大河ドラマ「いだてん」
第3話「冒険世界」おさらい
この記事では大河ドラマ「いだてん」の第3話「冒険世界」をおさらいしていきます。
特集‼
相変わらずの疾走感だった第3話
大河ドラマ「いだてん」の第3話「冒険世界」どうでしたか?
第2話の視聴率が最悪だったと言われている中で、勝負とも言える第3話では初回に匹敵するぐらいの疾走感で駆け抜けていきましたね。
相変わらず忙しい大河ドラマだよ。ホントに。
いいのか、悪いのかはよくわかりませんが、これまでの大河ドラマとは全く違うことは明らかですね。
NHKは今回の大河ドラマは人気よりも話題性を重視しているらしいのですが、ちょっと展開が急ぎ過ぎたり、あちこち飛んだりで疲れちゃうってのも分かる気がする。
これまでの大河ドラマを見てきた高齢者には「ゴチャゴチャしててよくわからん!」ってなるよね~こりゃ。
正直、私もいままでの展開は不満だらけですが、とりあえず第3話のおさらいと感想です。
この第3話、ゴチャゴチャしてたので簡単にまとめると、
①金栗四三が憧れの嘉納治五郎(役所広司)が校長務める東京高等師範に入学して東京へ。
②すぐに夏休みになり、春野スヤ(綾瀬はるか)と再会して淡い恋心を抱くが、スヤがお見合いすることを知って呆然。
③東京に戻った四三は浅草で開催されていた運動会でマラソンに出会う。
って感じ。
そんな中に、
・四三と共に東京に上がった女好きの美川秀信(勝地涼)が都会の空気にはしゃぎ出し、遊女の小梅(橋本愛)とチョメチョメ。
・三島弥彦(生田斗真)の母・和歌子(白石佳代子)は、自分がモデルになった映画「ほととぎす」を見て大激怒。
・天狗倶楽部は相変わらずのパーリーピーポー。
・古今亭志ん生のパートは、登場人物が増えすぎて意味不明感が加速。
ってのがぶち込まれてました。
肝心の主人公・金栗四三に関しては、春野スヤとや兄の実次(中村獅童)と話すことで東京で熱中すること(マラソン)を見つけるという重要な回だったとは思いますが、他の人物のシーンが面白いというか、話題性があったのでぼやけてしまった感じ。
ま、綾瀬はるかのカワイさは安定して光ってましたが(笑)。
そんなぼやけた四三の代わりに、今回は美川秀信がグイグイ前に出てきてました。
美川は東京に向かう列車の中で、キレイな女性と目が合っただけで調子に乗り、途中下車までしようとするバカっぷりを見せ、さらに東京につけば、学校より先に歓楽街・浅草に足を伸ばそうとする。
それを四三が引き止めれば美川はブチギレし、小梅と遊郭に行って門限破る。
他にも学校の寮にもちこんだ小説「冒険世界」を寮長・永井道明(杉本哲太)に怒られると、四三に罪をなすりつけるというクズっぷりもあった。
いや、マジで同郷とは言え、こんな奴と友達を続けてちゃダメでしょ四三は。
クズだけど、この美川が面白すぎて四三の話がまったく入ってこないわ(笑)。
この大河ドラマは主人公の話は中心にあるけど、ものすごく細いもので、脇を固める人物がかなり肉付けしていくって感じなんだろうね。
前年の大河ドラマ「西郷どん」は完全に西郷隆盛という太い中心を軸に描いていただけに、その違和感はハンパない。
私は「これもアリっちゃアリかな」って立場ですが。
今回は美川秀信と共に、話題に上りそうな人物がもう一人。
前年のお由羅さま(小柳ルミ子)に続いてバケモノ枠で登場した三島和歌子。
「女西郷」とまで呼ばれた和歌子の迫力と、気を使っている女中・シマ(杉咲花)などの周りとのコミカルなやりとりは面白い。
やり過ぎ感もあるけど、薄っぺらい主人公の物語を肉付けしていくには仕方ない。
面白いから許されてるけど、もしこの回だけで和歌子の話が終わってしまうなら、ちょっとどうかな?と思ってしまうなぁ。
まぁ、あれだけのキャラですから今後も何かと物語には絡んでくるんでしょうけど。
さぁ、出番が多いにも関わらず、ほとんど印象に残らなかった金栗四三の物語は今後どうなってしまうのか。
マラソンについに出会ったにも関わらず、正直、まったく興味ないっす(笑)。
周りの人物の面白いところがもっと見たいと思ってしまう第3話でした(笑)。
もっとガンバレよ!金栗四三!
第3話「冒険世界」
深堀り記事
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