大河ドラマ「いだてん」
第15話「あゝ結婚」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年大河ドラマ「いだてん」第15話「あゝ結婚」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第15話「あゝ結婚」
NHK公式 あらすじ
実次(中村獅童)に呼ばれ熊本に帰った四三(中村勘九郎)を待ち受けていたのは、未亡人となっていたスヤ(綾瀬はるか)との見合いだった。幾江(大竹しのぶ)と実次に押しきられる形になったものの、四三とスヤは晴れて祝言をあげる。しかし四三はスヤを残して東京へ。次のベルリンオリンピックで勝つために練習に打ち込む。旅巡業の孝蔵(森山未來)が訪れた浜松では、若者達が日本泳法の稽古に励んでいた。その中には―
大河ドラマ「いだてん」
第15話「あゝ結婚」
あらすじ【ネタバレ注意】
お見合いの理由
金栗四三は春野スヤとお見合いの経緯について、兄・実次と池部幾江から聞かされた。
スヤの夫・重行は病弱で去年の夏に亡くなっており、幾江は重行に代わる跡継ぎを探していると、実次が四三を推してきたという。
金栗家は池部家にオリンピックへの渡航費を出してもらった恩があり、今も池部家からは田畑を借りていた。
そこで実次は四三を池部家に養子に出して恩を返すつもりもあった。
「順番がおかしい!養子縁組してから縁談では?」
当の四三は混乱していた。
「スヤと祝言あげて庄屋の旦那さんなるのが、なにが不服か?」
幾江に言われて四三は返す言葉がない。
実次はすでに話がまとまったと思い、満足そうな顔をしている。
「田んぼと嫁は別物だ!」
思わず、四三が叫ぶとスヤは縁談を水に流して欲しいと言って部屋を出て行ってしまった。
すると幾江が四三を怒鳴りつけた。
「のぼせなさんな!私が欲しいのはスヤであって、あなたではない!」
重行の死後、スヤは実家の春野家に戻り、幾江は1人寂しく暮らしていた。
しかし、幾江はスヤの姿を偶然見かけ、確信したのだという。
「この人と暮らしたい。家がどうなろうが、商売がどうなろうが、どうでもいい。スヤが一番。」
そこから幾江は、もう一度スヤを嫁にもらうために四三を養子にしようと決めたのだった。
このため、幾江は「この縁談が流れれば、養子の話もない」と言うのであった。
金栗四三と春野スヤの結婚
家から帰ると四三は実次から明後日が祝言だと告げられた。
四三はベルリン・オリンピックで雪辱を果たすという夢を語り、熊本で教員になることはできないと言った。
しかし、予想外に実次は「分かった。ならば余計に結婚せい」との言葉を返してきた。
そして実次は「教員の給与なんかたかが知れているから、資産家の池部家に養子にいって思う存分走ればいい」と続けた。
「それにお前、スヤさんのこと好きだろ?」
ハッキリ言われてしまい、四三は言葉に詰まってしまった。
同じ頃、池部家ではスヤと幾江が話していた。
「スヤさえ戻ればいいから跡継ぎはほかに探す」という幾江にスヤが首を横に振った。
「私は四三さんがよかです。四三さんじゃなきゃ、この話は終わりです!」
翌日、四三はいつものとおり冷水欲をしながら、海軍兵学校に落ちた日のスヤの言葉を思い出していた。
「丈夫な体をお国のために使うか、自分のために使うか、決めるのは四三さんの自由です」
そして最後の一杯を浴びた四三は心を決めた。
大正2年春、四三は池部家の養子となりスヤを嫁とした。
夜、並んで床につくとスヤが話し始めた。
「嬉しい。お母さんに恩返ししないと。池部家を2人で・・・・」
言いかけたスヤの言葉を途中で四三はさえぎった。
「オレには4年後があります。雪辱を果たすまでは何よりオリンピックが優先なんです」
