大河ドラマ「いだてん」
第23話「大地」のおさらい
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ツライ・・・ツラすぎる
大河ドラマ「いだてん」の第23話「大地」どうでしたか?
・・・・もうね・・・なんと言ったらいいか・・・・
ツライっす。マジで胸が痛いっす。
前半と後半の落差が余計にツラさを倍増してすよね今回は。
では、第23話のおさらいです。
前半は金八先生ならぬ、金栗先生の学園モノの続きから。
村田富江(黒島結菜)の父親・村田大作(板尾創路)が女子スポーツを認めようとせず、学校を辞めさせられることになった金栗四三。
これに反抗した村田富江たちは教室に立て籠ったというのが、前回までのあらすじでした。
女学生たちが登場してから「いだてん」が面白くなってきてましたよね。
視聴率は相変わらず最低ですが、たしかに前回は神回と呼ぶべき出来だったと思います。
さぁ、この面白い展開でどこまで引っ張るのかなぁ~なんて思ってましたが、今回で意外とアッサリ終わらされちゃいました。
展開早すぎ(笑)。
後半の展開が衝撃的すぎたので、この前半の印象もかなり薄まってしまったよ(笑)
結局、立て籠り事件は村田親子の競争で「金栗先生を辞めさせるか、辞めさせないか」を決めることになり、娘の富江が圧勝して解決。
あんだけ、大騒ぎしてたのに実にあっけない。
正直、視聴者的にもせっかく面白くなってきたのに、もう少し引っ張っても良かったんじゃないかと思った。
ま、今回は落語と絡めた後半がメインだったから、しょうがなかったのかもしれないけど、ココを引っ張っていたら視聴率の改善も見られたんじゃないかな?
さて、今回の問題の後半へつなぐ中盤ですが・・・。
嘉納治五郎先生が東京オリンピック開催のために建てているスタジアムが完成間近となり、これからの夢と希望に満ち溢れる展開の中、なぜかシマ(杉咲花)の娘「りく」が泣いてばかりで、不穏な空気を醸し出してます。
一方、孝蔵の落語パートの方はというと、前回結婚したばかりなのに妻「おりん」が結婚生活に嫌気がさして、こちらも不穏な空気。
正直、私はこの落語パートはどうでもいいんですが、今回は「五りん(神木隆之介)」のこともあったし、まぁ良しとしましょう。
今回は決して笑える落語パートではなかったですが、ビートたけしの離婚報道がタイムリーすぎて「別れちゃいなよ」って、おりんが言われているシーンにはニヤリとしましたね。
さ、問題の後半。
大正12年9月1日、東京を襲った関東大震災。
激しい揺れと、そのあとに襲ってくる大火災。
2日間燃え続けた火災は東京中を焼き尽くし、何もかも奪っていった。
何?この展開・・・重い・・・・。
そりゃ前半の学園モノのことなんか忘れちゃうよね。
そんな中、娘「りく」をハリマヤに預け、浅草で村田富江らと待ち合わせていたシマが行方不明に・・・。
「りく」が泣いていたのはこのせいだったのか・・・。
シマの夫・増野の共に、金栗四三もシマを必死に探すが全然見つからない。
「もうあきらめた方が・・・・」という増野の言葉、必死に励まそうとする四三の言葉に、心が締め付けられます。
見ているのが本当にツライ(涙)。
まさか、あのおちゃらけた「いだてん」がこんな展開になるなんて予想もしなかった。
でも、それが天災ってやつなんでしょうね。
きっと東北のときも、神戸のときも、熊本のときも、幸せな日常が一瞬で変わったんだろう。
すごく、すごく、今、普通に暮らせていることに感謝しなきゃいけない。
でも、増野のような人が、昔も今もたくさんいるんだってことは忘れちゃいけない。
とんでもなく考えさせられる回だった、今回の「いだてん」。
見終わったあとの悲壮感、疲労感がハンパないっすよ、NHKさん。
さて、最後にこれまで謎めいていた「五りん」の出生の秘密が少しわかりましたね。
五りん曰く、「祖母が関東大震災で被災した」とか。
そして出してきた写真が、シマの結婚式の写真。
つまり、五りんはシマの娘「りく」の子なんだ・・・・。
だから、シマの話のときは、五りんが高座に上がって話してたんだね。
本人は知らない設定だろうけど。
いよいよ、これまで散らかしまくってきたクドカンの伏線回収の時がきたようだ。
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