もほころんでいた。
やがてオリンピック応援歌は、たくさんの応募の中から東京の中学生・斉藤龍くんの「走れ大地を」に決定した。
そして「走れ大地」のお披露目の日「5月15日」がやってきた。
この日、青年将校たちは首相官邸を襲い、「話せばわかる」と言う犬飼毅に向かって発砲。
応援歌発表式典が中止となり、犬飼毅は午後11時に息を引き取ってしまった。
その後、ロサンゼルス・オリンピックに出場する水泳選手の壮行会が開かれた。
ここで治五郎は政治と選手団に向かって言う。
「こんなときだからこそ諸君は!スポーツ大国に成長した日本の姿を世界に見せつけなければならない!国際社会に孤立しつつある日本を背負い、懸命に戦ってくれ!」
次回 大河ドラマ「いだてん」第29話「夢のカリフォルニア」あらすじ
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