大河ドラマ「いだてん」
第28話「走れ大地を」おさらい
1週間お休み明けの大河ドラマ「いだてん」の第28話「走れ大地を」どうでしたか?
このお休みの間に選挙やら吉本問題やら世間が大騒ぎになってましたが、ソレはソレってことで気を取り直して第28話のおさらいして振り返っていこうと思います。
【特集!高石勝男(斎藤工)の生涯】
【いだてん今回のあらすじ】
「オリンピックで勝つため」という目標を立てた田畑政治は、アメリカを招いて日本で対抗戦を開催。
この大会では高石勝男や鶴田義行らは活躍できず、代わりに宮崎康二や小池礼三ら若手が大活躍してアメリカをコテンパンにしました。
しかし、この結果に政治だけは納得がいかず不満顔。
政治の不満は、ホームの日本でやったんだから当たり前の結果で、本番アウェーのロサンゼルスではどうなるか分からないからというもの。
まぁ、政治の気持ちは分からんでもないけど、だいたいこの人は極端だからね。
100対0でも勝ってても同じこと言ってるんじゃないですか(笑)。
その後、体協に呼ばれた田畑政治は理事への就任を打診されるもキッパリとお断り。
やたらとヒゲをイジリ倒して怒られる姿は滑稽でした。
いちいち、関係ないことまで早口でベラベラとしゃべる政治は、マジでうるさい(笑)。
皆がイライラするのもしょうがないわ。
嘉納治五郎はブチギレしてましたけど、資金集めや日米対抗戦などを企画した政治の「策士」としての実力は本物。
結局、政治は東京市長・永田秀次郎に面会の場に連れて行かれ、嘉納治五郎の「東京オリンピック」構想の中に巻き込まれていきます。
これから、やっと「いだてん~東京オリムピック噺~」の本題に入っていくわけですね。
さて、政治がオリンピックに夢中になる中、満州事変が起こって日本は戦争への機運が高まっていきます。
軍に報道規制をかけられることを懸念した朝日新聞社の同僚・河野一郎は、田畑政治を呼び出して退社して政治家になることを告白。
自分は政治で日本を変えることを目指し、田畑政治にはスポーツで日本を変えることを託すという、胸アツな場面でした。
今回はかなり冷静な感じで話してましたが、河野一郎の内に秘められた思いがとんでもなく熱いことがよく分かります。
河野一郎を演じる桐谷健太さん、こういう役が多すぎないか?
キングオブ・体育会系ですよね。苦手やわ~(笑)。
犬養毅の首相就任の大スクープを取ってきた田畑政治は会社からも評価され、上司の緒方竹虎から紹介されたお見合い写真にも目もくれず、ノリノリでオリンピックの準備に取り掛かる。
お見合い相手の酒井商店の令嬢は、政治のデスクの近くいる女性(麻生久美子)だったよね。
一体どういうことなの?これは?
彼女(麻生久美子)は、政治のことを気に入っていて緒方に仲介を頼んだの?
隣にいるのにお見合いの必要あるのか?
奥手だから?
イマイチよく分からない展開ですが、私は麻生久美子さんが大好きなので許します(笑)。
田畑政治にもってかれるのはムカつきますけどね。
一方、オリンピックに向けて練習をしている選手たちはというと、女子のエース・前畑秀子がスランプに。
両親を亡くし、家業を継がなかったことを悔やんでいた前畑秀子。
しかし、実質引退していた鶴田義行が戻ってくると笑顔を見せてスランプ脱出?
なんだなんだ?この話は。どうでもよくないか?これ(笑)。
前畑秀子の不遇と鶴田義行の復帰を伝えたいだけの話を、無理矢理ねじこんできた気がする。
ベテラン鶴田義行が復帰したのものの、もう一人のベテランである高石勝男は政治から「今のお前にはメダルを取れん。試合には出さん」と衝撃の言葉を聞く。
自分の実力の低下に気づいていたものの、あんなにハッキリ言われちゃうと、そりゃ傷つくわな。
これまでも政治は高石勝男に対して「配慮」という言葉が全くないよね。
銀メダルとってきても、金メダルの方が輝き方が違うとか。
ほぼ、イジメですよアレは。
「全ての選手のことを気遣う」のではなくて「勝つために、勝てる選手だけを気遣う」という政治の姿勢はいかがなものかと。
総監督なんだから、ちゃんとフォローぐらいはしてやんなさいよと思ってしまうわ。
それをやってくれてるのが監督のカクさん(松澤一鶴)なんだけどね。
高石勝男の不満を無視し、必死にフォローするカクさんの苦労も知らない政治は、犬養首相と会ってオリンピック応援歌発表式典への出席を依頼。
しかし、式典当日に五・一五事件が起こって犬養毅が殺害されてしまう。
犬養毅の満州事変の平和的解決を図っていた話や、「話せば分かる」や「あの者をもう一回呼んで来い。よく話して聞かせるから」という発言は実際のものだったらしいですが、ここだけ急にいつもの大河らしい「歴史」の場面でちょっと浮いていたかなぁと。
漫画読んでるのに突然、歴史の教科書を見せられた感じ。
いきなり出てきて、殺されちゃうから感情移入も全然できないしね。
ま、日本がこんな大変なことになっている中で、政治たちはロサンゼルス・オリンピックに出発していくわけですが、今回は1週間お休みしている間に起こった色々な騒動を吹っ飛ばせるほどインパクトを残せる内容ではなかったかなぁ~。
お休みのタイミングがマジで悪すぎたね。
大河ドラマいだてん
次回 第29話「夢のカリフォルニア」
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