大河ドラマ「いだてん」
第15話「あゝ結婚」おさらい
この記事では大河ドラマ「いだてん」の第15話「あゝ結婚」のおさらいと感想を書いています。
四三とスヤの結婚と田畑政治の登場
大河ドラマ「いだてん」の第15話「あゝ結婚」どうでしたか？
嘉納治五郎先生のアツーい言葉に感動はしましたが、結局スヤさんのカワイさしか記憶に残らないという回でした(笑)。
浜松では、「いだてん」後半の主役である田畑政治（まーちゃん）がチョロッと登場してるんですが、まだまだ本編には絡んでこなさそうですね～。
では、第15話のおさらいと感想です。
冒頭は前回の最後に突然巻き起こった四三のお見合い話。
この二人の縁談には、実は金栗家、池部家の両家の思惑があった(笑)。
金栗家の当主・金栗実次は田畑を池部家に売って、四三のオリンピック出場のための渡航費を工面していたものの、売った田畑は池部から借りて耕作ができるという破格の待遇を受けている。
一方、池部家は当主であった池部重行が亡くなり、お家断絶の危機を迎えており、重行の妻であったスヤもまた実家に戻っていた。
また、重行を失くして失意の内にあった池部幾江は、嫁であったスヤの器量に惚れ込んでおり、一緒に池部家を守って欲しいという思いを持っていた。
悪いように言えば、金栗実次はここで池部家に恩を返し、田畑を取り戻すチャンスを見つけたってことだね。
スヤと旧知の仲であった弟・四三を池部家に養子に差し出し、池部家を継がせて田畑は実質返却する形にし、四三とスヤを結ばせることで池部幾江の思いも解決させるという弟を完全に利用した策略は見事としかいいようがない(笑)。
やってることは戦国時代の政略結婚みたいなもん。めっちゃバカっぽいけど軍師だった金栗実次ｗｗｗ。
ま、この話は事実とは全く違うようで、池部家はそもそも重行という跡継ぎはいなかったらしい。
池部家に嫁いでいた池部幾江は金栗兄弟にとっては叔母さんにあたる人で、もともと血の繋がった一族だったんですよね。
叔母さんが跡継ぎがいないから、金栗家に相談して甥っ子の四三を養子に迎え入れ、さっさと所帯を持たせて池部家の将来を安泰にさせようと春野スヤを嫁にさせただけ。
実際の二人も大河ドラマと同様に、お見合いした二日後に結婚するというスピード婚でしたが、お互いはお見合いの席が初対面だったそうです。
忠実にやるとあまりにもアッサリしてるから、話を盛りまくったんでしょうね。
ま、ドラマだからしょうがない。別に歴史の講義を受けてるわけでもないし。
何はともあれ、金栗四三は幸せ者です。
あんなキレイな奥さんもらって、この後も池部家の支援を受け続けて就職もせずにマラソンだけやってるんですから。
羨ましすぎるっす・・・・
だって、綾瀬はるかですよ！
なんであんなマラソンバカに・・・
バカみたいに水かぶる露出狂やん！。
あ、いかんいかん、ドラマだった。
さて、無事に祝言をあげた二人でしたが、四三は再びオリンピックを目指すために東京へ戻り、スヤは四三のオリンピックへの思いを受け止めて「まずはお母さん」と池部家を切り盛りすることに専念する。
俺なら無理だわ。東京帰らない。絶対スヤさんに入り浸るね(笑)。
ここからドラマは四三が卒業するまでトレーニングを続けるシーンが流れて、時間が一気に進んじゃう。
一体、何年間すっ飛ばしたんだ？
たぶん2～３年だと思うけど、ドラマチックな展開が事前にあったから、すっ飛ばし方が雑すぎると感じてしまった。
ま、史実でも何事もなかったんでしょうけど、四三とスヤの関係はあんなに脚色したんこの間も何とかせーよ。
そして四三の卒業の時。
教員につかず、ベルリン・オリンピックを目指すという四三には永井道明が激怒。
ここで四三を助けたのはやっぱり嘉納治五郎先生。
四三の足を見て「きったねー足だな。こんなんじゃ学生の見本となる教員には向かないから、マラソンのプロになるしかねーわ。」と粋な言葉をかける。
どんだけカッコイイんすか。嘉納先生って。
この言葉だけで、スゴスゴと反対の意見を引っ込めてしまうテニスボーイ・永井もどうかと思いますがね(笑)。
こうしてプロを目指すこととなった四三。
義母となっていた池部幾江は、卒業したら熊本に帰ってくると思っていたから当然ブチギレ。
しかし、妻のスヤさんだけは四三を影ながら応援し、庭で水をかぶっちゃう。
四三の毒がスヤさんにまでまわってきてるやん(笑)。
さて、四三の話はこんなもんですが、今回は落語の古今亭志ん生（孝蔵）の方にもちょっとした展開がありました。
修行のためにも旅に出ることになった孝蔵一行は浜松で落語を講演。
そこで出会ったのが「まーちゃん」という男の子。
八百長の息子で落語をよく聞きに来ていた「まーちゃん」は、孝蔵の落語をバカにする発言をして怒らせちゃう。
そして、一緒に連れて行ってくれてる三遊亭小円朝にも痛烈な言葉を浴びせれると、孝蔵はさらにブチギレして小円朝をぶん殴って「破門」に。
その後ヒマを持て余した孝蔵がブラブラしてると、浜名湖で泳いでいる「まーちゃん」を見かける。
なんでもない一幕ですが、この「まーちゃん」という男の子は、大河ドラマ「いだてん」の後半の主人公となる「田畑政治（阿部サダヲ）」のこと。
時間軸をズラさずに、やっと金栗四三と田畑政治という主人公は同じ時代に登場したわけです。
毎回挟んでくる古今亭志ん生の物語はあまり好きでありませんが、今後は古今亭志ん生を通じて二人の主人公が繋がっていく展開になっていくのかな？
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勝手にMVP
今回のMVPは春野スヤさん。
はい。ただカワイイからです。
最後の水浴びのシーンは、色んな意味で期待してしまいました(笑)。
天狗倶楽部も解散しちゃったし、もうこの大河ドラマは裸のシーンでしか視聴率を回復させれないのかと思ったり(笑)。
次回 第16話「ベルリンの壁」
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