大河ドラマ「いだてん」
初回(第1話)「夜明け前」おさらい
この記事では大河ドラマ「いだてん」の記念すべき初回(第1話)をおさらいしていきます。
注目記事!
2019年大河ドラマ「いだてん」
ついに始まった大河ドラマ「いだてん」。
今回はチョンマゲ姿に刀を差した人は誰もいない、現代劇のような雰囲気で、これまでサムライを愛してきた人には抵抗あるかもしれませんね。
初回を見ていても、実際私も「う~ん。朝ドラでもよくね?」となってしまいました。
まぁ初回って、いつも時代背景の説明が多くて、あまり面白くならないのが定番ですが、今回の「いだてん」も完全にそうなってる(笑)。
しょうがないことなんですけど、今回は未来、過去の時代をあちこち行き来していたので分かりにくかったってのが第一印象かな。
もう少し、ゆっくり説明してもらってもいいかなと。
では、「いだてん」の初回おさらいと感想です。
記念すべき初回の冒頭は、ビートたけしが演じる落語家・古今亭志ん生が意味深なことを言い出し、場面は東京オリンピック招致の決定場面へ。
すでにこの時点で、かなり先の話からスタートして、それまでの苦労と努力とかが分からないので、歓喜とか感動という感情は全く沸いてきません。
ただただ、松坂桃李と星野源を無駄遣いするというスタート(笑)。
この二人は阿部サダヲが演じるもう一人の主人公・田畑政治が中心の後半で出てくるんでしょうけど、ここから何カ月も出てこないのはもったいないような気がする。
「東京オリンピック・・・・あぁ・・良かったね」って感想しか言えない。
星野源の無駄遣い!
その後、時代は遡って明治42年へ。
そこで嘉納治五郎は、フランス大使からオリンピック参加の要請をされる。
しかし、嘉納治五郎は東京高等師範学校に戻って、教授たちにオリンピックの話をしても皆が猛反対。
「参加することに意義がある」という、嘉納治五郎の言葉。
確かにその通りなんだけど、この頃オリンピックに出る人への過剰な期待感は相当なもんだったんだろうな。
永井道明が反対していたのも、ちょっとわかる気がする。
だって、現代でもオリンピック選手には過度な期待をして、選手にはプレッシャー与えてますもんね。
「スポーツ=楽しむじゃないのか?何のためのオリンピックなのか?参加することに意義があるって、ただのキレイごとなんじゃね?」と考えさせられます。
このあと、嘉納治五郎は大富豪・三島家のパーティーに出席し、オリンピック参加の意義を語るも誰も相手にしない。
そんな中、酒とスポーツを愛する「天狗倶楽部」がなだれこんで、パーティー会場はめちゃくちゃに。
放送前から期待していたけど、やっぱり「天狗倶楽部」は面白いね。
大隈重信、嘉納治五郎らを前にしてあの騒ぎっぷり。
パリピ感がハンパないわ。
いつもの「時代劇」大河ドラマなら、ここで全員切腹でしょ(笑)。
こりゃ、今年1年の大河ドラマは騒がしいものになりそうだ。
三島弥太郎にも融資を断られた嘉納治五郎は、参加断念を伝えるため再びフランス大使館に行くものの、出来上がったオリムピックのポスターにはためく日の丸を見て感動して「やっぱ出る!」と発言。
あんなに大騒ぎしていた「天狗倶楽部」に協力を求めて、オリンピック予選会の開催を決めてしまう。
そして舞台は、マラソン競技の予選会へ。
どしゃ降りで次々と脱落者が出る中、一番に帰って来たのが金栗四三。
やっと最後の最後で主人公が登場した。
ヘロヘロになり、やっとの思いでたどりついたゴールテープ。
しかし、ここでも、金栗四三のそれまでの苦労と努力とかが分からないので、歓喜とか感動という感情は全く沸きませーん。
今回の大河ドラマの初回は、いつにも増して「前置き」感が強く、丸々1話を使うという荒業。
しかし、説明にこれだけ時間を費やしているのに、時間軸も行ったり来たりするわ、登場人物もめちゃくちゃ出てくるわで、すごく分かりにくかった。
特に古今亭志ん生(美濃部孝蔵)のパートは、現時点では全く意味不明な物語に見える。
ナビゲーター的役割があるくせに、説明をほとんどしてくれないし。
初回に何もかもブチ込まなくてもいいんじゃない?
今回、登場した人物は、これから細かい物語がふんだんに盛り込まれそうで楽しみな反面、1回でも見逃したら誰かの物語に全くついていけない危険があると思う。
全体的な雰囲気もかなりゴッタ返しているので、家事しながらテレビつけてるだけではあっという間に置いてかれるだろうね。
ま、初回だからこんな感じなのかもしれないので、第2回目からはもう少し落ち着いてくるか。
もし、このままの調子だったら感動する場面とか全く無さそうね。
大丈夫かな?この大河
初回(第1話)「夜明け前」
深堀り記事
次回 第2話「坊っちゃん」
【あらすじ】と【期待度】について
【いだてん】あらすじ
【いだてん】人物・キャスト
【いだてん】関連記事