するとスヤは笑顔で言った。
「・・・だったら私も何はさておき、お母さんですね」
そして翌日、四三はお互い頑張ろうと言って、スヤを熊本に残し東京に戻っていった。
少年・田畑政治
この頃、孝蔵は旅巡業中で浜松の「勝鬨亭」という寄席にいた。
ここは3度の飯が出て、宿泊もできるため芸人たちの間では「困ったときの勝鬨亭」として有名だった。
この勝鬨亭には「ちいちゃん」という娘が働いていて、孝蔵を気に入っていた。
ある日、孝蔵はちいちゃんのお酌で酒を飲み、お茶子の政治という少年に自分の高座の感想を尋ねてみた。
「まぁ大したもんでしたよぉーいっぱい練習したんですねー偉いなーって」
ちいちゃんによると政治は近くで酒造業を営む「八百庄」の次男で、父のお供で小さい頃から寄席に来ているのだという。
「そんだけ?どこか面白いところとか言えよ」
孝蔵がもう一度、尋ねると政治は言った。
「面白くねぇ」
ハッキリ言われて孝蔵が腹を立てていると、小円朝が口を挟んできた。
「当たってるよ」
これで頭に血がのぼった孝蔵は小円朝につかみかかった。
「じゃあ、てめえの噺はどうなんだよ!このハゲ!」
そして孝蔵は勝鬨亭から追い出されてしまった。
治五郎とスヤの応援
東京では嘉納治五郎が体協の金銭問題ばかりを話し合う理事たちにイライラしていた。
金栗四三はそんな嘉納治五郎に結婚の報告もできなかった。
そのまま夏となり、金栗四三は館山で強化合宿を行った。
7月に開催するオリンピックには暑さ対策が必須だと感じていた金栗四三は、「耐熱練習」を称して日中も帽子をかぶらず、ひたすら走るという無茶苦茶なことばかり繰り返していた。
この猛暑の中、孝蔵の方は万朝と二人で旅をしていた。
ある日、浜名湖にかかる弁天橋を渡ろうとすると、ふんどし姿の少年たちが器用に泳いでいる姿を見かけた。
浜松には古くからある「浜名湾流」の子供たちだろう。
すると、孝蔵はその中にいる政治を見つけた。
「おーい。浜名の河童!もぐってウナギでも捕って来い!」
政治は一生懸命泳ぎ続けていた。
秋に過ぎて冬になり、四三の東京高等師範学校卒業式が近づいてきた。
卒業生は通常、全国の中学校の教員となるが、四三だけは2年半後にせまったオリンピックを目指し、マラソンだけに集中しようとしていた。
四三はこの決意を池部家に手紙で知らせると、熊本の金栗家に池部幾江が怒鳴り込んだ。
「騙したんか!」
四三の手紙には養子の話も、縁談も破談になってもかまわないと書かれていて、兄の実次もひたすら謝るしかなかった。
一方、永井もまた金栗四三の決断に怒っていた。
「4年間も官費で教育を受けながら、教員にならないのはどういうことか」
それでも金栗四三は東京でトレーニングを続けると教員たちを前に宣言した。
すると嘉納治五郎は金栗四三に裸足になって皆に見せるように指示した。
「見ろ!血豆だらけじゃないか。みっともない足だ。教員は学生の手本となるべきであり、これでは人の上には立てんな」
さらに嘉納治五郎は続ける。
「こんな足では世界一のマラソン走者ぐらいにしかなれん」
遠まわしに思いっきり走れと言ってくれている嘉納治五郎に金栗四三は感謝した。
そして嘉納治五郎は、金栗四三に日本初のプロのスポーツ選手になることを指示するのであった。
その後、四三のもとにスヤから手紙が届いた。
手紙には怒り狂う幾江を四三がオリンピックを制覇するまでの辛抱だとなだめていると書かれている。
スヤの思いに四三は感謝し、すぐに返事を書いた。
『これを励みに日々精進します。スヤさんもお体ご自愛下さい』
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