大河ドラマ「いだてん」
第13話「復活」おさらい
この記事では大河ドラマ「いだてん」の第13話「復活」のおさらいと感想を書いています。
ラザロの死とオリンピック
大河ドラマ「いだてん」の第13話「復活」どうでしたか?
金栗四三が棄権に至った経緯が明らかになってスッキリする回でしたが、ラザロの死のインパクトが強すぎて(泣)
では、第13話のおさらいと感想です。
前回、レース中に行方不明になり、記憶を失くしてしまった金栗四三。
通訳のダニエルと共にコースを歩くと記憶が徐々に蘇ってきます。
結局、四三は17マイル地点、いつも練習で道を間違えていたところで、幼い自分の幻覚を見てコースを離脱。
意識朦朧のまま、ペトレ家のお茶会に乱入して命を助けられていました。
ちなみに、この四三を助けたペトロ家の人々、その後も四三と交流があって、現在でも金栗四三の子孫との絆は続いているそうですよ。
マラソンは残念な結果に終わりましたが、素敵な話だと思います。
やっぱり、スポーツは競技内だけでなく、他でも色んなドラマを生むものなんですね。
さて、全てを思い出した金栗四三。
宿舎に戻ると、三島弥彦から驚愕の事実を聞かされます。
それは四三が足袋をプレゼントし、レースではデッドヒートを繰り広げていたポルトガル代表のラザロ選手が亡くなったこと。
四三は17マイル地点でコースを間違えた時、ラザロは必死で「NO!」と正しいコースを示していました。
あんな優しいラザロが亡くなってしまうなんて・・・
四三もあの時、幻覚を見ていなかったら死んでいたのでしょう。
あのコースの間違いが生死を分けることになろうとは。
ラザロの死を聞いて、四三はその方が良かった的な発言をしましたが、弥彦から「死んだらもう走れないんだよ!」とピシャリ。
日本にいた時はただのパーリーピーポーだった弥彦が、オリンピックでホントに大人になっていることにビックリです。
このストックホルムで一番成長したのは明らかに三島弥彦ですよね。
一方、監督として責任を感じていた大森兵蔵は病床で失意の内にあった。
そして4年後は自分はこの世にいない的な発言をする。
何もできなかったと自分を責める兵蔵に、嘉納治五郎は「オリンピック式陸上運動競技法」を記したことが一番の遺産だよと言ってくれる。
「遺産」って(笑)
こんなあからさまに死亡フラグ立ちますか?(笑)
完全に治五郎先生、この人死ぬって思って話してますやん。
あ~かわいそう・・・安仁子の寂しそうなまなざしが実に悲しい・・・・
大森兵蔵が残した「50年後の若者のために」の言葉、いまの日本人のスポーツでの躍進はこういう人が地道に積み重ねてきたからあるんですね。
選手だけが日本のスポーツ史を作ってきたわけではないと、兵蔵を見て改めて実感しました。
さて、その頃日本では美濃部孝蔵(三遊亭朝太)の初高座が近づいていた。
で、孝蔵が何したかったっていうと、清さんからもらったせっかくの着物を質に入れ、晴れの舞台に酒を飲んで上がり、途中でバタリと倒れて噺は終了。
はい。クズです。この人。
正直・・この話どうでもよくね?
清さんなんかは四三とちょっと絡んでましたが、肝心の孝蔵がここまできても四三と絡んでこないので、全く違うドラマを間に差し込まれている感じがする。
落語ファンにはいいかもしれませんが、興味のない人には落語の押し売りって感じがする。
「富久」とか言われても知らんし。
唯一、興味持ったのは美川秀信と小梅がいつのまにかくっついっていたことぐらい。
グダグダの落語パートより、こっちの話の方が気になるわ。
その後、舞台は再びストックホルムへ。
嘉納治五郎はオリンピック初の死者を出したことで4年後の心配をしていたが、IOC総会で「ラザロのためにも4年後もオリンピックを開催する」との決定を聞く。
そして金栗四三はラザロの亡くなった場所に花をたむけ、他国の選手から「4年後に」との再会を約束する言葉を聞く。
ラザロの悲劇がオリンピックをさらに結束の固いものにするという素晴らしい光景には感動しかありません。
志半ばで亡くなったラザロも、きっと天国で微笑んでくれてることでしょう。
で、気になったんだけど四三の渡した足袋はポルトガルの遺族に送られるのかな?
だとしたら、ラザロの家族は「ナニコレ?」状態だろうな(笑)
そして閉会式を待たずに帰国する四三たちは、大森夫妻の部屋に立ち寄り、兵蔵の最後の出番が。
起き上がることもなく、ただ手だけをグッとあげる兵蔵。
四三たちが去ったあと、涙を流す安仁子。
さようなら大森兵蔵。
安仁子との掛け合いとかが面白くて楽しみだったから本当に残念・・・。
せめて安仁子の方はこのあとも引き続き登場させて欲しいな~。
「フォーティースリー!久しぶり!」って感動の再会とかして欲しいよ。
シャーロットさん、かわいいし(笑)
これで「いだてん」金栗四三編の前半「オリンピック編」が終了し、来週は一週お休みして再来週から後半の「女子スポーツ」編ですか。
今回は豪華なキャストを次から次へと出してくるから、それはそれで楽しみだけど、まだまだ年末までには時間があるから、どうか播磨屋の二の舞だけはやめてね(笑)。
第13話「復活」
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第13話「復活」
勝手にMVP
今回はMVPはラザロ選手ね。
ラザロの死があったからこそ、オリンピックの絆は深まり、現在にもつながっている大会となった。
もちろん、ラザロの死を無駄にしないとしたクーベルタンさんとかが必死で努力したこともあるんだろうけど。
本編終了後の「いだてん紀行」では、ラザロを記念したマラソンが今でもポルトガルであるとかちゃんと教えてくれたので、少し救われた気がしました。
次回 第14話「新世界」
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