大河ドラマ「いだてん」
第22話「ヴィーナスの誕生」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年~令和元年大河ドラマ「いだてん」第22話「ヴィーナスの誕生」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第22話「ヴィーナスの誕生」
NHK公式 あらすじ
東京府立第二高女では、四三(中村勘九郎)の熱血指導によって女学生たちがスポーツに打ち込んでいた。教え子の富江(黒島結菜)たちは全国的なスポーツアイドルとなるが、その前に日本女性離れした見事な体格の人見絹江(菅原小春)が立ちはだかる。四三の指導を手伝うシマ(杉咲花)も大きな悩みを抱え、それをスヤ(綾瀬はるか)に打ち明ける。真打昇進後も荒んだ生活を送る孝蔵(森山未來)には見合い話が舞い込む。
大河ドラマ「いだてん」
第22話「ヴィーナスの誕生」
あらすじ【ネタバレ注意】
クズ野郎・美濃部孝蔵の縁談
武者修行の旅から戻った美濃部孝蔵は借金取りから逃れるためにたびたび高座名を変えていた。
大正10年(1921年)、孝蔵は師匠の古今亭馬生と上野の寄席「鈴本」の席亭から真打昇進を打診されるが、貧乏すぎてお披露目の際に着る羽織すら持っていない。
すると馬生から新しい羽織を手渡された。
それは小円朝一座で孝蔵を共に旅をしていた三遊亭万朝が半年前に馬生に贈ってきていたものだった。
この羽織に添えられた手紙にはこう書いてある。
「孝蔵はどうにもならん奴だから着物にすら困っていると思う。だから羽織を作ってやったが早く渡してしまうと質に入れてしまうでしょう。すぐには渡さず、大事な時に渡してください。」
こうして孝蔵は着物を手に入れ、昇進できることになった。
しかし、大事なお披露目の際、孝蔵は寝間着姿で高座にあがることになる。
その着物すら質に入れ、酒に使ってしまったのだ。
その後、孝蔵は真打「馬きん」と名乗ることになるが、いつまで経ってもうだつがあがらず貧乏暮らし。
そんな時に小梅と清さんが縁談話を持ち掛けてきた。
小梅は「所帯を持たず、いつまでも独り身だから何も変わらないの」と孝蔵を叱り、高田の馬場の下宿屋の娘・おりんを縁談相手に薦める。
しかし、孝蔵は「自分のところに来る奴なんていやしねぇ」と言い放った。
そんな折、縁談相手・おりんとその父親・清水亀次郎は孝蔵の人柄を確かめに高座を見にいき、納得した上で縁談を進めようとしていた。
人見絹枝
金栗四三は日本初の女子テニス大会を計画し、運営を行っていた。
大会を成功に導いたことで四三の人気は上がり、放課後の陸上の指導には生徒たちが徐々に増え始めていった。
一方、テニス大会で活躍した村田冨江と梶原のペアは岡山高等女学校への遠征試合が決まった。
二人はハリマヤのミシンを借りてフランスのテニスプレイヤーをまねたユニフォームを自作し、少し浮かれている。
しかし、二人は岡山高等女学校の人見絹枝によって悔し涙を流させられることになる。
日本人離れした長身に桁外れの身体能力を持つ人見絹枝は、岡崎選手をペアを組んで冨江・梶原ペアをコテンパンに叩きのめしたのだ。
試合後、シマは強さの秘訣を尋ねると人見絹枝はこう答えた。
「勝ちたいと思ったことがねぇんです」
人見絹枝は勝てばバケモノだと騒がれてしまうから本当は負けたいらしいが、わざと負けるのはシャクだから手を抜かずにやると勝ってしまうのだという。
これを聞いたシマは人見絹枝の才能に惚れ、卒業後に東京に来て四三から陸上の指導を受けることを勧めた。
しかし、人見絹枝は「文学が好きじゃけぇ」とキッパリ断るのであった。
シマの妊娠と二階堂トクヨの覚悟
試合には負けた冨江・梶原であったが、思わぬところで人気が出始める。
手作りのユニフォームが世間で話題になっていたのだ。
日本橋の百貨店では「村田梶原式ユニフォーム」として商品化もされ、冨江たちはアイドル的存在になっていった。
この頃から冨江たちは雑誌で見る西洋人の足のキレイさに憧れを持つようになり、四三に頼んで陸上の指導を受けるようになる。
四三も大いに喜び、指導を張り切っていると、さらに喜ばしい話が飛び込んできた。
シマの懐妊したというのだ。
妊娠が分かったシマは恩師の二階堂トクヨに報告しに行っていた。
すると、トクヨは「私は女子体育と心中する覚悟を決めましたわ」と言い、新しい学校の創設を考えていた。
その後、トクヨはその言葉どおり、全寮制のに二階堂体育塾(のちの日本女子体育大学)を設立するのである。
同じころ、孝蔵とおりんはなんだかんだで祝言を挙げ、おりんの家族、小梅、清さんらに祝われていた。
しかし、クズ野郎の孝蔵の性格は治っていない。
祝言が済むと同時に孝蔵は祝儀袋を片手に遊郭へと出かけていくのであった。
話題になった富江の足
この年には熊本でスヤが長女・正子を産み、シマも長女・りくを産んだ。
四三はりくを連れてきたシマに女子陸上競技大会を計画していることを告げた。
「夢のオリンピックへの第一歩たい!シマちゃんにも出てほしか!」
張り切る四三をよそに、シマは思いがけない言葉をかける。
「私なんかより人見絹枝さんを出場させて下さい。」
シマは人見絹江の才能に惚れ込んでいた。
そしてシマは「バケモノ」とバカにされることを嫌う人見絹枝の心を変えようと、何度も手紙を送り出場を促すのであった。
秋、四三が主催した女子陸上大会が開催された。
記者たちも多く集まったが、グラウンドには人見絹枝の姿はなかった。
そんな中、出場していた富江がちょっとした事件を起こす。
新しいスパイクがきついと思った富江は観客席の前で靴下を脱ぎ捨て、素足にスパイクを履いてレースに挑んだのだ。
結果、富江は50m、100m、50m障害で優勝。
ざわめく観客席。しかし、それは素足をさらけだした好奇の目でもあった。
四三の怒りと生徒の反乱
その後、富江の父・村田大作が校長室に乗り込んできた。
「大切な娘を学校に入れたのは人前で足をさらけ出すオテンバにするためではない!」
大会で注目を浴びた富江の姿はブロマイドとして浅草でも売られていたのだった。
新聞記事にもなっていたことで他の親たちも四三を非難し始める。
四三を解雇しなけば、娘を退学させるとまで言われた四三は、大作に向かってキレた。
「女が足ば出してなんが悪かね!」
日本記録まで出した娘を褒めようともしない大作に四三は怒っていた。
「あんたたちがそぎゃんだけん、女子スポーツは普及せん。いつまでもヨーロッパに勝てんとです!」
しかし、この声は大作には響かなかった。
大作はさらに四三への怒りを増幅させ、退職を求める署名運動まで起こしたのだ。
そして四三は校長から退職を促されることになった。
落ち込む四三が校長室から出た時、シマが飛んできた。
「金栗先生!大変です!」
教室では富江たちが四三の退職を取り消そうとバリケードを築いて立て籠っていたのだった。
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