大河ドラマ「いだてん」
第24話あらすじネタバレ
ここでは、平成31年~令和元年大河ドラマ「いだてん」第24話のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第24話
NHK公式 あらすじ
関東大震災により東京は壊滅状態に。治五郎(役所広司)が作った神宮スタジアムは避難所として人々を受け入れる。混乱に疲弊した四三(中村勘九郎)が熊本のスヤ(綾瀬はるか)の元に帰ると、幾江(大竹しのぶ)から思わぬ言葉をかけられる。四三は神宮スタジアムで復興運動会を開催し、スポーツで人々を元気づけるアイディアを思いつく。にぎやかな「復興節」が流れる中、孝蔵(森山未來)の落語が疲れた人々に笑いをもたらす。
大河ドラマ「いだてん」
第24話
あらすじ【ネタバレ注意】
柔よく剛を制す?バカみたいに走る四三
関東大震災による死者・行方不明者は約11万人。
未曾有の大地震で東京は壊滅状態に陥っていた。
有楽町にある東京市庁も崩れ、就任したばかりの永田秀次郎市長は屋外に張ったテントを「青空市長室」として対策を練っている。
嘉納治五郎は永田市長に面会すると、神宮外苑の競技場を避難所として提供することを申し出た。
幸い競技場には建設用資材が残っているため、これを使って避難所を作り、グラウンドも被災者に開放することができる。
この治五郎の英断で「外苑バラック」が建設され、家を失っていた清さんや小梅も入居することになった。
大変な目に遭っていても小梅はたくましいもので、バラックの中で「丸亀屋」の看板を掲げすいとん屋を開いていた。
そこで四三は小梅から促されて、4年ぶりに熊本に帰ることにした。
四三が帰ると家族は皆喜んでくれたが、養母・池部幾江だけは怒っていた。
「なんで今、東京が大変な時に帰ってくるのか?こんなときにこそ東京に残り、弱い人のために尽くさんか!」
声を荒げる幾江にスヤが反論する。
「ずっとふんばってきたとです。たった一人でバカのように東京中を走り回って。周りを笑顔にしてきたとです。ねぇ実次さん?」
急に振られた実次は困り、苦し紛れに叫んだ。
「逆わらずして勝つ!」
一同がキョトンとする中、四三だけが感動している。
「兄上!地震に立ち向かうのじゃなく、利用して最終的に人間が地震に勝てばいいっすよね??柔よく剛を制すってことでしょ?」
ますます意味が分からなくなり、困っている一同に向かって四三は言った。
「今こそバカのように走ればいいのだ」
幾江は呆れた顔をしつつも、すぐに東京に戻ろうとする四三に救援物資を渡し、反対を押し切ってスヤも同行することとなった。
笑っても泣いてもいい
その後、東京に戻った四三は野口源三郎らと共に救援物資を背負って東京中を駆け巡った。
もちろんシマを捜すことも忘れていない。
富江たち女学生も瓦礫の撤去を手伝い、スヤも炊き出しなどを手伝うなど活躍していた。
一方、孝蔵は崩れかけた寄席で高座に上がっていた。
寄席には悲壮感を吹き飛ばそうと人々が詰めかけており、孝蔵の震災ネタは大爆笑をとっていた。
その後、バラックでも落語を演じて爆笑をとった孝蔵。
帰ろうとすると清さんに引き止められ、酒を飲み交わすこととなった。
すると夜になって、孝蔵の耳にはすすり泣く声が聞こえてくる。
清さんはこれを孝蔵に聞かせたかったのだと言う。
「みんな昼間は無理して笑っているんだよ。身内を亡くし、家を失くして辛くないはずがねぇじゃないか。気が済むまで泣いて、こっちは聞こえねぇフリして、明日は何食わぬ顔で『おはよう』って言うんだ。孝ちゃんにはよ。そんな落語をやって欲しいんだよ。笑っても泣いてもいいじゃねぇかって落語をよ」
英雄・嘉納治五郎のスポーツによる復興
神宮競技場の控室、治五郎は大日本体育協会のメンバーを集め、緊急理事会を開いていた。
治五郎はこんな時だからこそ提案したいことがあるのだと言う。
治五郎の提案は、
①来年のパリ・オリンピックには日本選手を派遣する。
②オリンピック予選会として全国陸上競技大会を開催する。
③外苑バラックで復興運動会を開催する。
というもの。
特に③については四三の発案であり、治五郎がこだわっているところだった。
「大人たちがふさぎ込む中、子供たちは変わらず明るく過ごしている。子供たちの笑顔こそ唯一の救いなんだよ。あの子たちにこそオリンピックを見せてやりたい。これがスポーツによる復興じゃないかね?」
この言葉を聞いて反対する理事は一人もいなかった。
しかし、治五郎が外苑バラック自治会に復興運動会を提案すると、自治会長だった清さんが反対してきた。
「ケガ人だっているのに、動けねぇヤツはほったらかしかよ!」
すると話を聞いていた増野が運動会を開催して欲しいと口を挟んできた。
「大々的に宣伝して下さい!もしシマの耳に届いたらきっと駆けつけるでしょうから!」
シマに限らず、行方不明になっている人たちも復興運動会のことを聞きつければ顔を出すかもしれない。
限りなく少ない可能性の話だったが、増野の意見は皆の心を打ち、清さんも納得して開催が決定することになった。
大森安仁子との再会、シマが繋いだ人見絹江と四三の出会い
復興運動会の当日は快晴だった。
そこで運営側の四三は懐かしい人物に再会した。
それは子供たちを連れた大森安仁子だった。
安仁子は夫・兵蔵の死後、私財を投げ打ち新宿に児童福祉施設を作り、慈善活動に尽力していた。
「コノ子たちも震災孤児ナノ。参加シてもOK?」
顔をほころばせて四三は言った。
「もちろん!ウェルカム!」
運動会はさまざまな競技が行われ、可児徳が指導するドッジボールも大いに盛り上がった。
そんな中、バラックの隅で四三はある女性に声をかけられる。
岡山高等女学校の人見絹枝だった。
「去年、増野シマ先生から手紙をもらいまして、走るのは嫌いじゃったけど少しづつ心動かされ、走り幅跳びで日本新記録を出しました。シマ先生にお礼が言いたいのです。」
四三はシマが人見絹枝に送った手紙を読ませてもらった。
そこには女子スポーツ普及へのシマの熱い思いが込められていた。
その後、人見絹江は四三の勧めで女子リレーに参加した。
アンカーの人見絹江は富江とデッドヒートを繰り広げ、同時にゴール。
皆の拍手喝采が巻き起こる中、増野は観客席にニッコリ笑うシマの姿をみたような気がした。
最終種目はオリンピック出場選手による徒競走。
金栗四三、野口源三郎のほか、三島弥彦も出場していた。
四三と弥彦は同時にゴールしたが、四三だけは止まらずにそのまま走り続けていく。
そして四三はケガで参加できなかった人たちのために開かれていた「復興寄席」の中を走り抜けていった。
高座にいた孝蔵は驚き、清さんの「いだてんに続けぇ!」の掛け声で人々は笑顔で駆け出した。
次回 大河ドラマ「いだてん」第25話「時代は変る」あらすじ
大河ドラマ「いだてん」
放送後の感想について
【いだてん】あらすじ
【いだてん】人物・キャスト