大河ドラマ「いだてん」
第18話「愛の夢」おさらい
この記事では大河ドラマ「いだてん」の第18話「愛の夢」のおさらいと感想を書いています。
女子の乱!
大河ドラマ「いだてん」の第18話「愛の夢」どうでしたか?
なんか「愛の夢」という題名を聞いて、四三とスヤのイチャイチャ話の1時間かな~なんて思っていたら、今回は他にも色々ボリュームあって見ごたえ抜群でしたね。
相変わらず私は落語パートについては否定派ですが、今回ばっかりは清さんの見せた男気に感動させられました。
では、「いだてん」第18話のおさらいと感想です。
今回は登場人物も多く、様々な話が絡み合って展開していました。
まずは主人公の金栗四三の周辺のお話。
前回の終わりに妻のスヤさんの妊娠が分かり、父親としての自覚が出てくるのかなぁ~なんて予想していたが、そこは天下一のマラソンバカ。
ひたすら練習ばっかりで、マラソンを走り切るための足袋の改良を播磨屋さんにお願いしてます。
そんな中、同級生の美川秀信(勝地涼)をちょっとしたことから匿うことに。
この美川秀信、最近めっきり登場してこなかったけど、どうやら遊女の小梅(橋本愛)とうまくやっていたようで。
でも、小梅はヤクザ者とも関係あったことから、身の危険を感じて金栗四三の下宿先(播磨屋)にきちゃった。
四三が引きこもった時には他の同級生たちはちゃんと心配してくれてたのに、美川だけは全然、顔を見せてなかった。
自分が危なくなった時だけ、顔を見せる美川秀信はもはやクズです(笑)。
でも、この美川秀信が居候中に四三の日記を勝手に見ていたことから金栗夫婦の危機を救うことにもなる。
出産間近のスヤさんが上京してきても、練習ばかりの四三は全くお構いなし。
というか、四三はスヤさんが上京してきたことすら気づいてない様子。
ここで最近、強い女性に変貌してきたスヤさんは家にいない旦那のグチを美川にブチ撒ける。
さすがの美川もちょっとヒキ気味(笑)
でも、そもそもスヤさんは上京することを四三に知らせていたのかな?
知らなかったら家で出迎えることもできないし、ちょっと今回ばかりは四三がかわいそうな気もする。
しかし、このスヤさんの怒りは美川が差し出した四三の日記で収まっちゃう。
よく分からんが、とりあえず夢でオリンピックで金メダル獲って皆にスヤさんを妻として紹介するを見たんだと・・・。
・・・うん・・・どうでもいい・・・・(苦笑)
こんな夢を日記に書いた四三もどうかしてると思うが、これで機嫌が直っちゃうスヤさんもスヤさんでどうかしてるよ(笑)。
何はともあれ、大事に想われていると感じたスヤさんはその日の内に熊本に帰ることに。
いくら練習の邪魔をしたくないからって、別に帰らなくてもいいと思うけどなぁ・・・。
だって「奥さん来てたよ」って、後で聞いたら余計に練習に集中できなくなるやん。
案の定、四三は帰宅後にスヤさんが来てたことを聞いて追っかけてるし。
何はともあれ、お互いの愛を再確認した金栗夫婦。
熊本に戻ったスヤさんは、速攻で「正明」という名の長男を出産しちゃう。
相変わらず、こういうところの展開が早いよねこのドラマ。
一方、四三はスヤさんのご機嫌を取り戻して安心したのか、マラソンバカに拍車がかかり、日本国中を走り回って「もはや日本に走る道なし」なんて言う始末。
スヤさんは美川に「あの人(四三)はマラソンやるために私の一緒になったのか?」なんてディスってましたが、正にその通りでしょ。
子供生まれても顔も見せず、「勝手に育てといて」って感じやん四三って。
マラソンでは金メダルを目指せる日本一のランナーだったかもしれないけど、完全に父親としては失格でしょ。
ちょっとした言葉で喜んじゃってスヤさんは甘やかしすぎなんじゃない?四三のことを。
だから調子乗って、バカみたいに走ってるんだよ。
さてこの金栗四三、今回の最後には「駅伝VSマラソン」という訳の分からないレースを計画し、学生ランナー多数に自分ひとりで立ち向かうことに。
ここまでくると、もはやバカを通り越してるよね。
当然このレースは四三が負けるわけだけど、一体この人何がしたいのか。
人間の限界に挑戦したいとか言ってたけど、自分の興味だけで計画したのかこの企画。
つきあわされた周りの人々も可哀そうだよ。
唯一、このレースで喜んでたのは、四三のお願いでしぶしぶ改良した足袋が破れなかった播磨屋の黒坂辛作だけ。
「破れなかったぁぁぁ!勝ったぁぁぁ!」
足袋が足袋であることにこだわっていた黒坂辛作だけど、これで「シューズ屋」として開眼しちゃうのかな?
