大河ドラマ「いだてん」
第36話「前畑がんばれ」あらすじネタバレ
ここでは、平成31年~令和元年大河ドラマ「いだてん」第36話「前畑がんばれ」のあらすじ・ネタバレについて書いていきます。詳細なネタバレもあるので先の展開を知りたくない方は、【ネタバレ注意】はご遠慮下さい。たまに、私がところどころふざけてセリフや文章を考えて書いているところがありもすが、決して本編の大河ドラマ「いだてん」ではそのようなことはありません。なお、放送後の感想については、別ページで書いていきますのでそちらもよろしくお願いします。
前回 大河ドラマ「いだてん」のあらすじ
大河ドラマ「いだてん」
第36話「前畑がんばれ」
NHK公式 あらすじ
前回大会の雪辱を期す前畑秀子(上白石萌歌)は、経験したことのないプレッシャーと闘う。日本中から勝利を期待する電報がベルリンに押し寄せ前畑を追い詰める。レースを目前にアナウンサーの河西三省(トータス松本)が体調を崩すが、田畑(阿部サダヲ)は前畑勝利を実況すると約束した河西の降板を断固拒否する。そして迎える決勝。ヒトラーも観戦する会場に響くドイツ代表への大声援。オリンピック史に残る大一番が始まる―
大河ドラマ「いだてん」
第36話「前畑がんばれ」
あらすじ【ネタバレ注意】
前畑秀子へ政治のプレッシャー
前畑秀子はロサンゼルスで金メダルを逃したあと、悔しさをバネに過酷な練習を続けてきた。
一緒にオリンピックを戦った松澤初穂をコーチとし、自分の持つ世界記録を3度も更新した前畑秀子でさえ、押しかかるプレッシャーに苦しめられていた。
ベルリン・オリンピックでの最大のライバルは、ドイツのマルタ・ゲネンゲル選手だ。
ゲネンゲルも自国開催、ナチスの権威を示すために相当な重責を担っている。
大会前、二人は互いに世界記録を更新し続け、どっちが勝ってもおかしくない状況にあった。
200m平泳ぎの予選、前畑秀子は世界記録を大幅に縮めて準決勝進出を決めるが、それでも前畑秀子は松澤初穂に弱音を吐いた。
「これが決勝やったら、アカン!」
すると、田畑政治が男子選手を叱りつける声が聞こえてきた。
「どうなってんだよ!遊佐!新井!このタイムじゃ、メダルどころか入賞も無理じゃんね。頼みの綱は前畑だけかぁ!」
政治はその言葉を前畑秀子に聞かれていたのを気づき、必死で取り繕う。
「だ、だいじょぶ、だいじょぶ~。記録なんか気にしなくていいんだからね。」
負けられない前畑秀子とゲネンゲル
翌日の準決勝では前畑秀子はタイムを落としたものの決勝に進出。
前畑とは逆にゲネンゲルはタイムを縮めて、万全の状態で決勝にコマを進めた。
決勝の前夜、前畑秀子の部屋に松澤初穂と同僚の小島一枝がやってきた。
そして小島一枝がロサンゼルスでの前畑秀子の行動を思い出す。
「ロサンゼルスでさぁ。お守り飲んだよねwww」
そして元気づけようと流行中の「東京ラプソディ」をかけ、皆で踊った。
仲間の気遣いに感謝しつつ、前畑秀子は亡き両親へ優勝を祈るのであった。
決勝戦、前畑秀子は控え室でお守りを握って必死に祈っていた。
そこに政治と通訳・ヤーコブがやってくる。
「おい、前畑!何やってんだぁ」
政治が滑って転んでいる隙に、前畑秀子はまたしてもお守りを飲み込んだ。
「これでウチは一人やない。日本人みんなで泳ぐんや。」
その頃、ゲネンゲルの控室ではヒトラーが直々に激励に訪れていた。
前畑秀子の金メダル
負けられない二人の戦い。
観客席に姿を現したヒトラーに促されるように「マルタ」コールが起こる。
実況席では河西三省アナがマイクに向かい、ついに号砲が鳴った。
レースは前畑秀子がわずかなリードを保ち、最後のターンを終えてゲネンゲルとの一騎打ちに。
「前畑ガンバレ!前畑ガンバレ!」
総立ちになって盛り上がる観客。
河西も実況を忘れて「がんばれ」を連呼している。
その興奮はラジオの向こうの日本にも届き、四三やスヤ、日本中がラジオに向かい「がんばれー!」と叫ぶ。
「あと3メートル!2メートル!あっ!」
前畑秀子がタッチして顔を上げるとゲネンゲルと目が合った。
そして次の瞬間、政治が叫んだ。
「勝ったぁー!」
観客席からは割れんばかりの「マエハタ!」の大歓声が沸き起こっていた。
控室に戻った前畑秀子は、これまで支えてくれた松澤初穂、小島一枝と喜びを分かち合っていた。
すると政治が、実況中継をしていた河西三省アナを連れてきた。
「すいません。少々熱くやりすぎました。あれは実況じゃなく応援放送です~。次の東京では・・・」
河西の言葉を遮るように前畑秀子は言った。
「次はありません。ウチ、このオリンピック大好きになりました!」
前畑秀子の満面の笑みでベルリン・オリンピックは閉幕を告げた。
不安的中
閉会式、治五郎は4年後の東京開催にむけて五輪旗を受け取る。
しかし、副島道正は嘉納治五郎の様子がおかしいと感じていた。
いつもの豪快さが、すっかり大人しくなっていたからだ。
副島道正はこれから背負う東京開催の重責に、さすがの治五郎も押し潰されそうなのだと思った。
やがて帰国し、オリンピック組織委員会が発足すると、その副島道正の不安は現実のものとなる。
各界の大物たちが顔を揃え、意思疎通がうまくいかず、それぞれが勝手な意見ばかりを主張するのだ。
そして副島道正は治五郎の発言にも不安を覚えていた。
「オリンピックは国家的事業です。今の日本を世界に広く見せつけるのです。」
治五郎の発言はヒトラーが行ったベルリン・オリンピックの方針に似ている。
政治もベルリンで通訳だったヤーコブが自殺がしたことを知って、ドイツの模倣になることに不安を覚え始めた。
そんな時に盧溝橋で日本軍と中国軍が衝突する事件が起き、日中戦争が始まってしまうのである。
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