大河ドラマ「いだてん」
第23話「大地」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年~令和元年大河ドラマ「いだてん」第23話「大地」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第23話「大地」
NHK公式 あらすじ
四三(中村勘九郎)が免職の危機に。シマ(杉咲花)の提案で富江(黒島結菜)は父の大作(板尾創路)と駆けっこで競走。鍛えた女性は男に勝てると証明する。治五郎(役所広司)はスポーツが育ってきた日本でオリンピックを開催できるよう神宮外苑競技場の完成を急ぐ。方や、孝蔵(森山未來)とおりん(夏帆)夫婦は、貧乏と夫の酒浸りの生活のせいで破局寸前に。そんな折、関東大震災が発生!混乱の中で孝蔵は妻をかばう。
大河ドラマ「いだてん」
第23話「大地」
あらすじ【ネタバレ注意】
女子の勝利
教室に立て籠った富江や梶原たちの前には教員や親たちが集まっていた。
シマは必死に説得を試みるが、男性教員は怒鳴りつけている。
すると梶原が言う。
「処分は受けます。退学でもなんでも」
富江たちは四三の退職に納得がいかず、教員たちを前にしても一歩も引かない。
「走りやすい格好で走って何が悪いの?」
「女らしいって誰が決めるの?」
「どうせ決めるのは男でしょ?」
「くだらない!男が決める女らしさなんて!」
話は平行線のまま時間が過ぎていったが、しばらくして四三は教室内の生徒たちが空腹になっていることを見計らい、豚鍋をおごるからでてくるよう持ちかけた。
すると生徒の一人のお腹が鳴り、笑い声が聞こえてきた。
生徒たちの心も揺れ動き始めた時、富江の父・村田大作が空気を切り裂く。
「富江!親に恥をかかせる気か!出てこい!」
一瞬で教室内の空気は張りつめる。
さらに大作は続ける。
「女子は運動などしなくていい!運動させる教員はクビだ!」
この横暴な大作の言葉に近くにいたシマがキレた。
「女の体は男が思っているほどヤワではありません!」
すると大作も反論する。
「医者の私が、女子の体は運動に適していないと言っている!」
どんなに鍛えても男子にかなうわけがないと主張する大作。
するとシマは富江と競争していればいいと提案した。
売り言葉に買い言葉、大作はこの提案を受け入れざる負えなくなった。
富江が勝てば四三の退職は取り消しという条件である。
かくして行われた親子競争は富江の圧勝。
生徒たちは抱き合って喜び、四三も退職を免れることとなるのであった。
治五郎の夢、神宮競技場完成
大正12年(1923年)の春、四三とシマはミルクホールで嘉納治五郎と会った。
そこで治五郎は神宮外苑に夢であった競技場が夏には完成すると話す。
「東京でオリンピックを開く準備は万端だ!」
シマは自分の娘たちが走ることができると未来に期待を膨らませていた。
そんなシマに四三は「シマちゃんだって走ることができる」と声をかけ、治五郎も女子スポーツが世界的に普及し始めていることを告げる。
「夜明けはもうすぐばい!シマちゃん!」
女子スポーツの黎明の鐘がついに鳴り始めていた。
孝蔵はおりんと結婚しても、相変わらずの生活を続けていた。
酒浸り、借金の果てに夜逃げまでする孝蔵一家。
「あぁ~だまされた~芸人の女房なんかコリゴリだ~」
引っ越し先に訪れてくれた小梅におりんはグチをこぼすのであった。
9月1日、二学期の始業式のあとで四三は治五郎に神宮競技場を案内してもらうことになっていた。
シマも一緒に行くつもりだったが、四三がうっかり伝え忘れてたため、シマは富江たちと浅草オペラを見に行く約束をしていた。
メインスタジアム収容人数15,000人。
芝生席の収容人数40,000人
初めて立った神宮競技場で四三は圧倒される。
「本当に作ってしまわれたのですね・・・走ってみてもよかですか?」
そう言って四三はトラックを走り始めた。
一方、浅草に着いたシマは一人で凌雲閣の展望台にいた。
展望台からは今まさに四三が走っている神宮競技場も見渡すことができる。
シマは感激し、心ふるわせていた。
シマ死亡?関東大震災
この日、夜の高座までヒマを持て余していた孝蔵は博打を打ちに行こうとしていた。
しかし、家を出ようとしたところで経験したことのない揺れを感じた。
大正12年9月1日午前11時58分・・・・関東大震災である。
孝蔵はおりんが止めるのも聞かずに表に飛び出し、「もたもたしてると東京中の酒が地面に吸われちまう!」と言って酒屋に駆け込んでいく。
店主が逃げ出した酒屋で、思う存分酒をあおる孝蔵。
余震が続く中、酒瓶を片手に帰ってきた孝蔵におりんが言った。
「こんなときにどこほっつき歩いてんのよ!あたしゃ身重なんだよ!」
驚いた孝蔵は酒瓶を落とし、酒は地面に吸われてしまった。
幸い、神宮競技場周辺の被害は軽く、グラウンドにいたこともあって四三と治五郎は無傷だった。
四三が帰宅するとハリマヤの店内はグチャグチャだったが、店主・黒坂辛作も無事でシマの娘・りくも側にいた。
シマは浅草に出かける際にりくを預けていたのだ。
その後、余震が続く中、四三はシマを探しに浅草に向かう。
そんな間にも東京中は地震後の火災が襲い始めていた。
四三が浅草に着くと、そこは瓦礫だらけだった。
医者だった富江の父・村田大作も必死に救護活動をしている。
そこに不安そうな顔をした富江がやってきて四三に言った。
「シマ先生、見なかった?12階(凌雲閣)で正午に待ち合わせしていたんです。」
これを聞いた四三が見上げると、そこには目を疑う光景が。
凌雲閣は8階で崩れ、残った部分も火事で焼失している。
その後、四三はりくを連れた増野と共にシマを捜し続けた。
被災者が溢れる中、尋ね人の張り紙まで作ってシマの名前を呼び続るもシマは見つからない。
そのうち、増野は「りく」の名前はシマが「陸上」からとったのだと感傷的になってくる。
そんな時、清さんが人力車を引いてやってきた。
事情を聞いた清さんは一緒に捜してやると言い、増野からシマの写真を預かっていった。
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