はい~。これでついに日本固有の伝統文化の一つが失われました(笑)。
・黒坂辛作
で、今回はこの金栗四三たちだけでなく、他の人たちも色々とあったようで。
まずは四三の向かいに住む、元三島家の女中・シマちゃん。
四三のところに転がり込んできた美川秀信には、よく分からない言葉をかけられ大パニック。
シマ、そいうかなりヤベェ奴だから、マジで気をつけて(笑)。
そんなシマは向かいのマラソンバカに触発されてか、早朝にランニングを開始する。
「女子にもスポーツを!」
心の叫びが聞こえてくるようです。
そして、そんなシマを後押しするように東京女子高等師範学校でも女性たちの反乱が。
スウェーデン体操を推し進めている「ミスター肋木」こと永井道明の弟子だったはずの二階堂トクヨは、日本の女性の服装を否定し「チュニック」という洋服で女学生たちにダンスを教え、永井に対して「あんたは古い!」と一喝。
まさかの弟子の裏切りにさすがの永井もアタフタ。
こうして着物という日本固有の伝統文化の一つが失われました(笑)。
ここでよく分からなかったのが、アメリカ留学から帰って来ていた可児徳さん。
完全にアメリカかぶれしてて、調子に乗ってシマたち女学生に教鞭をふるってたけど、たいしたことは何も言っていないという(笑)。
肋木の永井、チュニックの二階堂につづく第3勢力なんて紹介されていたけど、この人は何を進めていきたいのか?
そもそも第3勢力になりえる内容なのか?
たぶん、これドラマ面白くするためのオマケみたいなもんだな。
適当な使われ方の可児さん、ホントお疲れ様っす(笑)。
最後に紹介するのは私が前から否定している古今亭志ん生の落語家パート。
この「いだてん」は前後半に別れて主人公が替わるという、これまでの大河にない特別な試みですが、おそらくこの古今亭志ん生の話は1年間を通して描かれるはず。
しかも、これまでを見ていると脇役のわりにかなりの時間を割いている。
もうさ、これって古今亭志ん生がほぼ主人公って言っちゃっていいんじゃないの?
そういうところが、私がこの落語家パートにイマイチ乗り切れないところなんですよ。
愚痴はここまでにして、今回の古今亭志ん生(美濃部孝蔵)はというと、浜松で師匠の死を乗り越えて久しぶりに東京に戻って来てました。
しかし、昔馴染みの人力車夫・清さんと再会を果たすものの、なぜか清さんは浮かない顔。
理由は、美川とひっついていた小梅のせい。
小梅はヤクザ者とも関係があって逃げていた。
しかも、駆け落ち相手は美川ではなく、「朝太(孝蔵)」だとウソをついていた。
このためヤクザ者から追われることになった孝蔵。
清さんの手助けで何とかヤクザ者から逃れることになるわけだけど、その時の清さんがカッコよすぎる。
「三遊亭朝太(孝蔵)は日本一の噺家になる。そう俺は踏んでる。だから孝ちゃん。逃げろ!走れ!」
ヤクザ者に殴られながらも、孝蔵を逃がそうとする姿には感動しちゃいました。
今回は五りん(神木隆之介)とかちーちゃん(川栄李奈)なども登場機会が多かったけど、清さんが全部持っていったね。
ま、基本この人たちの話はいらないと思うけどね(笑)。
第18話「愛の夢」
深堀り記事
第18話「愛の夢」
勝手にMVP
今回のMVPは清さんと迷ったけど、シマかな。
基本的にかわいらしい上に「女子が体育をして何が悪い」という芯の強さも持っている。
しかも、クスリと笑わせる場面にも登場し、お笑い担当としてもこれまで活躍してきてたよね。
このシマというキャラクター全て完璧にこなしている杉咲花ってマジでスゴイ女優さんなんじゃないかな。
これからも応援したくなりました!
次回 第19話「箱根駅伝」
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